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公開番号2024042253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022146841
出願日2022-09-15
発明の名称乾燥装置
出願人個人
代理人個人
主分類F26B 11/22 20060101AFI20240321BHJP(乾燥)
要約【課題】乾燥槽内で伝熱面から被乾燥物に対する熱伝達率を高めることを可能とし、被乾燥物の乾燥効率をよりいっそう高めることができる乾燥装置を提供する。
【解決手段】被乾燥物が投入される乾燥槽11と、該乾燥槽11内で回転軸20に設けられた回転巻上羽根30と、を有し、乾燥槽11の内壁に、被乾燥物に熱を伝える伝熱面12aを備え、伝熱面12aの少なくとも一部に、被乾燥物が接触する境界での乱流を起こす凹凸模様121~123を設けた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
縦型の円筒形状をなし被乾燥物が投入される乾燥槽と、該乾燥槽内で鉛直軸心に沿って延びる回転軸に設けられた回転巻上羽根と、を有する乾燥装置において、
前記乾燥槽の内壁に、被乾燥物に熱を伝える伝熱面を備え、
前記伝熱面の少なくとも一部に、被乾燥物が接触する境界での乱流を起こす凹凸模様を設けたことを特徴とする乾燥装置。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記凹凸模様は、前記伝熱面の基準面に対して内側に出っ張る凸部および/または外側に窪む凹部を多数設けてなることを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項3】
前記凹凸模様は、前記伝熱面の基準面に対して内側に出っ張る凸部をプレス加工して形成され、前記基準面から前記凸部の頂端までの高さは、1.0~1.5mmに設定されたことを特徴とする請求項2に記載の乾燥装置。
【請求項4】
前記凹凸模様は、前記回転巻上羽根の最下端から最上端に重なる前記伝熱面の高さ位置に設けられたことを特徴とする請求項1,2または3に記載の乾燥装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、縦型の円筒形状をなし被乾燥物が投入される乾燥槽と、該乾燥槽内で鉛直軸心に沿って延びる回転軸に設けられた回転巻上羽根と、を有する乾燥装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、粒状、粉末状、液状、塊状等と種々様々な被乾燥物を乾燥させる乾燥装置が知られている。特に本出願人は、サイクロンフィンと呼ばれる独自の羽根の開発により、理想の乾燥条件を実現することができる乾燥装置を既に提案している(例えば特許文献1,2参照)。
【0003】
このような乾燥装置は、縦型の円筒形状の乾燥槽内に投入された被乾燥物が、回転軸に取り付けられた回転巻上羽根をなす複数の基羽根の回転により巻き上げられるように構成されている。かかる構成によれば、回転巻上羽根が回転すると、被乾燥物が遠心力によって乾燥槽の内壁にある伝熱面に薄膜状に押し付けられ、後から巻き上げられる被乾燥物が先に巻き上げられた被乾燥物を上方へ押し上げる作用と相俟って、被乾燥物を乾燥させることができる。
【0004】
ここで乾燥槽の伝熱面により、加熱手段からの熱が被乾燥物に伝わるが、伝熱面は、特に表面加工されることなく、円周方向に湾曲した凹凸のない滑面であった。そのため、回転巻上羽根の回転により被乾燥物が伝熱面に押し付けられた境界の流れは、いわゆる層流となることが発明者らの実験によって確かめられており、伝熱面における熱伝達率を高めるには限界があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第2840639号公報
特許第2958869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述したように、従来の乾燥装置では、乾燥槽の伝熱面に被乾燥物が層流接触するが、層流よりも乱流による熱伝達率の方が高いことが従来より知られている。これらの知見に基づき、伝熱面における熱伝達率を高める工夫によって、乾燥装置における被乾燥物の乾燥効率をより向上させるための改良が希求されていた。
【0007】
本発明は、前述したような従来の技術が有する問題点に着目してなされたものであり、乾燥槽内において伝熱面から被乾燥物に対する熱伝達率を高めることを可能とし、被乾燥物の乾燥効率をよりいっそう高めることができる乾燥装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するため、本発明の一態様は、
縦型の円筒形状をなし被乾燥物が投入される乾燥槽と、該乾燥槽内で鉛直軸心に沿って延びる回転軸に設けられた回転巻上羽根と、を有する乾燥装置において、
前記乾燥槽の内壁に、被乾燥物に熱を伝える伝熱面を備え、
前記伝熱面の少なくとも一部に、被乾燥物が接触する境界での乱流を起こす凹凸模様を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る乾燥装置によれば、乾燥槽内において伝熱面から被乾燥物に対する熱伝達率を高めることを可能とし、被乾燥物の乾燥効率をよりいっそう高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る乾燥装置の内部構造を示す斜視図である。
本実施形態に係る乾燥装置の使用時の被乾燥物の様子を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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