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公開番号2023049519
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-10
出願番号2021159300
出願日2021-09-29
発明の名称照明装置
出願人コイト電工株式会社
代理人個人
主分類B60Q 3/43 20170101AFI20230403BHJP(車両一般)
要約【課題】装置全体の設計やデザインの自由度が大きく小型化や軽量化も可能となり、樹脂製の光学部品が万一溶融しても確実に受け入れ可能で外部に滴下する虞がなく安全性も高めることができる照明装置を提供する。
【解決手段】ケース11と、ケース11の内側から光を外側に出射する光源20と、光源20の光出射側に固定されて光を通すレンズ30とを有し、ケース11の内側に光源20を取り付ける取付部14が設けられ、ケース11の内側のうち取付部14に区画された空間が、レンズ30が溶融滴下したときに受け入れ可能な溶融受け部17となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ケースと、該ケースの内側から光を外側に出射する光源と、該光源の光出射側に固定されて光を通す光学部品と、を有する照明装置において、
前記ケースの内側に前記光源を取り付ける取付部が設けられ、
前記ケースの内側のうち前記取付部に区画された空間が、前記光学部品が溶融滴下したときに受け入れ可能な溶融受け部となることを特徴とする照明装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記溶融受け部は、前記取付部上に取り付けられた前記光源よりも下方に位置することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記光学部品は、前記ケースの内面側との間で何れか一方に設けられた係合部が他方に設けられた被係合部に係合することで、前記光源を前記取付部との間に挟む状態で前記ケースに固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記取付部は、該取付部上に載置した前記光源を少なくとも一方向に位置決めする第1位置決め手段を備え、
前記光学部品は、前記光源上に重ね合わせたとき該光源を少なくとも前記一方向とは異なる他方向に位置決めする第2位置決め手段を備えることを特徴とする請求項1,2または3に記載の照明装置。
【請求項5】
前記ケースの内側のうち前記取付部を設けない空間が、前記光源に電力を供給する電源装置を収納可能な電源収納部となることを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の照明装置。
【請求項6】
前記ケースの端部に装着する端末部材を備え、
前記端末部材は、設置箇所に支持するブラケットを兼ねることを特徴とする請求項1,2,3,4または5に記載の照明装置。
【請求項7】
前記ケースは、長手方向に一様な溝状断面に形成され、長手方向に延びる底面壁と、該底面壁の両端縁より立ち上がり互いに対向する両側面壁と、を備えてなり、
前記ケースの底面壁には、その長手方向に沿って外側より内側に凹む長溝が形成され、該長溝の裏側としてケースの内側に出っ張る凸条が前記取付部となり、該取付部の上端に、その長手方向に沿って光源の基板を載置する平坦な載置面を備え、
前記ケースの内側で前記底面壁と前記両側面壁に囲まれた空間のうち、前記取付部の両側に区画された領域が前記溶融物受け部となることを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6に記載の照明装置。
【請求項8】
前記ケースは、支持ブラケットを介して設置箇所に支持され、
前記支持ブラケットは、その一部が前記ケースの底面壁に下から重なり、該一部が前記長溝内に収納されたナットに対してネジ止めされ、前記長溝に沿って移動可能であることを特徴とする請求項7に記載の照明装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、汎用性のある照明装置に関し、例えば鉄道車両の客室内の天井に設置して間接照明に用いられるものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、鉄道車両や航空機、自動車等の客室内に用いる室内灯として、例えば客室内の天井に取り付ける各種の照明装置が知られている。最近の照明装置は、光源として蛍光灯ではなくLEDを採用するものが増えており、また直接光ではなく間接光により客室内を照らすものが主流となっている。
【0003】
例えば特許文献1には、ハウジング内にLEDを光源とする導光棒が収納され、導光棒から照射された光は、ハウジングの側壁部を透過してそのまま車室内に照射される他、側壁部の斜め上方に向かう光は、天井に反射されて車室内に間接光として照射される照明装置が開示されている。
【0004】
このような照明装置において、光を通す導光棒やハウジングの側壁部等の光学部品は、透明性の高い合成樹脂で形成されている。ところが、客室内の天井に取り付ける照明装置の部品に合成樹脂を用いると、万一火災が発生したときに溶融滴下する虞がある。そのため、鉄道車両の場合、法規によって溶融滴下する状況での合成樹脂の部品の使用は制限されていた。
【0005】
従って、鉄道車両の照明装置における光学部品の材料は、不燃性であり透光性のあるガラスを採用することになるが、一般にガラスは割れやすいといった問題があり、かかる問題を解決するには肉厚となり重量増加を招くというさらなる問題があった。また、ガラスは、合成樹脂に比べて加工が困難であると共に、材料費も高価であるばかりでなく、割れに対する安全面での問題もあった。
【0006】
以上の問題に鑑みて本件出願人は、例えば特許文献2~4により、ケーシングの内側に光源であるLEDとその保護カバーを備え、保護カバーを合成樹脂により成形しても、ケースに溶融物の受け部を設けることにより、保護カバーが万一溶融しても下方に漏らす虞のない照明装置を既に提案している。これらの照明装置では、保護カバーを透過した光は、ケーシング自体の内側に形成した反射面によって配光制御していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2009-96388号公報
特開2012-17090号公報
特開2013-91472号公報
特開2014-49263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前述した特許文献2~4に記載の従来の照明装置では、次のような新たな問題を解決するための改良が望まれることになった。すなわち、ケース自体の内側を反射板として配光制御するため、ケースは反射板の形状に基づいて設計される。よって、ケース全体の設計やデザインの自由度が著しく制限され、装置全体の外形寸法も大きくなり、重量の増加も招くという問題があった。
【0009】
また、従来の照明装置では、溶融物を受け入れる構成を設けたことで、光学部品をガラスの代わりに合成樹脂で成形可能となり、その分の軽量化と安全対策に優れたものであった。しかしながら、光学部品の大きさによっては、その溶融物を受け入れるスペースの容量が十分でない虞があり、また溶融物を確実に受け入れるための配置のさらなる工夫も望まれていた。
【0010】
本発明は、以上のような従来の技術の有する問題点に着目してなされたものであり、装置全体の設計やデザインの自由度が大きく小型化や軽量化も可能となり、樹脂製の光学部品が万一溶融しても確実に受け入れ可能で外部に滴下する虞がなく安全性も高めることができる照明装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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