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公開番号2024024153
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-22
出願番号2022126776
出願日2022-08-09
発明の名称減圧乾燥装置
出願人株式会社SCREENホールディングス
代理人個人,個人
主分類F26B 5/04 20060101AFI20240215BHJP(乾燥)
要約【課題】塗布膜に対する乾燥ムラの発生を抑制する技術を提供する。
【解決手段】減圧乾燥装置1は、チャンバ10と、ピン当接部の一例である支持ピン22と、幅広部の一例である支持プレート21と、幅狭部の一例である駆動軸23と、排気部とを備える。チャンバ10は基板9を収容する。支持プレート21はチャンバ10内に設けられ、下方の幅に比べて上方の幅が広い部分を含む。支持ピン22は支持プレート21から上方に延びており、基板9の下面に当接する。駆動軸23は支持プレート21から下方に延びており、支持プレート21よりも幅が狭い。排気部はチャンバ10内の気体を排出する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
基板の上面に形成された塗布膜を乾燥させる減圧乾燥装置であって、
前記基板を収容するチャンバと、
前記チャンバ内に設けられ、下方の幅に比べて上方の幅が広い部分を含む幅広部と、
前記幅広部から上方に延びており、前記基板の下面に当接するピン当接部と、
前記幅広部から下方に延びており、前記幅広部よりも幅が狭い幅狭部と、
前記チャンバ内の気体を排出する排気部と
を備える、減圧乾燥装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
請求項1に記載の減圧乾燥装置であって、
前記幅広部は、上方に向かうにつれて連続的に幅広となる部分を含む、減圧乾燥装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の減圧乾燥装置であって、
前記幅広部は、上方に向かうにつれて段階的に幅広となる部分を含む、減圧乾燥装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の減圧乾燥装置であって、
前記幅広部は、
第1部材と、
前記第1部材の両側から斜め下方に延びる一対の傘部と
を含む、減圧乾燥装置。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の減圧乾燥装置であって、
前記幅狭部を昇降させる昇降部をさらに備え、
前記幅広部の上面には、複数の前記ピン当接部が立設されている、減圧乾燥装置。
【請求項6】
請求項5に記載の減圧乾燥装置であって、
複数の前記幅狭部は所定方向において配列され、前記幅広部から下方に延びており、
前記幅広部は、
前記所定方向に沿って延びる第1部材と、
平面視において、前記幅狭部の間の領域の一部を避けて、前記幅狭部とそれぞれ重なる領域に設けられ、前記第1部材よりも幅が広い複数の第2部材と
を含む、減圧乾燥装置。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の減圧乾燥装置であって、
前記ピン当接部、前記幅広部および前記幅狭部は、固定ピンを形成している、減圧乾燥装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、減圧乾燥装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、各種の基板に塗布されたフォトレジスト等の塗布膜を減圧乾燥する減圧乾燥装置が知られている。各種の基板には、例えば、各種のデバイスを形成するためのガラス基板、セラミック基板、半導体ウエハ、電子デバイス基板または印刷用の印刷版等の種々の基板が適用される。各種のデバイスには、例えば、半導体装置、表示パネル、太陽電池パネル、磁気ディスク、または光ディスク等が適用される。表示パネルには、例えば、液晶表示パネル、有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示パネル、プラズマ表示パネル、または電界放出ディスプレイ等が適用される。
【0003】
減圧乾燥装置を用いて塗布膜を乾燥する際には、例えば、チャンバ内において複数のピンが基板を支持している状態で、チャンバの底部の排気口を介して真空ポンプでチャンバ内から排気を行う。そして、例えば、真空度が所定値に到達するとチャンバ内からの排気を停止し、チャンバ内にガスを供給することでチャンバ内を大気圧に戻す。ガスには、例えば、窒素ガス等の不活性ガスまたは空気等が適用される。
【0004】
ところで、減圧乾燥装置では、例えば、基板の上面に形成された塗布膜において、場所に応じて乾燥速度が違っていれば、その乾燥速度の違いに応じた乾燥のムラ(乾燥ムラともいう)が生じ得る。乾燥ムラは、例えば、乾燥後の塗布膜における厚さのばらつき等を生じさせる。
【0005】
例えば、基板において、複数のピンの接触により、複数のピンによって支持されている部分とその周辺の部分との間に温度差が生じ得る。これにより、例えば、複数のピンに起因する温度差に応じて、塗布膜の乾燥速度に違いが生じ得る。その結果、例えば、塗布膜において複数のピンの配置に応じた乾燥ムラが生じ得る。ここでは、例えば、塗布膜の減圧乾燥時には、塗布膜から溶媒等が気化する際に生じる気化熱によって基板の温度が低下するものの、複数のピンの熱容量が大きい場合にも、複数のピンが熱容量の大きなチャンバ等に連結されている場合にも、複数のピンの温度が変化し難い。このため、例えば、基板において複数のピンの配置に応じた温度差が生じ得る。
【0006】
特許文献1には、基板を支持する複数のピンを、内部空間内の流体が排出されることで冷却される中空ピン、あるいは内部空間内に冷却水等の液体が供給されることで冷却される中空ピンとすることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6579773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に係る減圧乾燥装置では、装置構成が複雑になり装置価格が高くなることにつながる。また、例えば、中空ピンに冷係水を供給する構成では、冷却水の漏れによって、チャンバ内の真空状態に悪影響を及ぼす場合も考えられる。
【0009】
本開示は、上記課題に鑑みてなされたものであり、塗布膜に対する乾燥ムラの発生を抑制する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1の態様は、基板の上面に形成された塗布膜を乾燥させる減圧乾燥装置であって、前記基板を収容するチャンバと、前記チャンバ内に設けられ、下方の幅に比べて上方の幅が広い部分を含む幅広部と、前記幅広部から上方に延びており、前記基板の下面に当接するピン当接部と、前記幅広部から下方に延びており、前記幅広部よりも幅が狭い幅狭部と、前記チャンバ内の気体を排出する排気部とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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