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公開番号2023079056
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192466
出願日2021-11-26
発明の名称印刷管理システム、印刷制御方法、画像形成装置、及びサーバ装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 29/38 20060101AFI20230531BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】より先に配達された消耗材をより後に配達された消耗材よりも優先して消費することをユーザに対して促すこと。
【解決手段】開閉機構は、収容デバイスから画像形成装置への消耗材の補給経路を開閉するものであり、収容デバイス及び画像形成装置の少なくとも一方に配設される。サーバ装置は、後に配達された収容デバイスと先に配達された別の収容デバイスとがともに未使用状態かどうかに基づき、後に配達された収容デバイスの認証を実行する。ユーザ環境設けられる制御部は、後に配達された収容デバイスの認証が成功すると、開閉機構に消耗材の補給経路を開放させ又は開閉機構による補給経路の開放を可能にする。制御部は、後に配達された収容デバイスの認証が失敗したことに応じて、開閉機構に消耗材の補給経路を開放させず、又は開閉機構による補給経路の開放を許可しない。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザ環境に存在し、画像形成のために消費される消耗材を収容している収容デバイスに割り当てられた固有のコードを取得する取得部と、
前記収容デバイスから画像形成装置への前記消耗材の補給経路を開閉可能な、前記収容デバイス及び前記画像形成装置の少なくとも一方に配設される開閉機構と、
遠隔環境に存在し、前記取得部により取得された前記収容デバイスの前記コードに基づき、当該収容デバイスの認証を実行するサーバ装置と、
前記ユーザ環境に存在し、前記サーバ装置による前記収容デバイスの認証が成功すると、前記開閉機構に前記消耗材の補給経路を開放させ又は前記開閉機構による前記補給経路の開放を可能にする制御部と、を有し、
前記サーバ装置が、前記収容デバイスが未使用状態であり、かつ、前記画像形成装置のユーザに対して前記収容デバイスよりも先に配達された別の収容デバイスも未使用状態であると判定すると、前記収容デバイスの前記認証が失敗し、
前記制御部は、前記サーバ装置による前記収容デバイスの認証が失敗したことに応じて、前記開閉機構に前記消耗材の補給経路を開放させず、又は前記開閉機構による前記補給経路の開放を許可しない、印刷管理システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記サーバ装置は、ユーザのアカウント情報を受信し、
前記サーバ装置により行われる前記認証は、
前記収容デバイスの前記コードが前記アカウント情報に関連付けられているかを判定することと、
前記コードに関連付けられている前記収容デバイスのステータスが未使用状態かどうかを判定することと、
前記アカウント情報に関連付けられている前記別の収容デバイスが未使用状態かどうかを判定することと、を含む、
請求項1に記載の印刷管理システム。
【請求項3】
前記印刷管理システムは、
各ユーザのアカウント情報と、各ユーザに配達された収容デバイスのコードと、各収容デバイスの前記ステータスとを関連付けて管理するデータベース、
をさらに含み、
前記サーバ装置は、前記データベースを参照することで、前記収容デバイスの前記認証を実行する、
請求項2に記載の印刷管理システム。
【請求項4】
前記サーバ装置は、前記ユーザのアカウント情報を受信し、
前記サーバ装置により行われる前記認証は、前記データベースにおいて前記ユーザの前記アカウント情報に関連付けられている、未使用状態である収容デバイスのコードが2以上存在する場合に、前記収容デバイスの認証を失敗と判定すること、を含む、
請求項3に記載の印刷管理システム。
【請求項5】
前記サーバ装置は、前記ユーザのアカウント情報を受信し、
前記サーバ装置により行われる前記認証は、前記データベースにおいて前記ユーザの前記アカウント情報に関連付けられている、未使用状態である複数の収容デバイスの個数をカウントし、当該個数が閾値未満である場合に前記収容デバイスの認証を成功と判定すること、を含む、
