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公開番号2024015463
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-02
出願番号2022117609
出願日2022-07-23
発明の名称車両用昇降装置
出願人株式会社 鈴木保全
代理人個人
主分類B60P 1/46 20060101AFI20240126BHJP(車両一般)
要約【課題】非電動の垂直可動により省スペース化、軽量化が可能な車両用昇降装置を提供する。
【解決手段】車両用昇降装置1は、車両C内の床面に固定される基台10と、基台10上でスライド機構21,21を介して前後方向に移動可能に設けられるスライド体20,20と、スライド体20,20上で左右両側に立設される一対の支柱30,30と、一対の支柱30,30に沿ってそれぞれ昇降可能に設けられる一対のキャリッジ40,40と、スライド体20,20に配設されて一対のキャリッジ40,40をそれぞれ油圧によって上昇駆動する一対の油圧シリンダ50,50と、一対のキャリッジ40,40にそれぞれ吊設される一対の支持フレーム60,60と、車椅子W等の積載物を載置するための台板であって一対の支持フレーム60,60の下部にて水平姿勢と鉛直姿勢との間で回動可能に設けられる載置板70とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載されて積載物を路面と前記車両内の床面との間で昇降させるための装置であって、
前記車両内の床面に固定される基台と、
前記基台上でスライド機構を介して前後方向に移動可能に設けられるスライド体と、
前記スライド体上で左右両側に立設される一対の支柱と、
前記一対の支柱に沿ってそれぞれ昇降可能に設けられる一対のキャリッジと、
前記スライド体に配設されて前記一対のキャリッジをそれぞれ油圧によって昇降駆動する一対の油圧シリンダと、
前記一対のキャリッジにそれぞれ吊設される一対の支持フレームと、
前記積載物を載置するための台板であって、前記一対の支持フレームの下部にて水平姿勢と鉛直姿勢との間で回動可能に設けられる載置板と、
を備える、車両用昇降装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記スライド機構は、前記基台上で左右両側に配設されて前後方向に延びる一対のレール部材と、前記スライド体の左右両側にそれぞれ回動自在に取付けられて前記一対のレール部材に沿って前後方向に転動するローラとを備える、請求項1に記載の車両用昇降装置。
【請求項3】
前記キャリッジは、前記支柱に対向配置されて回動自在に設けられ、前記支柱の側面に接触して転動する少なくとも一つのガイドローラを備える、請求項1に記載の車両用昇降装置。
【請求項4】
前記キャリッジは、前記油圧シリンダの可動側に回動自在に設けられる少なくとも一つの動滑車及び前記動滑車を介して前記スライド体と前記キャリッジとの間に張設されるロープを備えてなる動滑車機構を介して、前記油圧シリンダにより駆動される、請求項1に記載の車両用昇降装置。
【請求項5】
前記動滑車機構は、少なくとも、前記油圧シリンダの可動側に回動自在に設けられる第1、第2動滑車と、前記ロープが張設される経路における前記第1動滑車と前記第2動滑車との間に配置されて前記油圧シリンダの固定側に設けられる定滑車と、を備える、請求項4に記載の車両用昇降装置。
【請求項6】
前記一対の油圧シリンダへ配管を介して作動油を圧送供給するための手動式油圧ポンプを備える、請求項1乃至5の何れか一項に記載の車両用昇降装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されて車椅子、発電機、濾過機、その他重量設備等の積載物を路面と車両内の床面との間で昇降させるための車両用昇降装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載されて車椅子等の積載物を路面と車両内の床面との間で昇降させるための車両用昇降装置が提案されている。例えば、積載物の載置部における横幅方向の両端部それぞれに対して支持作用して、その載置部を地面上の下降位置と車両の床面と同高さの上昇位置とに平行姿勢で昇降させる一対の昇降用リンク機構と、それら一対の昇降用リンク機構をそれぞれ操作する一対の昇降用アクチュエータとを備える車両用昇降装置が提案されている(特許文献1、2等参照。)。
【0003】
また、非電動化の車両用昇降装置としてスロープ形状を有する機構が提案されている(特許文献3等参照。)。この機構は、車両後部に格納したスロープを展開して車両床面と路面との間に勾配を設けて設置することで、障害なく積載物の乗降を補助するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4234048号公報
特許第5804886号公報
特開2005-193756号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1、2に係る従来技術は、昇降用リンク機構の構造が複雑で重量も大きくなるという問題がある。一方、特許文献3に係るスロープ式の従来技術では、車両床面が地上高(路面)から高い場合、勾配が急にならないようにするためにスロープ長が長くなり、これにより重量が大きくなったり構造が煩雑になったりすると共に、スロープを展開するための設置場所も限られるという問題がある。
【0006】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、非電動の垂直可動により省スペース化、軽量化が可能な車両用昇降装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る車両用昇降装置は、車両に搭載されて積載物を路面と前記車両内の床面との間で昇降させるための装置であって、前記車両内の床面に固定される基台と、前記基台上でスライド機構を介して前後方向に移動可能に設けられるスライド体と、前記スライド体上で左右両側に立設される一対の支柱と、前記一対の支柱に沿ってそれぞれ昇降可能に設けられる一対のキャリッジと、前記スライド体に配設されて前記一対のキャリッジをそれぞれ油圧によって昇降駆動する一対の油圧シリンダと、前記一対のキャリッジにそれぞれ吊設される一対の支持フレームと、前記積載物を載置するための台板であって、前記一対の支持フレームの下部にて水平姿勢と鉛直姿勢との間で回動可能に設けられる載置板と、を備える。
【0008】
この構成によれば、車椅子等の積載物を路面から車両へ乗せる場合、載置板が水平姿勢で路面上に下降して設置された状態で、積載物を載置板に後方から乗り込ませて載置する。次に、一対の油圧シリンダに作動油を圧送供給して油圧により一対のキャリッジを上昇駆動すると一対の支柱に沿って上昇することにより、一対の支持フレームを介して連結された載置板が垂直に上昇する。載置板が車両内の床面と同じ高さで上昇を停止した後、積載物を前進させて車両内の床面に乗り込ませる。そして、積載物が載置板から車両内に移った後、載置板を水平姿勢から鉛直姿勢へ回動させ、さらにスライド機構を介してスライド体を前方へ移動させることで載置板を車両内に収容することができる。
【0009】
一方、積載物を車両から路面へ降ろす場合、スライド体を後方へ移動させることで載置板を車両後尾から外側へ突出させた後、載置板を鉛直姿勢から水平姿勢へ回動させる。次に、積載物を後退させて車両内の床面から載置板上に乗り込ませる。積載物が載置板へ完全に移った後、一対の油圧シリンダから作動油を排出させることで、積載物及び載置板の自重によって一対のキャリッジが一対の支柱に沿って下降することにより、一対の支持フレームを介して連結された載置板が垂直に下降する。そして、載置板が水平姿勢で路面上に下降して設置された状態で積載物を後退させることで、積載物を載置板から路面へ降ろすことができる。
【0010】
よって、本発明に係る車両用昇降装置によれば、非電動の垂直可動により省スペース化、軽量化が可能であるという効果を奏する。
(【0011】以降は省略されています)

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