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公開番号2024013663
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-01
出願番号2022115926
出願日2022-07-20
発明の名称乾燥方法
出願人個人,宝来メデック株式会社,個人,個人
代理人個人
主分類F26B 3/347 20060101AFI20240125BHJP(乾燥)
要約【課題】乾燥時間の短縮化を図るとともに、出来上がった乾燥物の品質向上を実現可能な乾燥方法を提供すること。
【解決手段】被乾燥物を収納する空間を有する乾燥室50と、板面に複数の永久磁石が配置された回転体と、当該回転体の板面に対向して配置され、前記回転体の回転によって渦電流を発生する導電板と、を有し、前記渦電流によって導電板を発熱させる熱発生部10と、熱発生部10を通って熱せられた空気を乾燥室50の内部に供給する送風部30と、を備える乾燥装置1を用いた乾燥方法であって、送風部30は、乾燥室50内に、湿度が10%から20%の範囲の空気を毎分25m3から30m3供給する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被乾燥物を収納する空間を有する乾燥室と、
板面に複数の永久磁石が配置された回転体、及び当該回転体の板面に対向して配置され、前記回転体の回転によって渦電流を発生する導電板を有し、前記渦電流によって導電板を発熱させる熱発生部と、
前記熱発生部を通って熱せられた空気を前記乾燥室の内部に供給する送風部と、を備える乾燥装置を用いた乾燥方法であって、
前記送風部は、前記乾燥室内に、湿度が10%から20%の範囲の空気を毎分25m

から30m

供給することを特徴とする乾燥方法。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記乾燥装置は、前記熱発生部の発熱量を制御する制御部を備え、
前記送風部は、温度が20℃から50℃の範囲の空気を前記乾燥室の内部に供給することを特徴とする請求項1記載の乾燥方法。
【請求項3】
前記乾燥室における被乾燥物を収納する空間の密閉度が高いことを特徴とする請求項1又は2記載の乾燥方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食品や材木等を乾燥する乾燥方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来におけるこの種の技術として、特許文献1に記載された技術がある。特許文献1には、渦電流が発生可能な真空引きされる金属製容器を取り囲む回転体に複数の永久磁石をN極とS極が交互に位置するように配置した渦電流発熱による加熱装置を有し、金属製容器に被乾燥物を入れて低温乾燥することについて開示されている。
【0003】
また、渦電流発熱によって熱風を発生させる技術として、従来、特許文献2に記載された技術がある。特許文献2には、内部に永久磁石が配置され、回転可能に設けられた良導電体金属製の平盤状回転体と、前記平盤状回転体の上方かつ近傍に、前記永久磁石による磁界中に配置された導電材を含む発熱部と、該発熱部上に立設された複数の熱風流通管からなる熱風捕捉板とからなり、該熱風捕捉板には複数の熱風流通孔が螺旋状又はインボリュート曲線状に配置穿孔され、前記複数の熱風流通管に連通させると共に、当該熱風捕捉板を、熱風排気筒を有する略円筒形状のカバーで被覆し、前記発熱部で発生したジュール熱を熱風として捕集する、熱風発生装置について開示されており、更に、農業分野での温室ハウス栽培における加温装置として利用可能である点について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-76992号公報
特許第5710937号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、食品や材木等を乾燥する場合に、より乾燥時間が短いことは勿論、乾燥後に割れや欠け、変形等が少ないといった品質の高い出来上がりであることが望まれる。
【0006】
本発明は、このような問題点に対して鑑みなされたものであり、乾燥時間の短縮化を図るとともに、出来上がった乾燥物の品質向上を実現可能な乾燥方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため、本発明は次に記載する構成を備える。
【0008】
(1) 被乾燥物を収納する空間を有する乾燥室(例えば、乾燥室50)と、
板面に複数の永久磁石(例えば、永久磁石16)が配置された回転体(例えば、回転体12)、及び当該回転体の板面に対向して配置され、前記回転体の回転によって渦電流を発生する導電板(例えば、導電板13)を有し、前記渦電流によって導電板を発熱させる熱発生部(例えば、熱発生部10)と、
前記熱発生部を通って熱せられた空気を前記乾燥室の内部に供給する送風部と、を備える乾燥装置(例えば、乾燥装置1)を用いた乾燥方法であって、
前記送風部は、前記乾燥室内に、湿度が10%から20%の範囲の空気を毎分25m

から30m

供給することを特徴とする乾燥方法。
【0009】
(2) (1)において、前記乾燥装置は、前記熱発生部の発熱量を制御する制御部(例えば、制御部30)を備え、
前記送風部は、温度が20℃から50℃の範囲の空気を前記乾燥室の内部に供給することを特徴とする乾燥方法。
【0010】
(3) (1)、(2)において、前記乾燥室における被乾燥物を収納する空間の密閉度が高いことを特徴とする乾燥方法。
(【0011】以降は省略されています)

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