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公開番号2024029342
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-06
出願番号2022131543
出願日2022-08-22
発明の名称処理装置
出願人株式会社小森コーポレーション
代理人個人
主分類B41F 23/08 20060101AFI20240228BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】シートに付着している付着物の厚みを減らすことと、付着物の表面が平滑になってシートの被処理部に光沢感を付与することが可能な処理装置を提供する。
【解決手段】
シート4を保持して搬送する印刷胴16(搬送装置)と、印刷胴16に保持されたシート4の処理面に処理を施す第1~第4のインクジェットヘッド22~25、インキ乾燥手段27(処理装置本体)とを備える。インキ乾燥手段27よりシート4の搬送方向下流側に設けられ、シート4の処理面を押圧する第1、第2の押圧胴41,48(押圧手段)とを備えている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
シートを保持して搬送する搬送装置と、
前記搬送装置に保持されたシートの処理面に処理を施す処理装置本体と、
前記処理装置本体よりシートの搬送方向下流側に設けられ、シートの処理面を押圧する押圧手段とを備えていることを特徴とする処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の処理装置において、
前記処理装置本体は、前記搬送装置に保持されたシートの処理面にインキを吐出する複数の印刷ヘッドと、
前記印刷ヘッドよりシートの搬送方向下流側に設けられ、シートに付着した前記インキを乾燥させるインキ乾燥装置とによって構成されていることを特徴とする処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の処理装置において、
シートの表裏両面がそれぞれ印刷面となる両面印刷と、シートの一方の面が印刷面となる片面印刷とを実施可能に構成され、
前記押圧手段は、
両面印刷時にシートの一方の印刷面を押圧する第1の押圧手段と、
両面印刷時にシートの他方の印刷面を押圧するとともに片面印刷時にシートの印刷面を押圧する第2の押圧手段とによって構成されていることを特徴とする処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の処理装置において、
さらに、
片面印刷と両面印刷とのいずれか一方の印刷モードに切替えられる制御装置と、
前記インキ乾燥装置よりシートの搬送方向下流側に位置して、前記制御装置の印刷モードに応じてシートの搬送先を切替える搬送経路切替手段とを備え、
前記搬送経路切替手段によるシートの搬送先は、
前記制御装置の印刷モードが両面印刷の印刷モードであってシートの片方の面のみに印刷が終了している場合にシートの表裏を反転させて前記搬送装置に戻す反転機構と、
片面印刷の印刷モードである場合、もしくは両面印刷の印刷モードでシートの両面に印刷が終了している場合に、シートを排紙する排紙機構とであることを特徴とする処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の処理装置において、
前記第1の押圧手段が前記反転機構に備えられ、
前記第2の押圧手段が前記排紙機構に備えられていることを特徴とする処理装置。
【請求項6】
請求項4に記載の処理装置において、
前記第1の押圧手段と前記第2の押圧手段とが前記排紙機構に備えられていることを特徴とする処理装置。
【請求項7】
請求項5または請求項6に記載の処理装置において、
前記反転機構は、
前記搬送経路切替手段からシートを受け取る反転側渡胴と、
前記反転側渡胴からシートを受け取る反転前胴と、
前記反転前胴に搬送されるシートの紙尻をくわえて前記搬送装置に戻す反転手段と
から構成されていることを特徴とする処理装置。
【請求項8】
請求項7記載の処理装置において、
前記排紙機構は、
前記搬送経路切替手段からシートを受け取る第1の排紙側渡胴と、
前記第1の排紙側渡胴からシートを受け取る第2の排紙側渡胴と、
前記第2の排紙側渡胴からシートを受け取り排紙する排紙手段と
から構成されていることを特徴とする処理装置。
【請求項9】
請求項5または請求項6に記載の処理装置において、
前記排紙機構は、
前記搬送経路切替手段からシートを受け取る第1の排紙側渡胴と、
前記第1の排紙側渡胴からシートを受け取る第2の排紙側渡胴と、
前記第2の排紙側渡胴からシートを受け取り排紙する排紙手段と
