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公開番号2024163546
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079266
出願日2023-05-12
発明の名称含液廃棄物の乾燥方法及び含液廃棄物乾燥装置
出願人誠南工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F26B 17/20 20060101AFI20241115BHJP(乾燥)
要約【課題】含液廃棄物の含液率を制御することができる含液廃棄物の乾燥方法を提供すること。
【解決手段】含液廃棄物の乾燥方法が実施される含液廃棄物乾燥装置1は、含液廃棄物を乾燥させる円筒体の乾燥炉10と、乾燥炉10内を減圧するとともに乾燥炉10内の気体を吸引する吸引ポンプ30とを備える。乾燥炉10には、乾燥炉10内で含液廃棄物を撹拌するパドルミキサ型の撹拌翼20と、撹拌翼20を回転させる回転モータ25とが設けられている。含液廃棄物乾燥装置1による乾燥方法は、回転モータ25の電流値によって、含液廃棄物の含液率が把握され、含液廃棄物の乾燥が制御される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
密閉可能な乾燥炉と、該乾燥炉内を撹拌する撹拌翼と、該撹拌翼を回転させる回転モータと、該乾燥炉内の気体を吸引する吸引ポンプと、を備える含液廃棄物乾燥装置、を用いて該乾燥炉内に収容された含液廃棄物を乾燥させる乾燥方法であって、
該乾燥炉は、横置きの円筒体であり、
該撹拌翼は、該円筒体の中心軸に沿って回動軸が配置され、
該回転モータの電流値によって、該含液廃棄物の含液率が把握され、該含液廃棄物の乾燥が制御される、
ことを特徴とする含液廃棄物の乾燥方法。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記乾燥炉は、空気が遮断された状態で加熱されることを特徴する請求項1に記載の含液廃棄物の乾燥方法。
【請求項3】
前記吸引ポンプは、循環水の流れを利用して減圧状態を作り出して前記乾燥炉内の前記気体を吸引するエジェクターであり、
該気体を該循環水に溶解させる、ことを特徴とする請求項1に記載の含液廃棄物の乾燥方法。
【請求項4】
前記乾燥炉は、該乾燥炉を加温する加温ジャケットに覆われ、加温されることを特徴とする請求項1に記載の含液廃棄物の乾燥方法。
【請求項5】
前記乾燥炉は、含液廃棄物の含液率が下がるにつれて段階的にプーリー比を小さくすることにより該含液廃棄物の乾燥が制御される、ことを特徴とする請求項1~4の何れかに記載の含液廃棄物の乾燥方法。
【請求項6】
密閉可能な乾燥炉と、該乾燥炉内を撹拌する撹拌翼と、該撹拌翼を回転させる回転モータと、該乾燥炉内の気体を吸引する吸引ポンプと、を備える含液廃棄物乾燥装置であって、
該乾燥炉は、横置きの円筒体であり、
該撹拌翼は、該円筒体の中心軸に沿って回動軸が配置され、
該回転モータの電流値によって、該含液廃棄物の乾燥が制御される、
ことを特徴とする含液廃棄物乾燥装置。
【請求項7】
前記乾燥炉は、空気が遮断された状態で加熱されることを特徴とする請求項6に記載の含液廃棄物乾燥装置。
【請求項8】
前記撹拌翼は、前記回転軸の半径方向に、先端に扇状に末端が拡がったブレードを備える回転羽根が設けられ、該ブレードの末端は、鋸歯状のものと平坦状のものとが用いられている、ことを特徴とする請求項6に記載の含液廃棄物乾燥装置。
【請求項9】
前記乾燥炉は、含液廃棄物の含液率が下がるにつれて段階的にプーリー比を小さくすることにより該含液廃棄物の乾燥が制御される、ことを特徴とする請求項6~8の何れかに記載の含液廃棄物乾燥装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書の技術分野は、生ゴミや糞尿などの含液廃棄物の乾燥方法及び含液廃棄物乾燥装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、含液廃棄物の乾燥方法として、含液廃棄物を、撹拌しながら真空吸引することにより減圧乾燥させる方法が、特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-19472号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された含液廃棄物の乾燥方法では、含液廃棄物を乾燥させることはできるものの、含液率を把握しながら乾燥させることができるものではなく、含液廃棄物の含液率が制御されているものではなかった。このため、含液廃棄物の含液率を制御することができる乾燥方法が望まれていた。
【0005】
本明細書の技術は、上記にかんがみて、含液廃棄物の含液率を制御することができる含液廃棄物の乾燥方法及び含液廃棄物乾燥装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書の実施形態に係る含液廃棄物の乾燥方法は、密閉可能な乾燥炉と、該乾燥炉内を撹拌する撹拌翼と、該撹拌翼を回転させる回転モータと、該乾燥炉内の気体を吸引する吸引ポンプと、を備える含液廃棄物乾燥装置、を用いて該乾燥炉内に収容された含液廃棄物を乾燥させる乾燥方法であって、
該乾燥炉は、横置きの円筒体であり、
該撹拌翼は、該円筒体の中心軸に沿って回動軸が配置され、
該回転モータの電流値によって、該含液廃棄物の含液率が把握され、該含液廃棄物の乾燥が制御される、
ことを特徴とする。
【0007】
実施形態に係る含液廃棄物の乾燥方法によれば、乾燥炉内に収容された含液廃棄物は、撹拌翼の回転羽根で撹拌されることにより、含液廃棄物に含まれる水などの液体が気体となって揮発し、液体が揮発した気体が吸引ポンプに吸引されるため、乾燥が促進される。含液廃棄物の乾燥は、回転モータの電流値によって、含液廃棄物の含液率が把握されるため、含液廃棄物の含液率を制御することができる。
【0008】
ここで、上記含液廃棄物の乾燥方法において、前記乾燥炉は、空気が遮断された状態で加熱される構成とすることができる。
【0009】
また、上記含液廃棄物の乾燥方法において、前記吸引ポンプは、循環水の流れを利用して減圧状態を作り出して前記乾燥炉内の前記気体を吸引するエジェクターであり、
該気体を該循環水に溶解させる構成とすることができる。
【0010】
これによれば、含液廃棄物から発生する気体に含まれるアンモニアガスなどの悪臭成分を循環水に溶解させることができ、含液廃棄物の乾燥における臭いの発生が抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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