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公開番号2024113748
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023018893
出願日2023-02-10
発明の名称フリーズドライ装置、フリーズドライシステム、およびフリーズドライ方法
出願人株式会社ワコー
代理人個人,個人
主分類F26B 5/06 20060101AFI20240816BHJP(乾燥)
要約【課題】風味豊かなコーヒーや茶を実現するためのフリーズドライ装置、フリーズドライシステム、およびフリーズドライ方法を提供する。
【解決手段】上方が開放され、抽出後のコーヒーまたは茶が貯められた容器750を収容するためのチャンバー801と、チャンバー内を冷却することによって、容器内のコーヒーまたは茶を凍結させるための冷却部820と、チャンバー801内を減圧することによって、容器内のコーヒーまたは茶の水分を蒸発させるための減圧部830と、を備えるフリーズドライ装置800が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上方が開放され、抽出後のコーヒーまたは茶が貯められた容器を収容するためのチャンバーと、
前記チャンバー内を冷却することによって、前記容器のコーヒーまたは茶を凍結させるための冷却部と、
前記チャンバー内を減圧することによって、前記容器のコーヒーまたは茶の水分を蒸発させるための減圧部と、を備えるフリーズドライ装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記冷却部と前記減圧部とを制御するための制御部をさらに備え、
前記制御部は、
前記冷却部を制御して、前記コーヒーまたは茶を冷凍した後、前記減圧部を制御して、チャンバー内を減圧しながら、24時間以上かけて、前記コーヒーまたは茶の水分を蒸発させる、請求項1に記載のフリーズドライ装置。
【請求項3】
前記冷却部と前記減圧部とを制御するための制御部をさらに備え、
前記制御部は、
前記冷却部を制御して、チャンバー内の空気の温度、または前記容器が載置される棚の温度を、-30℃~-45℃にすることによって前記コーヒーまたは茶を冷凍した後、前記減圧部を制御して前記コーヒーまたは茶の水分を蒸発させる、請求項1に記載のフリーズドライ装置。
【請求項4】
ヒーターをさらに備え、
前記制御部は、前記減圧部と前記ヒーターとを制御することによって、チャンバー内の空気の温度、または前記容器が載置される棚の温度を、-15℃~-30℃に維持しながら、前記コーヒーまたは茶の水分を蒸発させる、請求項3に記載のフリーズドライ装置。
【請求項5】
前記冷却部と前記減圧部とを制御するための制御部と、
ヒーターと、をさらに備え、
前記制御部は、
前記冷却部を制御して、チャンバー内の空気の温度、または前記容器が載置される棚の温度の目標値を第1の所定温度として前記コーヒーまたは茶を冷凍し、
前記減圧部と前記ヒーターとを制御することによって、チャンバー内の空気の温度、または前記容器が載置される棚の温度の目標値を、前記第1の所定温度よりも10℃~20℃高い第2の所定温度として、前記コーヒーまたは茶の水分を蒸発させる、請求項1に記載のフリーズドライ装置。
【請求項6】
水を所定の温度まで温めるための装置と、
コーヒー豆または茶葉とフィルタとがセットされ、コーヒーまたは茶を抽出するための抽出機と、
当該抽出液を、所定の容器に入れたままで、フリーズドライさせるための、請求項1から4のいずれか1項に記載のフリーズドライ装置と、を備えるフリーズドライシステム。
【請求項7】
前記抽出機は、ブリックス値が10以下のコーヒーまたは茶を抽出し、
前記フリーズドライ装置は、当該ブリックス値が10以下のコーヒーまたは茶をフリーズドライさせる、請求項6に記載のフリーズドライシステム。
【請求項8】
上方が開放された容器に、抽出後のコーヒーまたは茶を入れるステップと、
当該容器をチャンバー内の棚に載置するステップと、
前記チャンバー内を冷却することによって、前記コーヒーまたは茶を前記容器に入れたままで冷凍するステップと、
前記チャンバー内を減圧することによって、前記コーヒーまたは茶を容器に入れたままで、その水分を蒸発させるステップと、を備えるフリーズドライ方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フリーズドライの技術に関し、特にコーヒーや茶などの抽出液をフリーズドライするための技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従前より、真空凍結乾燥技術(フリーズドライ)に関する技術が知られている。たとえば、特表平11-505118号公報(特許文献1)には、ペレット形態のコーヒー抽出物をフリーズドライする方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表平11-505118号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した通り、通常のフリーズドライにおいては、コーヒー抽出物を凍結させ、ペレット形態にしてから、真空状態において短期間に水分を蒸発させるというものである。しかしながら、このような方法では、コーヒーの風味が損なわれてしまうという不具合があった。そこで、本発明の目的は、風味豊かなコーヒーや茶を実現するためのフリーズドライ装置、フリーズドライシステム、およびフリーズドライ方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に従うと、上方が開放され、抽出後のコーヒーまたは茶が貯められた容器を収容するためのチャンバーと、チャンバー内を冷却することによって、容器内のコーヒーまたは茶を凍結させるための冷却部と、チャンバー内を減圧することによって、容器内のコーヒーまたは茶の水分を蒸発させるための減圧部と、を備えるフリーズドライ装置が提供される。
【発明の効果】
【0006】
以上のように、本発明によれば、従来よりも風味豊かなコーヒーや茶を実現することができるフリーズドライ装置、フリーズドライシステム、およびフリーズドライ方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施の形態にかかるコーヒーのフリーズドライ製品の製造システム1の全体構成を示すイメージ図である。
第1の実施の形態にかかる真空凍結乾燥装置の構造を示す模式図である。
第1の実施の形態にかかる製造システム1を利用したコーヒーのフリーズドライ製品の製造方法を示すフローチャートである。
第2の実施の形態にかかる真空凍結乾燥装置の構成を示すイメージ図である。
第2の実施の形態にかかる製造システム1を利用したコーヒーのフリーズドライ製品の製造方法を示すフローチャートである。
第3の実施の形態にかかる製造システム1を利用したコーヒーのフリーズドライ製品の製造方法を示すフローチャートである。
第4の実施の形態にかかる製造システム1の全体構成を示すイメージ図である。
第4の実施の形態にかかる制御装置100の構成を示すブロック図である。
第4の実施の形態にかかる製造システム1Bを利用したコーヒーのフリーズドライ製品の製造方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
<全体構成>
【0009】
まず、本実施の形態にかかるノンカラム式、すなわち通常のドリップ式コーヒーのフリーズドライ製品を製造するための製造システム1の全体構成について説明する。図1を参照して、本実施の形態にかかるフリーズドライコーヒー製造システム1は、主な構成部品として、コンロ200と、第1の容器300と、充てん装置400と、第2の容器500と、第3の容器600と、小分け装置700と、真空凍結乾燥装置800と、密封装置900と、印刷装置950と、を含む。
【0010】
コンロ200は、第1の容器300を温める。コンロ200は、ガスコンロであってもよいし、IH(Induction heating)などであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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