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公開番号2024010391
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-24
出願番号2022111707
出願日2022-07-12
発明の名称麺類乾燥室
出願人個人
代理人個人
主分類F26B 9/06 20060101AFI20240117BHJP(乾燥)
要約【課題】整流された空気の流れを形成した麺類乾燥室。
【解決手段】天井から吊り下げられた複数の天井扇の一部を正回転し、残部を逆回転させて、幡に巻きかけられた麺線の下部において所定以上の風速を生じさせるとともに、少なくとも逆転する天井扇に所定長さの風洞を設けた構成とした。前記天井扇は、径方向中央ほど送風力が大きい翼構造であり、前記風洞は前記天井扇の中央部の所定径にのみ対応する構成とした。上記構成によると、乾燥室の上方から下方に、下方から上方に整流された流れが形成され、乾燥室内での空気の無駄な流れを抑えることができ、麺類乾燥室全体のエネルギー消費を少なくすることができ、乾燥効果も大きくなる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の天井扇によって起こされる風を当てることで麺類を乾燥させる麺類乾燥室において、
天井から吊り下げられた複数の天井扇の一部を正回転し、残部を逆回転させて、幡に巻きかけられた麺線の下部において所定以上の風速を生じさせ、
前記少なくとも逆回転側の天井扇の天井側に所定長さの風洞を設けたことを特徴とする麺類乾燥室。
続きを表示(約 89 文字)【請求項2】
前記天井扇が、径方向中央ほど送風力が大きい翼構造であり、前記風洞は前記天井扇の中央部の所定径にのみ対応する大きさとした請求項1に記載の麺類乾燥室。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の天井扇によって起こされる風を当てることで麺類を乾燥させる麺類乾燥室に関し、特に、高品質の素麺の収量を増大できるようにした麺類乾燥室に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
素麺などの麺類を製造する方法としては以下の方法が代表的である。
【0003】
すなわち、特許文献1に開示されているように、原料粉を捏ねて玉と呼ばれる塊を造り、この玉を紐状(5~10mm程度の径)に延ばして上下1対の管(くだ)と呼ばれる棒に襷掛け状に巻き掛ける(上下の管の距離は50cm程度)。そして、これら管に巻き掛けた麺線を延伸(2mm程度)した後、幡(はた)に掛けるようになっている。
【0004】
上記幡100は、例えば図7の斜視図に示すように、1対の上下両管受102、103を柱101に昇降可能に支持させた構成となっており、麺線が多数回襷掛け状に巻き掛けられた上の管104の端部を上の管受102に、また、下の管105の端部を下の管受103に支持させるようになっている。
【0005】
次に、天井に設置された扇風機(以下「天井扇」という)によって起こされる風を上方から当てることで、上記のように延伸した麺線を乾燥させる。この天井扇としては、図8に示すように、モータ11の出力軸にハブ12を介して4枚の翼13を放射状に連結したものが一般的である。
【0006】
最後に、上記のように乾燥させた麺線を所定の長さに裁断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開昭63-167750号公報
特許3571035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記複数の天井扇Fから麺線に向かって一斉に送られる風は、真っ直ぐ下方に吹き下るので、床面で行き止まった空気は、床面の近くでは流れを形成しないで淀んだ状態を形成する。その結果、下側の約30%近くの麺線は乾燥が不十分な低品質のものになっているのが実情である。
【0009】
この点を改良すべく、本願出願人は特許3571035(特許文献2)において、上記複数の天井扇の内の一部を逆回転させることを提案し、製品の不良率を低減することに成功している。この構成では、逆転する天井扇が、乾燥室の下部の空気を吸い上げるので、正転する天井扇の噴出した空気が乾燥室の下部にまで行き届くことになる。
【0010】
しかしながら、上記特許3571035(特許文献2)によると、隣接する天井扇の吹き出し方向が相互に逆になっているのであるから、特定の正転する天井扇から噴き出した空気流を隣接する逆転天井扇が奪いとることになって、はなはだ荒れた流れを形成し、効率が悪く、電力コストが上がることになっていた。
(【0011】以降は省略されています)

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