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公開番号2023170620
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-01
出願番号2022082505
出願日2022-05-19
発明の名称浴室暖房乾燥装置
出願人リンナイ株式会社
代理人デロイトトーマツ弁理士法人
主分類F26B 9/02 20060101AFI20231124BHJP(乾燥)
要約【課題】通風路とダンパとの固着を抑制することができる浴室暖房乾燥装置を提供する。
【解決手段】浴室内から取り入れた空気流が通過する通風路13と、通風路13に設けたダンパ14とを備える。ダンパ14は、横方向に延びる回動軸17と、回動軸17を介して回動することにより通風路13の周壁の上下面に当接する回動板15とを備える。通風路13は、内部の下側面から上方に突出形成されてダンパ14の回動板15が当接する当接突部23を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
浴室内から取り入れた空気流が通過する通風路と、前記通風路に設けたダンパとを備え、前記ダンパは、横方向に延びる回動軸と、前記回動軸を介して回動することにより前記通風路の周壁の上下面に当接する回動板とを備える浴室暖房乾燥装置において、
前記通風路は、内部の下側面から上方に突出形成されて前記ダンパの前記回動板が当接する当接突部を備えることを特徴とする浴室暖房乾燥装置。
続きを表示（約 210 文字）【請求項２】
前記通風路は、前記当接突部に隣接する溝部を備えることを特徴とする請求項１記載の浴室暖房乾燥装置。
【請求項３】
前記通風路は、前記溝部の一部を開放する開放部を備えることを特徴とする請求項２記載の浴室暖房乾燥装置。
【請求項４】
前記通風路は、前記溝部の底面が、前記開放部に向かって次第に下降する傾斜面とされていることを特徴とする請求項３記載の浴室暖房乾燥装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、浴室内の暖房、換気、乾燥等を行う浴室暖房乾燥装置に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、浴室内から取り入れた空気流が通過する通風路と、この通風路に設けたダンパとを備える浴室暖房乾燥装置が知られている（例えば、下記特許文献１参照）。通風路は、循環風路と換気風路とを備えて、ファンにより強制的に浴室内から取り入れられた空気流が通過するようになっている。
【０００３】
循環風路は、浴室内の空気を取り入れて再び浴室内に導出する。換気風路は、浴室内の空気を取り入れて外部（屋外）へ導出し排出する。循環風路には加熱手段が設けられている。換気風路は、循環風路の途中の加熱手段よりも上流側で分岐する。
【０００４】
循環風路と換気風路との分岐位置には、ダンパが設けられている。ダンパは、横方向に延びる回動軸と、回動軸を介して回動する回動板とで構成されている。
【０００５】
回動板が換気風路を塞ぐと、空気流は循環風路の加熱手段により加熱された温風が浴室内に導出される。回動板を循環風路と換気風路との両方を開放するような分岐の中間位置に保持すると、温風が浴室内に供給されつつ換気され、これによって浴室の乾燥が行われる。
【０００６】
また、回動板が換気風路を開放し、循環風路の分岐位置より下流側を塞ぐと、空気流は換気風路を流れて浴室外（屋外）へ導出される。浴室暖房乾燥装置の運転が停止しているときも、回動板は、循環風路を塞ぎ、換気風路を開放する位置に停止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００７】
特開２０１７－３６８５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
通風路は、浴室内の空気が流通する。浴室内の空気に湿気が含まれていると、その湿気が液体となって通風路の内面やダンパの回動板に付着する。このときの液体には、ボディソープやシャンプー等の洗浄成分、入溶剤成分、埃等が含まれている場合がある。
【０００９】
通風路の内面やダンパの回動板に上記の液体が付着していると、ダンパの回動板が通風路の内面に当接したとき、ダンパの回動板と通風路の内面との両方に付着した状態となる。上記の液体は、自重で下方へ流れるので、特に、ダンパの回動板と通風路の内面との当接位置が通風路の下方側であるときに比較的多くの液体が付着した状態となる。
【００１０】
そして、ダンパの回動板と通風路の内面とが当接した状態で当該当接位置に付着した液体が乾燥すると、その時の液体に含まれていた物質（ボディソープやシャンプー等の洗浄成分、入溶剤成分、埃等）が固化し、開閉部材の回動板が通風路の内面に当接した状態で固着してしまう不都合があった。
（【００１１】以降は省略されています）

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