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公開番号2025164912
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2025143500,2021150366
出願日2025-08-29,2021-09-15
発明の名称試験システム
出願人新東工業株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G01M 99/00 20110101AFI20251023BHJP(測定;試験)
要約【課題】ワークを輸送することなく、ワークの形状まで考慮にいれた試験を遠隔実施することが可能な試験システムを実現する。
【解決手段】試験システム(S)は、コンピュータ(3)と3Dプリンタ(4)と試験装置(5)とを備えている。コンピュータ(3)は、ワーク(W)の立体形状を示す形状データ(D1)及びワーク(W)の材料を示す材料データ(D2)を取得する。3Dプリンタ(4)は、形状データ(D)1の示す立体形状を有する構造物(Wa)を造形する。試験装置(5)は、材料データ(D2)の示す材料により構成された試験片(P)を構造物(Wa)に付加することによって作成された擬似ワーク(Wb)の試験を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワークの立体形状を示す形状データ及びワークの材料を示す材料データを取得するコンピュータと、
前記形状データの示す立体形状を有する構造物であって、前記材料データの示す材料とは異なる材料で構成される前記構造物を造形する3Dプリンタと、
前記材料データの示す材料により構成された試験片を前記構造物に付加することによって作成された、形状が前記ワークと同一であり、且つ一部において材料が前記ワークと同一である擬似ワークであって、前記擬似ワークに表面加工を行う試験を行う試験装置と、を備えている、
ことを特徴とする試験システム。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記試験装置は、前記擬似ワークに表面加工を施す加工機と、前記表面加工が施された前記擬似ワークの表面状態を測定する測定器と、を含んでいる、
ことを特徴とする請求項1に記載の試験システム。
【請求項3】
前記形状データを生成する3Dスキャナと、
前記形状データ及び前記材料データを前記コンピュータに提供すると共に、前記試験の結果を示す結果データを前記コンピュータから取得する他のコンピュータと、を更に備えている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の試験システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークの試験を行う試験システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ショットブラストやマイクロブラストなどのブラスト加工、ショットピーニングやレーザピーニングなどのピーニング加工、バレル研摩やブラシ研摩などの研摩加工、ローラバニシングなどのバニシング加工など、様々な表面加工が実用化されている。高品質な表面加工を実現するためには、加工後のワークの表面状態を試験する技術が重要になる。試験で確認するべき表面状態としては、例えば、粗度、硬度、残留応力、結晶粒径などが挙げられる。例えば、特許文献1には、表面加工を施したワークの残留応力等を、電気的に試験する表面特性試験装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-224073号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
加工後の表面状態を試験するためには、表面加工の目的に応じた測定装置が必要になる。このため、例えば、加工装置を所持しているが、測定装置を所持していないユーザは、このような試験を加工装置の製造メーカ等に依頼することになる。しかしながら、このような遠隔試験には、試験を依頼する依頼者のもとから試験を実施する試験者のもとまでワークを輸送する手間、時間、及びコストを要するという問題がある。ワークの一部を依頼者のもとから試験者のもとへと輸送する、或いは、ワークの材質と同じ材質の試験片を試験者側で用意して試験を行うなどの対策が考えられるが、この場合、ワークの形状まで考慮に入れた試験を実施することができないという問題を招来する。表面加工以外の各種加工についても、同様の問題が生じ得る。
【0005】
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワークを輸送することなく、ワークの形状まで考慮にいれた試験を遠隔実施することが可能な試験システムを実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る試験システムは、ワークの立体形状を示す形状データ及びワークの材料を示す材料データを取得するコンピュータと、前記形状データの示す立体形状を有する構造物であって、前記材料データの示す材料とは異なる材料で構成される前記構造物を造形する3Dプリンタと、前記材料データの示す材料により構成された試験片を前記構造物に付加することによって作成された、形状が前記ワークと同一であり、且つ一部において材料が前記ワークと同一である擬似ワークであって、前記擬似ワークに表面加工を行う試験を行う試験装置と、を備えている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、ワークを輸送することなく、ワークの形状まで考慮にいれた試験を遠隔実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る試験システムの構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る試験方法の流れを示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(試験システムの構成)
本発明の一実施形態に係る試験システムSの構成について、図1を参照して説明する。図1は、試験システムSの構成を示すブロック図である。
【0010】
試験システムSは、図1に示すように、3Dスキャナ1、コンピュータ2、コンピュータ3、3Dプリンタ4、及び試験装置5を含んでいる。3Dスキャナ1、及びコンピュータ2は、試験を依頼する依頼者側の装置であり、コンピュータ3、3Dプリンタ4、及び試験装置5は、試験を実施する試験者側の装置である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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