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公開番号
2024018336
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-02-08
出願番号
2022121611
出願日
2022-07-29
発明の名称
含液物の乾燥方法及び装置
出願人
栗田工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F26B
3/04 20060101AFI20240201BHJP(乾燥)
要約
【課題】含液物を効率よく乾燥することができる含液物の乾燥方法及び装置を提供する。
【解決手段】液と粒子とを含むスラリー状又はペースト状の含液物を乾燥する方法において、含液物を面状部具備体の面状部に付着させる付着工程と、その後、乾燥する乾燥工程とを有する含液物の乾燥方法。前記付着工程の後、前記面状部に付着した含液物の液切りを行う液切り工程をさらに有する含液物の乾燥方法。前記乾燥工程において、面状部に付着した含液物の表面に沿って、常温又は加温気体を流して乾燥を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液と粒子とを含むスラリー状又はペースト状の含液物を乾燥する方法において、含液物を面状部具備体の面状部に付着させる付着工程と、その後、乾燥する乾燥工程とを有することを特徴とする含液物の乾燥方法。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記面状部は、スリット状の隙間を有する請求項1の含液物の乾燥方法。
【請求項3】
前記面状部は、網目状である請求項1の含液物の乾燥方法。
【請求項4】
前記面状部は、凹凸を有する請求項1の含液物の乾燥方法。
【請求項5】
前記付着工程の後、前記面状部に付着した含液物の液切りを行う液切り工程をさらに有する請求項1の含液物の乾燥方法。
【請求項6】
前記含液物付着面状部具備体を起立状態とすることにより、前記液切り工程を行う請求項5の含液物の乾燥方法。
【請求項7】
前記液切り工程において、前記面状部に付着した含液物を任意の温度に保持できるように熱を与えるようにした、請求項6の含液物の乾燥方法。
【請求項8】
前記乾燥工程において、面状部に付着した含液物の表面に沿って、常温又は加温気体を流して乾燥を行う請求項1の含液物の乾燥方法。
【請求項9】
前記乾燥工程において、前記気体の流速及び/又は方向を変化させる請求項8の含液物の乾燥方法。
【請求項10】
前記含液物付着面状部具備体を起立状態にして前記乾燥工程を行う請求項9の含液物の乾燥方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、含液物(液が水の場合は含水物)の乾燥方法及び装置に係り、詳しくはスラリー状、ペースト状などの状態となっている含液物を乾燥する方法及び装置に関する。本発明の一態様は、水処理工程から排出される各種汚泥、すなわち、沈殿回収物やろ過回収物、凝集処理汚泥や生物処理汚泥等の含水物の乾燥、または、各種製造工程における液体と固形物を含む含液廃棄物の乾燥、または、有機物の発酵残渣等の含液物の乾燥に好適な方法及び装置に関する。
続きを表示(約 960 文字)
【背景技術】
【0002】
汚泥の乾燥方法として、特許文献1には、汚泥を抄き、次いで脱水した後、温風により乾燥することが記載されている。
【0003】
特許文献2には、断片となった汚泥を、乾燥室内で移動させながら乾燥することが記載されている。
【0004】
特許文献3には、重力濾過部、脱水部を有する脱水装置で処理した汚泥を断片に切り出し、乾燥することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-263098号公報
特開2009-101276号公報
特開2016-209814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
水を蒸発させるために多大なエネルギーが必要なことはよく知られている。加えて、生物処理汚泥等の含水物は、水と固形物との水和や、水を抱え込む特性のあるタンパク質や糖質などの介在、あるいは、凝集剤が水分を抱えているなど、単に水分子を蒸発させることよりも難しい。よって、含水物は非常に乾燥されにくく、特許文献1~3の方法によっても水を十分に蒸発させ乾燥することは容易ではなかった。
【0007】
乾燥に関わる要素は、温度(熱)、湿度(飽和水蒸気圧)、の他に、水と気体が接する境界面の水蒸気飽和層を速やかに移動させるための期待の流れ(風力、風速)が重要である。本発明は、このような水分の蒸発に関わる要素を上手く組み合わせ制御することで、含液物を効率よく乾燥する方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
[1] 液と粒子とを含むスラリー状又はペースト状の含液物を乾燥する方法において、
含液物を面状部具備体の面状部に付着させる付着工程と、その後、乾燥する乾燥工程とを有することを特徴とする含液物の乾燥方法。
【0009】
[2] 前記面状部は、スリット状の隙間を有する[1]の含液物の乾燥方法。
【0010】
[3] 前記面状部は、網目状である[1]の含液物の乾燥方法。
(【0011】以降は省略されています)
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