TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024057196
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-04-24
出願番号
2022163760
出願日
2022-10-12
発明の名称
薪生産用木材乾燥装置
出願人
個人
代理人
個人
,
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
F26B
21/00 20060101AFI20240417BHJP(乾燥)
要約
【課題】 設置場所の最小化を図り、設置効率及び生産効率の向上を図るとともに、小型コンパクト化及びシンプル化を実現する。木材を十分に乾燥させて薪の品質向上を図るとともに、温室効果ガスの削減及び自然環境保護に寄与する。
【解決手段】 複数の木材Wo…を含む木材群Gwを収容するとともに、少なくとも底面部位4d及び上面部位4uの通気性を確保した筒状又は袋状の保温用シート部4と、通気性を有し、かつ木材群Gwを収容した保温用シート部4の底面部位4dを載置する載置面部2uを設けるとともに、側面2pに通気空間Spを有する所定の高さの基台部2と、載置面部2uに載置した保温用シート部4に収容した木材群Gwの上面部位Gwuを所定の間隔Fsを介して覆う天板部3b,及び当該天板部3bの中央又はその近傍に設けて上方へ突出させた煙突部3sを有する煙突ユニット部3とを備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
薪を生産する木材を乾燥する薪生産用木材乾燥装置において、所定の大きさに切断した複数の木材を含む木材群を収容するとともに、少なくとも底面部位及び上面部位の通気性を確保した筒状又は袋状の保温用シート部と、通気性を有し、かつ前記木材群を収容した前記保温用シート部の前記底面部位を載置する載置面部を設けるとともに、側面に通気空間を有する所定の高さの基台部と、前記基台部に載置した前記保温用シート部に収容した木材群の上面部位を所定の間隔を介して覆う天板部,及び当該天板部の中央又はその近傍に設けて上方へ突出させた煙突部を有する煙突ユニット部とを備えてなることを特徴とする薪生産用木材乾燥装置。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記木材群は、前記保温用シート部に対して、一端面が下端となる起立した状態で収容した複数の木材,又はランダムな状態で収容した複数の木材を含むことを特徴とする請求項1記載の薪生産用木材乾燥装置。
【請求項3】
前記天板部は、前記煙突部から外側下がりに傾斜した傾斜面を有することを特徴とする請求項1記載の薪生産用木材乾燥装置。
【請求項4】
前記天板部は、前記木材群の側面部位の上部一部を覆う側面カバー部を有することを特徴とする請求項1又は3記載の薪生産用木材乾燥装置。
【請求項5】
前記煙突部は、上端に少なくとも雨の侵入を防止する上端カバー部を有することを特徴とする請求項1記載の薪生産用木材乾燥装置。
【請求項6】
前記保温用シート部は、フレキシブルコンテナバッグを用いることを特徴とする請求項1記載の薪生産用木材乾燥装置。
【請求項7】
前記保温用シート部は、全体を熱吸収性の高い熱吸収色により着色することを特徴とする請求項1又は6記載の薪生産用木材乾燥装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、薪を生産する際に用いることにより木材を乾燥する薪生産用木材乾燥装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、薪ストーブやアウトドアのキャンプ等では、木材を乾燥させた薪が利用されるため、薪の生産に際しては、木材乾燥装置により木材を乾燥させる必要がある。一般家庭等で個人的に使用する薪の場合には、そのまま住宅の軒下等に放置して自然乾燥するケースも多いが、ある程度の数量を効率的に確保するには、できるだけ乾燥期間を短くし、かつ良質な薪が得られることも要請される。
【0003】
従来、このような要請に応えることを目的とした木材乾燥装置も提案されており、この種の木材乾燥装置としては、特許文献1に記載される空気集熱方式による木材乾燥装置及び特許文献2に記載される太陽熱パッシブ利用木材乾燥装置が知られている。
【0004】
特許文献1の空気集熱方式による木材乾燥装置は、透明カバーで外周面を被覆した風洞内に、太陽光を受光するポーラスなシート状集熱材を傾斜設置してなる空気集熱式コレクターにより得た温風を木材乾燥用空気として循環使用する木材乾燥装置であって、木材乾燥室を2重天井とし、外側天井に前記集熱式コレクター用空気循環ファンを設けるとともに、該循環ファンにて2重天井内に送風された乾燥用空気を乾燥室と2重天井内を循環させる乾燥用空気循環ファンを内側天井に設け、集熱式コレクター用空気楯環系統と乾燥用仝気循環系統をそれぞれ別系統としたものである。
