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公開番号2023091525
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-30
出願番号2021206308
出願日2021-12-20
発明の名称穀物乾燥機
出願人井関農機株式会社
代理人
主分類F26B 17/14 20060101AFI20230623BHJP(乾燥)
要約【課題】本発明は、容積量測定式の張込量センサーで乾燥機内の穀物の容積量を検出し、穀物の水分、刈り取り時期等の条件で補正を加えて重量換算することを課題とする。
また容積量測定式の張込量センサーで、乾燥中や排出中に不具合なく測定することを課題とする。
【解決手段】
容積量を重量の換算する場合、測定直前に水分計が計測した水分値、水分計が検出するに要した時間、穀物を収穫した時期、エレベータモータやバルブモータの負荷率等から容積量から重量に換算する値を補正する制御を行う。
容積量測定式の張込量センサーの計測中においては、燃焼量、穀物循環量を変更すること、あるいは上部ラセンのシャッタを開く等で穀物の拡散を止めることで対応する装置とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
穀物貯留用のタンク(T)と、タンク(T)の容量を検出する容積量測定式の張込量センサー(27)と、穀物の水分を検出する水分計(29)と、穀物を乾燥させるための燃焼バーナ(15)を備え、タンク(T)の穀物の容積量より重量換算する場合、水分値が高いほど容積換算値を小さく、水分値が低いほど容積換算値を大きくするように換算し、算出された重量値は収量管理データ登録され、重量値表示を行い、また容積量と重量は乾燥制御の自動設定用に利用することを特徴とする穀物乾燥機。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
容積量測定式の張込量センサーで、乾燥中等の穀物がタンクを循環している時に重量測定を行う場合は、燃焼バーナの燃焼量を低下させると共に、穀物がタンクを循環している循環量を低下させてから、容積量測定式の張込量センサーで測定することを特徴とする請求項1に記載の穀物乾燥機。
【請求項3】
容積量測定式の張込量センサーが、乾燥中や通風中にする測定の場合、穀物水分値より嵩密度を演算し嵩密度が所定値以上であるか、あるいは乾燥開始時の張込量が所定値よりも少ない場合において、乾燥機のタンク内への穀物の拡散を測定の間は停止させることを特徴とする請求項1に記載の穀物乾燥機。
【請求項4】
乾燥機のタンク(T)内へ供給する穀物を収容するコンテナを複数備え、該コンテナごとの初期水分データをそれぞれ測定し、乾燥終了後の水分は同一とし、各コンテナの乾燥による水分差を算出し、各コンテナの水分重量を換算し、この水分重量を損失重量として、張込時の各コンテナの重量配分より水分重量による損失重量を補正して、各コンテナの仕上がり重量配分を演算することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の穀物乾燥機。
【請求項5】
排出時に設定重量分ごとで排出を自動停止させる場合、設定重量よりも所定量少ない重量で排出を停止させ、容積量測定式の張込量センサーでタンク内に残っている穀物を測定し、不足分を追加排出することを特徴とする請求項1から請求項3に記載の穀物乾燥機。
【請求項6】
容積量測定式の張込量センサーは、錘の吊り下げ方式、レーザ式、超音波式、複数の圧力センサーのいずれかの感知数を利用する方式のものであって、タンク(T)内の所定の距離を計測することで容積を検出させることで重量換算することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の穀物乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、穀物乾燥機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
穀物乾燥機において、熱風温度の設定は容積量(張込量)によって設定されるが、一方で収量管理は穀物の重量で管理しており、容積量と重量の両方が利用される。その対応として容積量を測定し重量へ換算する方法があるが、この場合は穀物の嵩密度を計測する手段が必要である。方策として乾燥機の吸引風によって発生する穀物層内の減圧量を利用し、穀粒タンク内の減圧量と乾燥室内の減圧量の比率を利用して、基準の穀物の嵩密度を補正して算出する構成がある。(特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平2-133788
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記の従来技術では、乾燥機の吸引風によって発生する穀物層内の減圧量を利用したもので、穀粒タンク内の減圧量と乾燥室内の減圧量の比率を利用して基準の嵩密度を補正して算出する内容である。しかし減圧を利用した場合は、タンク(T)の容量の大きさとタンク形状の違いによって個々の演算が必要であるばかりか、現地での施工状況でタンク内の密閉度がばらつく等の問題が想定され、圧力以外の手段より穀物の嵩密度を検出し重量換算し、容積量と重量の双方を利用する制御が課題となる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明は、次の技術手段により解決される。
【0006】
穀物貯留用のタンクTと、タンクTの容量を検出する容積量測定式の張込量センサー27と、穀物の水分を検出する水分計29と、穀物を乾燥させるための燃焼バーナ15を備え、タンクTの穀物の容積量より重量換算する場合、水分値が高いほど容積換算値を小さく、水分値が低いほど容積換算値を大きくするように換算し、算出された重量値は収量管理データ登録され、重量値表示を行い、また容積量と重量は乾燥制御の自動設定用に利用する。
【0007】
請求項2の発明は、次の技術手段により解決される。
【0008】
容積量測定式の張込量センサーで、乾燥中等の穀物がタンクを循環している時に重量測定の場合は、燃焼バーナの燃焼量を低下させ、穀物がタンクを循環している循環量を低下させてから、容積量測定式の張込量センサーで測定する。
【0009】
請求項3の発明は、次の技術手段により解決される。
【0010】
容積量測定式の張込量センサーが、乾燥中や通風中に測定の場合、穀物水分値より嵩密度を演算し嵩密度が所定値以上であり、また乾燥開始時の張込量が所定値よりも少ない場合のいずれかにおいて、乾燥機のタンク内への穀物の拡散を測定の間は停止させることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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