請求項3に記載の印刷管理システム。
【請求項6】
前記サーバ装置は、前記ユーザのアカウント情報を受信し、
前記サーバ装置により行われる前記認証は、前記データベースにおいて前記ユーザのアカウント情報に関連付けられている前記コードにより識別される収容デバイスのうち、当該収容デバイスの未使用期間に基づき、前記別の収容デバイスを特定すること、を含む、
請求項3~5のいずれか1項に記載の印刷管理システム。
【請求項7】
前記データベースは、前記ユーザに配達される収容デバイスのコードが前記データベースへ登録された時期である登録時期を当該収容デバイスのコードと関連付けて登録しており、
前記サーバ装置は、前記別の収容デバイスについての前記登録時期を前記データベースから取得し、当該登録時期から求められる未使用期間であって、前記別の収容デバイスの当該未使用期間が所定期間以上かどうかを判定し、前記別の収容デバイスについての前記未使用期間が前記所定期間以上である場合に、前記収容デバイスの認証が失敗する、
請求項6に記載の印刷管理システム。
【請求項8】
前記サーバ装置は前記ユーザへの前記収容デバイスの配達をトリガするイベントが発生した際に、前記ユーザの前記アカウント情報と前記収容デバイスの前記登録時期とを前記データベースに登録する、
請求項7に記載の印刷管理システム。
【請求項9】
前記印刷管理システムは、前記認証の認証結果を前記ユーザに対して通知する通知手段をさらに含む、
請求項1~8のいずれか1項に記載の印刷管理システム。
【請求項10】
前記通知手段は、前記画像形成装置に含まれ、前記画像形成装置は、前記サーバ装置より前記認証結果を受信し、前記画像形成装置のユーザインタフェースを介してユーザに前記認証結果を通知する、
請求項9に記載の印刷管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷管理システム、印刷制御方法、画像形成装置、及びサーバ装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
コピー機、プリンタ及びファクシミリ受信機といった画像形成装置は、トナー又はインクなどの消耗剤を消費して記録媒体に画像を形成する。消耗剤が枯渇すると、ユーザは、使用済みのカートリッジを新しいカートリッジへ交換し、又は消耗材を収容しているパックから画像形成装置のタンクへ消耗材を補給する。広く普及している着脱型のカートリッジ方式と比較すると、補給時にのみ補給パックのような収容デバイスを画像形成装置へ接続して消耗材を装置内へ補給(例えば、注入)する補給方式は、低コストであり且つ環境負荷が低いといった利点を有する。特許文献1~3は、トナーを収容しているシリンダ状の収容デバイスをプリンタへ接続し、収容デバイスからプリンタへトナーを補給するための仕組みを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/046338号
特開2015-090384号公報
特開2021-030667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、消耗材を予め定められた契約内容にしたがってユーザに配達するサブスクリプションと呼ばれるビジネスモデルが存在する。これにより、正規でない消耗材又は収容デバイスの使用に起因する画像形成装置の故障、誤動作若しくは画質の低下、又は予期しないタイミングでの消耗材の枯渇といったユーザの不利益が解消又は軽減される。一方で、ユーザが複数の未使用状態の消耗材を保持してしまうことがある。より古い未使用状態の消耗材を新しい未使用状態の消耗材よりも優先して消費することが、ユーザにとっても環境負荷の観点からも、利点が多い。しかし、ユーザがより先に配達された消耗材の存在を失念してしまい、より後に配達された消耗材を先に使用してしまうことがあった。そこで、本発明は、より先に配達された消耗材をより後に配達された消耗材よりも優先して消費することをユーザに対して促すことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のある観点によれば、たとえば、ユーザ環境に存在し、画像形成のために消費される消耗材を収容している収容デバイスに割り当てられた固有のコードを取得する取得部と、
前記収容デバイスから画像形成装置への前記消耗材の補給経路を開閉可能な、前記収容デバイス及び前記画像形成装置の少なくとも一方に配設される開閉機構と、
