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公開番号2023176701
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-13
出願番号2022089132
出願日2022-05-31
発明の名称記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/175 20060101AFI20231206BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 スループットの低下を抑制しつつ、エアパスが発生しないようにすることを目的とする。
【解決手段】 インクの表面張力に応じて、分割記録/ウェイトを実施する閾値を変えて設定する。
【選択図】 図9
特許請求の範囲【請求項1】
インクを吸収体に吸収させて保持するインクタンクと、
前記インクタンクから供給されたインクを吐出し、第1のインクと、前記第1のインクとは表面張力が高い第2のインクとを吐出可能な記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを搭載し、走査するキャリッジと、
記録媒体の所定の領域へのインクの吐出量に関する情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記インクの吐出量に関する情報が閾値を超えた場合には、前記インクの吐出量に関する情報が閾値を超えない場合よりも前記所定の領域への記録のための走査回数が多くなるように記録動作を制御する制御手段と、を有し
前記第1のインクに対して設定されている閾値よりも、前記第1のインクよりも表面張力が高い前記第2のインクに対して設定されている閾値の方が低いことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
インクを吸収体に吸収させて保持するインクタンクと、
前記インクタンクから供給されたインクを吐出し、第1のインクと、前記第1のインクとは表面張力が高い第2のインクとを吐出可能な記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを搭載し、走査するキャリッジと、
記録媒体の所定の領域へのインクの吐出量に関する情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記インクの吐出量に関する情報が閾値を超えた場合には、前記インクの吐出量に関する情報が閾値を超えない場合よりも、前の走査と、前記所定の領域への記録のための走査との間のウェイトを設けるように記録動作を制御する制御手段と、を有し
前記第1のインクに対して設定されている閾値よりも、前記第1のインクよりも表面張力が高い前記第2のインクに対して設定されている閾値の方が低いことを特徴とする記録装置。
【請求項3】
前記第1のインク及び前記第2のインクは染料インクであることを特徴とする、請求項1または2記載の記録装置。
【請求項4】
前記吸収体は繊維材質であることを特徴とする、請求項1または2記載の記録装置。
【請求項5】
前記閾値は温度に応じて複数の閾値が設定されており、第1の温度の場合の閾値よりも前記第1の温度より低い温度の場合の閾値の方が低く設定されていることを特徴とする、請求項1または2記載の記録装置。
【請求項6】
前記閾値は閾値に応じて複数の閾値が設定されており、第1の湿度の場合の閾値よりも前記第1の湿度より低い湿度の場合の閾値の方が低く設定されていることを特徴とする、請求項1または2記載の記録装置。
【請求項7】
前記記録ヘッドは各色で同じノズルの数であることを特徴とする、請求項1または2記載の記録装置。
【請求項8】
前記記録ヘッドは前記第1のインクよりも表面張力が低い第3のインクを吐出可能であり、
前記第3のインクに対して設定されている閾値は前記第1のインクに対して設定されている閾値よりも高いことを特徴とする請求項1または2記載の記録装置。
【請求項9】
前記第1のインクはカラーインクであり、前記第2のインクはブラックインクであることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、記録ヘッドの過昇温による画像品位の低下を抑えるためにパターモニタ制御を行うことが記載されている。パワーモニタ制御では、所定単位に分割した領域のドットカウントが所定のドットカウント以上の場合にキャリッジ移動速度および分割印字回数を決定することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-35254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、パワーモニタ制御は過昇温防止のために行っている。
【0005】
ところで、記録装置に使用するインクを収容するインクカートリッジに関しては、図12のようにインクを保持するために内部に吸収体Aを備える構成のものがある。図12に示すように、インクカートリッジの底面には、記録ヘッドにインクを供給するためのインク供給口501が設けられている。インクはこの供給口501から記録ヘッドに供給され記録ヘッドの吐出口からインクの吐出が行われる。インクは吸収体Aがある領域とない領域Bとにあり、吸収体Aのインクが減ると領域Bから吸収体Aの方にインクが流れる。
【0006】
単位時間当たりのインクの吐出量が多いと、単位時間当たりにインク供給口501を流れる量が多くなる。これにより吸収体内に浸透するインクの供給が追い付かず、カートリッジの外部から入ってくる空気が吸収体Aに混入してくる現象が起こることがある。吸収体Aから供給口501に通じる空気のパス(以下エアパスと呼ぶ)ができてしまい、領域Bから吸収体Aにインクが供給される代わりに吸収体Aに空気が入り込む状態となり、吐出不良に陥ってしまう。
【0007】
さて、特許文献1では、記録ヘッドの過昇温により吐出インク液滴の体積が増加し、インクのリフィルが間に合わなくなり、よれやショボ等の吐出不良を発生させることを防ぐためにパワーモニタ制御を行っていた。しかしながら、発明者の検討により、前述のエアパスの問題に関しては、インクによっては、過昇温の条件より吐出量の条件が厳しいことがあることが判明した。例えば吸収体内を浸透するスピードの遅いインクは、エアパスが発生しやすい傾向にあり、ウェイトまたは分割記録を実施する吐出量の閾値をさらに下げる必要がある。
【0008】
一方で、吸収体内を浸透するスピードが遅いインクに合わせてドットカウントの閾値を設定してしまうと、インクによっては必要以上にウェイトや分割記録が入り、スループットが下がってしまう。
【0009】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、スループットの低下を抑制しつつ、エアパスが発生しないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、インクを吸収体に吸収させて保持するインクタンクと、前記インクタンクから供給されたインクを吐出し、第1のインクと、前記第1のインクとは表面張力が高い第2のインクとを吐出可能な記録ヘッドと、前記記録ヘッドを搭載し、走査するキャリッジと、記録媒体の所定の領域へのインクの吐出量に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記インクの吐出量に関する情報が閾値を超えた場合には、前記インクの吐出量に関する情報が閾値を超えない場合よりも前記所定の領域への記録のための走査回数が多くなるように記録動作を制御する制御手段と、を有し前記第1のインクに対して設定されている閾値よりも、前記第1のインクよりも表面張力が高い前記第2のインクに対して設定されている閾値の方が低いことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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