から構成されていることを特徴とする処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを押圧する押圧手段を備えた処理装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、シートに何らかの物質を付着させる処理装置として、インクジェット印刷装置、オフセット印刷装置などの印刷装置や、ニスを塗布するコーティング装置などがある。インクジェット印刷装置としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
特許文献1に示すインクジェット印刷装置は、シートにインキを吐出する第1~第4のインクジェットヘッドと、これらの第1~第4のインクジェットヘッドよりシートの搬送方向下流側に設けられた乾燥装置とを備えている。
乾燥装置は、インキ乾燥ランプによって構成されている。インキは、インキ乾燥ランプから赤外線や紫外線が照射されることにより乾燥(硬化)する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-210337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に示すインクジェット印刷装置においては、インキがシートに吐出された直後にインキ乾燥ランプから赤外線や紫外線が照射される。このため、インキがシートに染み込む以前に硬化してしまい、一般的なオフセット印刷と比べてインキ膜厚が厚くなるという問題があった。この不具合は、印刷にUV硬化インキを使用することにより顕著に現れる。この理由は二つある。第1の理由は、UV硬化インキは、油性インキ等の他のインキと比べて粘度が高く、紙からなるシートに染み込み難いからである。第2の理由は、UV硬化インキは、油性インキなどに比べて硬化速度が極めて速いからである。
【0005】
インキ膜厚が厚いと、後工程でシートに対して何らかの加工を行う場合に加工が妨げられる。すなわち、インキ膜厚が厚いと、後加工における加工性の低下につながる。また、絵柄が部分的に集中している場合には、この絵柄部分が部分的に盛り上がり、シートを平らに積層することができなくなるという問題も生じる。
さらに、インキ膜厚が厚くなるとインキ表面の平滑性が低くなり、光が乱反射してしまうため、オフセット印刷に比べて印刷部の光沢感が弱いという問題もある。特に、中間調部は、ベタ部に対してインキが点在することになって光が乱反射し易いから、光沢感が更に弱くなる。このような不具合は、シートの処理面に付着物を付着させる処理を行う点でインクジェット印刷装置と共通しているオフセット印刷装置やコーティング装置などでも同様に生じる。
【0006】
本発明の目的は、シートに付着している付着物の厚みを減らすことと、付着物の表面が平滑になってシートの被処理部に光沢感を付与することが可能な処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために本発明に係る処理装置は、シートを保持して搬送する搬送装置と、前記搬送装置に保持されたシートの処理面に処理を施す処理装置本体と、前記処理装置本体よりシートの搬送方向下流側に設けられ、シートの処理面を押圧する押圧手段とを備えているものである。ここでいう「処理」とは、インクジェット印刷、オフセット印刷などの印刷や、ニス塗布等のコーティングなどを含む。
【0008】
本発明は、前記処理装置において、前記処理装置本体は、前記搬送装置に保持されたシートの処理面にインキを吐出する複数の印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドよりシートの搬送方向下流側に設けられ、シートに付着した前記インキを乾燥させるインキ乾燥装置とによって構成されていてもよい。
【0009】
本発明は、前記処理装置において、シートの表裏両面がそれぞれ印刷面となる両面印刷と、シートの一方の面が印刷面となる片面印刷とを実施可能に構成され、前記押圧手段は、両面印刷時にシートの一方の印刷面を押圧する第1の押圧手段と、両面印刷時にシートの他方の印刷面を押圧するとともに片面印刷時にシートの印刷面を押圧する第2の押圧手段とによって構成されていてもよい。
【0010】
本発明は、前記処理装置において、さらに、片面印刷と両面印刷とのいずれか一方の印刷モードに切替えられる制御装置と、前記インキ乾燥装置よりシートの搬送方向下流側に位置して、前記制御装置の印刷モードに応じてシートの搬送先を切替える搬送経路切替手段とを備え、前記搬送経路切替手段によるシートの搬送先は、前記制御装置の印刷モードが両面印刷の印刷モードであってシートの片方の面のみに印刷が終了している場合にシートの表裏を反転させて前記搬送装置に戻す反転機構と、片面印刷の印刷モードである場合、もしくは両面印刷の印刷モードでシートの両面に印刷が終了している場合に、シートを排紙する排紙機構とであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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