遠隔環境に存在し、前記取得部により取得された前記収容デバイスの前記コードに基づき、当該収容デバイスの認証を実行するサーバ装置と、
前記ユーザ環境に存在し、前記サーバ装置による前記収容デバイスの認証が成功すると、前記開閉機構に前記消耗材の補給経路を開放させ又は前記開閉機構による前記補給経路の開放を可能にする制御部と、を有し、
前記サーバ装置が、前記収容デバイスが未使用状態であり、かつ、前記画像形成装置のユーザに対して前記収容デバイスよりも先に配達された別の収容デバイスも未使用状態であると判定すると、前記収容デバイスの前記認証が失敗し、
前記制御部は、前記サーバ装置による前記収容デバイスの認証が失敗したことに応じて、前記開閉機構に前記消耗材の補給経路を開放させず、又は前記開閉機構による前記補給経路の開放を許可しない、印刷管理システムが提供される。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、より先に配達された消耗材をより後に配達された消耗材よりも優先して消費することをユーザに対して促すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係る画像形成装置の外観の一例を示す概略斜視図。
一実施形態に係る画像形成装置の内部の物理的な構成の一例を示す概略断面図。
一実施形態に係る消耗材補給経路の構成の一例について説明するための概略斜視図。
一実施形態に係る貯蔵部及びその周辺の構成の一例について説明するための概略断面図。
一実施形態に係る補給パックの概略的な構成の一例について説明するための概略斜視図。
一実施形態に係る排出トレイの開閉について説明するための説明図。
トナー受け部に補給パックが接続された様子を示す説明図。
開閉機構の作動をロックするためのロック機構の一例について説明するための説明図。
第1実施形態に係る印刷管理システムの構成の一例を示す模式図。
第1実施形態に係る管理サーバの構成の一例を示すブロック図。
装置登録時のデータベースの更新の一例について説明するための説明図。
パック配達時のデータベースの更新の一例について説明するための説明図。
第1実施形態に係るユーザ端末の構成の一例を示すブロック図。
第1実施形態に係る画像形成装置の機能面の構成の一例を示すブロック図。
装置登録に関連する概略的な処理の流れの一例を示すシーケンス図。
ユーザへの補給パックの提供に関連する概略的な処理の流れのいくつかの例を示すシーケンス図。
消耗材補給時の第1実施例に係る概略的な処理の流れの一例を示すシーケンス図。
管理サーバにより実行される認証処理の流れの一例を示すフローチャート。
画像形成装置により実行されるロック制御処理の流れの一例を示すフローチャート。
消耗材補給時の第2実施例に係る概略的な処理の流れの一例を示すシーケンス図。
第2実施形態に係る印刷管理システムの構成の一例を示す模式図。
第2実施形態に係る補給パックと画像形成装置との間の接続について説明するための模式図。
第2実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を示すブロック図。
第2実施形態における消耗材補給時の概略的な処理の流れの一例を示すシーケンス図。
配達履歴を通知するGUIの一例を示す図。
認証結果を通知するメールの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0009】
<1.補給方式の画像形成装置の説明>
本節では、補給方式の画像形成装置の基本的な構成について図1~図8を用いて説明する。以下の説明では、モノクロレーザプリンタである画像形成装置1の構成を例示するが、本開示に係る技術は、例えばカラーレーザプリンタ及びインクジェットプリンタといった他の種類のプリンタにも適用可能である。概していうと、本開示に係る技術は、コピー機、プリンタ、ファクシミリ受信機及び複合機といった画像形成装置一般に、広く適用可能である。
【0010】
図1は、一実施形態に係る画像形成装置1の外観の一例を示す概略斜視図である。図2は、画像形成装置1の内部の物理的な構成の一例を示す概略断面図である。画像形成装置1は、入力画像データに基づいて記録媒体に画像を形成するモノクロレーザプリンタである。ここでの記録媒体は、紙、プラスチックフィルム、封筒、シート、及び布といった、材質の異なる様々な媒体を含み得る。
(【0011】以降は省略されています)

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