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公開番号2023177888
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-14
出願番号2022090845
出願日2022-06-03
発明の名称カップ乾燥装置
出願人アルテミラ製缶株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F26B 15/18 20060101AFI20231207BHJP(乾燥)
要約【課題】洗浄後のカップを安定して乾燥できるカップ乾燥装置を提供する。
【解決手段】テーパ状の胴部100と底部110とを備え、胴部100の開口端部にカップ径方向の外側に突出するカール部105が形成された有底テーパ状のカップPを乾燥させるカップ乾燥装置30であって、胴部100の開口端部が下側を向く倒立姿勢でカップPを搬送方向Fに搬送する搬送部2と、搬送部2に搬送されるカップPに、カップ軸A回りに旋回する熱風Hを供給する旋回流供給部36と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
テーパ状の胴部と底部とを備え、前記胴部の開口端部にカップ径方向の外側に突出するカール部が形成された有底テーパ状のカップを乾燥させるカップ乾燥装置であって、
前記胴部の開口端部が下側を向く倒立姿勢で前記カップを搬送方向に搬送する搬送部と、
前記搬送部に搬送される前記カップに、カップ軸回りに旋回する熱風を供給する旋回流供給部と、を備える、
カップ乾燥装置。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記搬送部は、
前記胴部の開口端部を下側から支持する下コンベアと、
前記底部を上側から押さえる上コンベアと、を有し、
前記上コンベアは、前記搬送方向において、少なくとも前記旋回流供給部が設けられる範囲に配置される、
請求項1に記載のカップ乾燥装置。
【請求項3】
前記下コンベアは、通気性を有する材料により形成される、
請求項2に記載のカップ乾燥装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カップ乾燥装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載の缶洗浄装置が知られている。この缶洗浄装置は、搬送路のコンベア部上に、有底円筒状の缶が密集して配置される。複数の缶は、コンベア部によって搬送されつつ、洗浄及び乾燥される。また近年では、例えば特許文献2に記載されるような、胴部がテーパ状に形成された金属製カップへの需要がある。この種の金属製カップでは、飲み口となる胴部の開口端部に、唇を保護するためのカール部が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5103317号公報
特表2020-508874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献2のようなカップを洗浄後に乾燥しようとすると、下記の課題が生じる。
すなわち、カップを洗浄した後、胴部の開口端部が上側を向く正立姿勢でカップを搬送しつつ乾燥させると、カップの搬送姿勢が不安定になり、カップが倒れるおそれがある。また、胴部の開口端部が下側を向く倒立姿勢でカップを搬送しつつ乾燥させると、カール部内に残った液滴(水滴)などが十分に除去されないおそれがある。
【0005】
本発明は、洗浄後のカップを安定して乾燥できるカップ乾燥装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様1は、テーパ状の胴部と底部とを備え、前記胴部の開口端部にカップ径方向の外側に突出するカール部が形成された有底テーパ状のカップを乾燥させるカップ乾燥装置であって、前記胴部の開口端部が下側を向く倒立姿勢で前記カップを搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送部に搬送される前記カップに、カップ軸回りに旋回する熱風を供給する旋回流供給部と、を備える。
【0007】
本発明のカップ乾燥装置によれば、搬送部が、胴部の開口端部が下側を向く倒立姿勢でカップを搬送するため、カップの搬送姿勢が安定し、乾燥中にカップが倒れることを抑制できる。また、旋回流供給部が、カップの周囲を旋回する熱風(旋回流)をカップに供給するため、この旋回流がカップの外周面及びカール部に沿うようにカップ周方向に流れる。これにより、カール部内に残った液滴や水分等の乾燥が促進され、カップの外周面は勿論のこと、カール部内まで十分に乾燥させることができる。
以上より本発明によれば、洗浄後のカップを安定して搬送しつつ、安定して乾燥することができる。
【0008】
本発明の態様2において、前記搬送部は、前記胴部の開口端部を下側から支持する下コンベアと、前記底部を上側から押さえる上コンベアと、を有し、前記上コンベアは、前記搬送方向において、少なくとも前記旋回流供給部が設けられる範囲に配置される、態様1に記載のカップ乾燥装置としてもよい。
【0009】
この場合、カップ乾燥装置のうち、搬送方向において旋回流供給部が設けられる範囲(旋回流エリア)で、旋回流によってカップを動かそうとする力が作用しても、カップが下コンベアと上コンベアとの間で上下方向から挟持されているため、カップの搬送姿勢が不安定になるようなことが抑制される。このため、本発明による作用効果が安定して奏功される。また、より強い風量の旋回流をカップに供給することが可能となり、より効果的に乾燥を促すことができる。
【0010】
本発明の態様3において、前記下コンベアは、通気性を有する材料により形成される、態様2に記載のカップ乾燥装置としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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