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公開番号2024029431
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-06
出願番号2022131681
出願日2022-08-22
発明の名称循環式穀物乾燥機
出願人株式会社サタケ
代理人あいわ弁理士法人
主分類F26B 17/14 20060101AFI20240228BHJP(乾燥)
要約【課題】循環式穀物乾燥機において、熱風温度の均一化を図り、熱風の温度ムラを抑制して乾燥効率を向上させることが可能な、循環式穀物乾燥機を提供すること。
【解決手段】穀物を乾燥することが可能な乾燥部12と、前記乾燥部12へ熱風を送風することが可能な送風装置11と、前記乾燥部12の内気を機外へ排出することが可能な排風装置13と、を少なくとも有し、前記送風装置11は、前記乾燥部12に接続される遠心式送風機112と、熱源となるバーナ113と、前記遠心式送風機112を所定の大きさの空間内に配置して覆うカバー体111と、を備え、前記カバー体111に覆われた前記空間内には、前記バーナ113の熱風、及び、外気が供給されることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
穀物を乾燥することが可能な乾燥部と、前記乾燥部へ熱風を送風することが可能な送風装置と、前記乾燥部の内気を機外へ排出することが可能な排風装置と、を少なくとも有し、
前記送風装置は、前記乾燥部に接続される遠心式送風機と、熱源となるバーナと、前記遠心式送風機を所定の大きさの空間内に配置して覆うカバー体と、を備え、
前記カバー体に覆われた前記空間内には、前記バーナの熱風、及び、外気が供給される
ことを特徴とする循環式穀物乾燥機。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記バーナの熱風、及び、外気は、前記遠心式送風機の横方向かつ下方位置から前記カバー体の内部に供給される
請求項1に記載の循環式穀物乾燥機。
【請求項3】
前記排風装置は、前記送風装置の遠心式送風機と同じ送風容量を有する遠心式吸引送風機を備え、1つのインバータでそれぞれの遠心式送風機及び遠心式吸引送風機の回転数が同時に制御される
請求項1又は2に記載の循環式穀物乾燥機。
【請求項4】
前記排風装置は、前記送風装置の遠心式送風機と同じ送風容量を有する遠心式吸引送風機を備え、該排風装置の遠心式吸引送風機の回転数は、前記送風装置の遠心式送風機の回転数よりも下げるようにして制御可能である
請求項1又は2に記載の循環式穀物乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、特に圧送吸引型の循環式穀物乾燥機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
かつての循環式穀物乾燥機は、熱風を軸流送風機により圧送供給するとともに、乾燥済みの空気を機外に排気すべく、吸引ファンを設けていた。その後、例えば特許文献1に開示されているような、軸流送風機を有しない吸引ファンのみを設けた穀物乾燥機が主流となってきた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4747788号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記したかつての循環式穀物乾燥機は、圧送送風機が軸流式であるため、バーナの熱と外気が混ざり難く、乾燥部内に供給される熱風の温度が均一になり難いという問題があった。加えて、圧送送風機が軸流式の場合、圧送送風機の軸受けが高温になるので耐久性が劣るという問題もあった。また、特許文献1に開示されているような吸引型の穀物乾燥機にあっても、完全に均一な温度の熱風を乾燥機の内部に供給するには至っていない。
【0005】
そこで、本発明はこのような課題に鑑み、循環式穀物乾燥機において、熱風温度の均一化を図り、熱風の温度ムラを抑制して乾燥効率を向上させることが可能な、循環式穀物乾燥機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上述の課題を解決するために、穀物を乾燥することが可能な乾燥部と、前記乾燥部へ熱風を送風することが可能な送風装置と、前記乾燥部の内気を機外へ排出することが可能な排風装置と、を少なくとも有し、前記送風装置は、前記乾燥部に接続される遠心式送風機と、熱源となるバーナと、前記遠心送風機を所定の大きさの空間内に配置して覆うカバー体と、を備え、前記カバー体に覆われた前記空間内には、前記バーナの熱風、及び、外気が供給されることを特徴とする循環式穀物乾燥機を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、送風装置の遠心式送風機により、カバー体に覆われた空間内でバーナの熱風と外気が遠心作用で攪拌され、均一な温度の熱風を生成して乾燥部へ供給することが可能となる。これにより、遠心攪拌作用が無い従来型の軸流式の穀物乾燥機や、吸引ファンのみを設けた穀物乾燥機に比べて、穀物の乾燥ムラを抑えることが可能となり、循環式穀物乾燥機における乾燥効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態における、循環式穀物乾燥機の断面図である。
本発明の一実施形態における、送風装置の透視斜視図である。
本発明の一実施形態における、送風装置の断面図である。
本発明の別実施形態における、送風装置の透視斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照して本発明の循環式穀物乾燥機の一実施形態について説明する。なお各図中の黒塗り矢印は熱風の流れを示し、白抜き矢印は外気の流れを示している。
【0010】
図1には、本実施形態における循環式穀物乾燥機1の断面図が示され、図2には、送風装置11の透視斜視図が示されている。本実施形態の循環式穀物乾燥機1は、穀物を乾燥することが可能な乾燥部12と、当該乾燥部12へ熱風を送風することが可能な送風装置11と、乾燥部12の内気を機外へ排出することが可能な排風装置13と、を少なくとも有し、送風装置11は、乾燥部12に接続される遠心式送風機112と、熱源となるバーナ113と、遠心式送風機112を所定の大きさの空間内に配置して覆うカバー体111と、を備え、当該カバー体111に覆われた空間内には、バーナ113の熱風、及び、外気が供給されるように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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