【0005】
また、特許文献2の太陽熱パッシブ利用木材乾燥装置は、太陽熱のパッシブ利用による低温乾燥にて、農業用ビニールハウスを改良して行う太陽熱パッシブ利用木材乾燥装置の提供を目的としたものであり、具体的には、農業用ビニールハウス枠を改良した乾燥室は、北側を頂点として南側に緩やかに傾斜した屋根構造を持ち、北側壁を除き、屋根と3側壁の東側壁、酉側壁、南側壁は2重の透明フイルムで被われている。屋根と南側壁は仕切フイルムで東西に2分され、さらにそれらが透明フイルムで南北方向に並列に6つの空気通路に仕切られており、2重の透明フイルム間に断熱材を介して空気層を形成して、その内側に集熱空間を空けてもうl枚の透明フイルムで被い、該透明フイルムの上に炭素繊維シートを浮かせて載せ、半透過性にしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開昭63-70048号公報
特開2007-112009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上述した従来の木材乾燥装置は、次のような問題点があった。
【0008】
第一に、乾燥室を設置し、この乾燥室に木材を収容するとともに、他の場所に別途設置した集熱手段をダクトを通して接続し、乾燥室と集熱手段間に温風を循環させることにより乾燥処理を行うため、設備が大掛かりとなり、設備全体の大規模化(大型化)を招くとともに、送風ファンや構造資材などを多用する必要があるなど、全体のコストアップ(イニシャルコスト)を招く。
【0009】
第二に、乾燥期間が不十分の場合、湿気が残存してしまう。湿気が残存した場合、燃焼時に発生する熱量が湿気(水分)を蒸発させるエネルギーに使用されるため、燃焼効率が極端に低下し、結果的に、必要な暖かさを確保しにくいのみならず、多量の煙や煤が発生しやすくなる。しかも、カビや菌類の繁殖により薪(商品)としての品質劣化を招きやすい。
【0010】
第三に、薪(木材)が紫外線を含む日光に晒された場合、色褪せ(変色)が発生し、薪の外観性(外観品質)の低下を来たしやすい。薪は、使用前に薪ストーブの近くとなる室内に保存する場合もあるため、虫の混入が無視できない。特に、虫の混入は、乾燥期間における混入や伐採前の木の中に居る卵や幼虫など、薪の生産に際しては、虫が混入しやすい課題がある。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
乾燥装置
2か月前
個人
脱脂乾燥システム
3か月前
株式会社クレブ
乾燥装置
4か月前
DIC株式会社
乾燥装置
2か月前
DIC株式会社
乾燥装置
2か月前
東レエンジニアリング株式会社
乾燥装置
1か月前
東レエンジニアリング株式会社
乾燥装置
1か月前
東レエンジニアリング株式会社
乾燥装置
1か月前
東レエンジニアリング株式会社
乾燥システム
5か月前
東レエンジニアリング株式会社
乾燥システム
7か月前
東レエンジニアリング株式会社
溶剤回収システム
5か月前
株式会社大川原製作所
乾燥機
4か月前
セイコーエプソン株式会社
加熱装置
1か月前
クリーン・テクノロジー株式会社
乾燥装置
1か月前
日本電気硝子株式会社
ガラス繊維巻回体の製造方法
5か月前
株式会社東芝
乾燥装置及び乾燥方法
3か月前
中央化工機株式会社
振動処理装置及び含液粉体の処理方法
3か月前
株式会社カワタ
ガス浄化装置および粉粒体処理装置
1か月前
株式会社カワタ
粉粒体排出機構および粉粒体処理装置
2か月前
株式会社ネオナイト
バイオマス乾燥装置
5か月前
日本碍子株式会社
乾燥装置
4か月前
株式会社サタケ
穀物乾燥機の監視システム
7日前
日本碍子株式会社
乾燥装置
4か月前
井関農機株式会社
穀粒乾燥機
3か月前
井関農機株式会社
穀粒乾燥機
3か月前
冨士電線株式会社
液体除去装置
2か月前
井関農機株式会社
穀粒乾燥機
1か月前
個人
薪生産用木材乾燥装置
7か月前
株式会社SCREENホールディングス
減圧乾燥装置
5か月前
極東開発工業株式会社
乾燥システム
6日前
中央機工株式会社
発電装置、及び乾燥方法
3か月前
大島農機株式会社
穀物類・種子等の乾燥機の作業用設備
7か月前
パナソニックIPマネジメント株式会社
浴室除湿機
2か月前
ファインマシーンカタオカ株式会社
減圧乾燥機
7か月前
株式会社J-オイルミルズ
積層式のミール乾燥機およびその結露抑制方法
4か月前
株式会社リコー
乾燥装置、乾燥方法及び造形システム
2か月前
続きを見る
他の特許を見る