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公開番号2025151011
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024052218
出願日2024-03-27
発明の名称培養システム
出願人新東工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C12M 1/00 20060101AFI20251002BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】培養効率を向上させること。
【解決手段】培養システム1は、光合成微生物Pを培養するための培養液Cを貯留する受槽5と、培養液Cを収容する培養槽21Aと、培養槽21Aよりも上方に配置され、培養液Cを収容する培養槽21Cと、培養槽21Aに接続され、培養槽21Aに培養液Cを供給する供給管34Aと、培養槽21Cに接続され、培養槽21Cに培養液Cを供給する供給管34Cと、培養槽21A及び培養槽21Cよりも上方に配置され、受槽5からの培養液Cを培養槽21A及び培養槽21Cに分配する分水器33と、供給管34Aに空気を導入する導入管35Aであって、供給管34Aに接続された接続端及び大気に開口する開放端を有する導入管35Aと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光合成微生物を培養するための培養液を貯留する受槽と、
前記培養液を収容する第1培養槽と、
前記第1培養槽よりも上方に配置され、前記培養液を収容する第2培養槽と、
前記第1培養槽に接続され、前記第1培養槽に前記培養液を供給する第1供給管と、
前記第2培養槽に接続され、前記第2培養槽に前記培養液を供給する第2供給管と、
前記第1培養槽及び前記第2培養槽よりも上方に配置され、前記受槽からの前記培養液を前記第1供給管及び前記第2供給管に分配する分水器と、
前記第1供給管に空気を導入する第1導入管であって、前記第1供給管に接続された第1接続端及び大気に開口する第1開放端を有する前記第1導入管と、
を備える、培養システム。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記第2供給管に空気を導入する第2導入管であって、前記第2供給管に接続された第2接続端及び大気に開口する第2開放端を有する前記第2導入管を更に備える、請求項1に記載の培養システム。
【請求項3】
前記第1接続端と前記第2接続端とは、上下方向において同じ位置に設けられる、請求項2に記載の培養システム。
【請求項4】
前記分水器から前記受槽に前記培養液を戻す戻り配管を更に備え、
前記第1開放端は、前記戻り配管よりも高い位置に設けられる、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の培養システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、培養システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、光合成によって増殖する光合成微生物が注目されている。光合成微生物の一種である藻類は、栄養素を含む液体中で細胞分裂を繰り返すことで増殖する微細な植物プランクトンである。藻類は、成長が早く、培養しやすいので、様々な産業で利用可能な有機性資源として有効活用が期待されている。例えば、藻類は、食品、薬品、吸着材又は油の原料として利用される。
【0003】
このような光合成微生物を培養する技術として、特許文献1には、微細藻類を培養するための光合成培養装置が記載されている。この光合成培養装置は、培養槽と、培地供給槽と、培地供給槽から培養槽に培養液を供給する配管及び送液ポンプと、を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-231538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
空間を有効利用するために、上下方向に積み重ねられた複数の培養槽が用いられることがある。この構成においては、培養液の供給速度にばらつきが生じ、培養槽に所望量の培養液を供給するまでに要する時間が培養槽の高さに応じて異なることがある。この場合、培養槽において培養液が溢れ、培養効率が低下するおそれがある。
【0006】
本開示は、培養効率を向上可能な培養システムを説明する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一側面に係る培養システムは、光合成微生物を培養するための培養液を貯留する受槽と、培養液を収容する第1培養槽と、第1培養槽よりも上方に配置され、培養液を収容する第2培養槽と、第1培養槽に接続され、第1培養槽に培養液を供給する第1供給管と、第2培養槽に接続され、第2培養槽に培養液を供給する第2供給管と、第1培養槽及び第2培養槽よりも上方に配置され、受槽からの培養液を第1供給管及び第2供給管に分配する分水器と、第1供給管に空気を導入する第1導入管であって、第1供給管に接続された第1接続端及び大気に開口する第1開放端を有する第1導入管と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の各側面及び各実施形態によれば、培養効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係る培養システムを概略的に示す図である。
図2は、図1に示される培養部を概略的に示す図である。
図3は、図2に示される培養部の一部を詳細に示す図である。
図4は、図1に示される供給部の一部を詳細に示す図である。
図5の(a)は、図1に示される培養システムにおける培養液の供給速度を説明するための図である。図5の(b)は、比較例の培養システムにおける培養液の供給速度を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本開示の実施形態が詳細に説明される。なお、図面の説明において同一要素には同一符号が付され、重複する説明は省略される。各図には、XYZ座標系が示される場合がある。Y軸方向は、X軸方向及びZ軸方向と交差(例えば、直交)する方向である。Z軸方向は、X軸方向及びY軸方向と交差(例えば、直交)する方向である。一例として、X軸方向は、左右方向(幅方向)であり、Y軸方向は、前後方向(奥行方向)であり、Z軸方向は、上下方向(高さ方向)である。
(【0011】以降は省略されています)

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