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公開番号2023072808
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-25
出願番号2021185476
出願日2021-11-15
発明の名称アクチュエータ
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類B60Q 1/115 20060101AFI20230518BHJP(車両一般)
要約【課題】ロッドのガタつきを抑制する新たなアクチュエータを提供する。
【解決手段】アクチュエータ42は、車両用灯具の照射方向を変化させるために用いられるアクチュエータであって、モータの回転に伴い回転する回転部材と、車両用灯具が備える光学部材を傾動する機構に接続される接続部を有し、回転部材と同軸に相対回転可能に連結されているロッド44と、ロッドが進退する開口部56cが形成されているハウジング56と、ロッド44を進退方向に摺動可能に保持しつつ該ロッドの進退方向と交差する方向へのガタつきを抑制し、開口部56cに装着される保持部材60と、備える。ロッドは、回転部材が回転した際に保持部材60によって回転が規制されることで保持部材60に対して摺動する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両用灯具の照射方向を変化させるために用いられるアクチュエータであって、
モータの回転に伴い回転する回転部材と、
車両用灯具が備える光学部材を傾動する機構に接続される接続部を有し、前記回転部材と同軸に相対回転可能に連結されているロッドと、
前記ロッドが進退する開口部が形成されているハウジングと、
前記ロッドを進退方向に摺動可能に保持しつつ該ロッドの進退方向と交差する方向へのガタつきを抑制し、前記開口部に装着される保持部材と、備え、
前記ロッドは、前記回転部材が回転した際に前記保持部材によって回転が規制されることで前記保持部材に対して摺動することを特徴とするアクチュエータ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記ロッドは、外周に複数のガイドレールが軸方向に設けられており、
前記保持部材は、内周に複数のガイド溝が軸方向に設けられており、
前記ガイドレールは、前記ガイド溝に対して摺動することを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
【請求項3】
前記複数のガイドレールは、前記ロッドの周方向に等間隔に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のアクチュエータ。
【請求項4】
前記保持部材は、前記開口部の内周に設けられているスナップフィットと係合する突起が外周に形成されており、
前記突起は、前記ガイド溝同士の間に設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載のアクチュエータ。
【請求項5】
前記回転部材は、回転軸に沿った孔に雌ネジが形成されており、
前記ロッドは、前記回転部材と連結される側の端部の外周に雄ネジが設けられており、該雄ネジと前記雌ネジとが噛み合うことで前記回転部材と連結されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
【請求項6】
前記ロッドは、収縮時に前記回転部材の孔の底部に突き当たる第1の位置と、伸長時に前記保持部材の一部に突き当たる第2の位置との間で移動できるように前記回転部材と連結されており、前記第1の位置において、前記ガイドレールが前記雌ネジとオーバーラップしていることを特徴とする請求項5に記載のアクチュエータ。
【請求項7】
車両用灯具の照射方向を変化させるために用いられるアクチュエータであって、
扁平モータと、
前記扁平モータの回転に伴い回転する回転部材と、
車両用灯具が備える光学部材を傾動する機構に接続される接続部を有し、前記回転部材と同軸に相対回転可能に連結されているロッドと、
前記扁平モータ、前記回転部材及び前記ロッドを収容するハウジングと、を備え、
前記ロッドは、前記回転部材の回転に伴い該回転部材に対して前記接続部が進退するように構成されており、
前記扁平モータの回転軸と前記回転部材の回転軸とが平行でないことを特徴とするアクチュエータ。
【請求項8】
前記ハウジングは、全体が箱型の形状であり、前記扁平モータを支持する第1部材と、該第1部材に形成された開口部を覆う第2部材と、を有し、
前記開口部は、前記第2部材に覆われていない状態で前記扁平モータが露出するように形成されていることを特徴とする請求項7に記載のアクチュエータ。
【請求項9】
前記ハウジングの高さをH、幅をW、厚みをD(ただしH>W>D)とすると、
前記扁平モータは、回転軸が厚み方向に沿うように配置されており、
前記回転部材は、幅方向に沿うように配置されていることを特徴とする請求項7又は8に記載のアクチュエータ。
【請求項10】
前記ハウジングは、幅方向の両側の面の一方に、前記ロッドがスライドするスライド穴が形成されていることを特徴とする請求項9に記載のアクチュエータ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アクチュエータに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両の傾斜角度に応じて車両用前照灯の光軸を調節して照射方向を変化させるレベリングアクチュエータ装置が知られている。例えば、特許文献1には、電気モータと、電気モータにより回転するロッドと、ロッドの周囲を部分的に覆い、ロッドの回転運動を直線運動に変換するメカトロニクス装置と、を備える照明補正器が開示されている。ロッドの先端には球状部が設けられており、リフレクタの背面にある接続部に嵌められた球状部が進退することでリフレクタが傾動し、ひいては照明器の照射方向が変化する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-26763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述の照明補正器は、ロッドの周りの少なくとも一部に配置されたメカトロニクス装置によりロッドの回転運動を螺旋運動に変換する。その結果、ハウジングに設けられた開口部からロッドが進退することになるが、メカトロニクス装置によってロッドが動くためには、互いの間にある程度の遊びが必要である。一方、遊びがあると、スライドするロッドがメカトロニクス装置に対してガタつくおそれがある。
【0005】
また、前述の照明補正器は、ハウジングの長手方向にモータが横たわっており、モータの長手方向と直交する方向にロッドが進退するように構成されている。そのため、照明補正器全体の大きさという観点では更なる小型化が求められる。
【0006】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところの一つは、ロッドのガタつきを抑制する新たなアクチュエータを提供することにある。また、その目的とするところの他の一つは、コンパクトなアクチュエータを実現する新たな構成を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある態様のアクチュエータは、車両用灯具の照射方向を変化させるために用いられるアクチュエータであって、モータの回転に伴い回転する回転部材と、車両用灯具が備える光学部材を傾動する機構に接続される接続部を有し、回転部材と同軸に相対回転可能に連結されているロッドと、ロッドが進退する開口部が形成されているハウジングと、ロッドを進退方向に摺動可能に保持しつつ該ロッドの進退方向と交差する方向へのガタつきを抑制し、開口部に装着される保持部材と、備える。ロッドは、回転部材が回転した際に保持部材によって回転が規制されることで保持部材に対して摺動する。
【0008】
この態様によると、回転部材と同軸のロッドは、回転部材の回転によって保持部材に対して摺動することで開口部から進退する。そのため、回転部材とロッドを一体としてコンパクトにできる。
【0009】
ロッドは、外周に複数のガイドレールが軸方向に設けられており、保持部材は、内周に複数のガイド溝が軸方向に設けられており、ガイドレールは、ガイド溝に対して摺動してもよい。これにより、ロッドは回転せずに保持部材の軸方向に摺動できる。
【0010】
複数のガイドレールは、ロッドの周方向に等間隔に設けられていてもよい。これにより、ロッドの複数のガイドレールのそれぞれが、保持部材の複数のガイド溝のそれぞれで等間隔にガイドされる。これにより、保持部材に対してロッドが傾きにくくなり、ロッドが保持部材に対してスムーズに摺動する。
(【0011】以降は省略されています)

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