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公開番号2025101725
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2024187763
出願日2024-10-24
発明の名称表示パネル及びその製造方法、表示装置
出願人合肥維信諾科技有限公司,HEFEI VISIONOX TECHNOLOGY CO.,LTD.,クンシャンゴー-ビシオノクスオプト-エレクトロニクスカンパニーリミテッド,Kunshan Go-Visionox Opto-Electronics Co., Ltd.
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類H10K 59/122 20230101AFI20250630BHJP()
要約【課題】本願は、表示パネル及びその製造方法、表示装置を提供する。
【解決手段】基板は、タッチ制御配線とタッチ制御配線を被覆する平坦層とを含む。遮断構造は、平坦層の一方側に設けられ、複数の遮断開口及び複数の第1環状溝を画定し、第1環状溝内に第1構造体が設けられ、第1構造体は、遮断構造と絶縁され、且つ第1構造体は、タッチ制御配線に電気的に接続される。発光機能層は、平坦層の一方側に設けられ、複数の発光構造を含み、発光構造は、遮断開口内に設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
基板と、遮断構造と、発光機能層とを含み、
前記基板は、タッチ制御配線と、前記タッチ制御配線を被覆する平坦層とを含み、
前記遮断構造は、前記平坦層の一方側に設けられ、複数の遮断開口及び複数の第１環状溝を画定し、前記第１環状溝内に第１構造体が設けられ、前記第１構造体は、前記遮断構造と絶縁され、且つ前記第１構造体は、前記タッチ制御配線に電気的に接続され、
前記発光機能層は、前記平坦層の一方側に設けられ、複数の発光構造を含み、前記発光構造は、前記遮断開口内に設けられている、表示パネル。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記平坦層に複数の第１ビアが設けられ、各前記第１ビアは、前記平坦層を貫通し、且つ前記タッチ制御配線を露出させ、前記第１構造体は、前記第１ビアから露出した前記タッチ制御配線に接触し、
前記第１構造体は、金属材質で製造される、請求項１に記載の表示パネル。
【請求項３】
隣接する複数の前記発光構造は、画素ユニットを構成し、隣接する前記画素ユニットの間に前記第１構造体が設けられ、
前記画素ユニットは、アレイに分布し、複数の前記第１構造体は、アレイに分布する、請求項１に記載の表示パネル。
【請求項４】
全ての前記画素ユニットは、構成が同じであり、複数の前記第１構造体は、構造が同じである、請求項３に記載の表示パネル。
【請求項５】
前記タッチ制御配線は、Ｔｉ／Ａｌ／Ｔｉ積層構造であり、
前記タッチ制御配線は、複数のタッチ制御開口を画定し、前記タッチ制御開口は、前記画素ユニットに対応し、
各前記画素ユニットに対応する３つの前記遮断開口の前記平坦層への投影は、前記タッチ制御開口の前記平坦層への投影内に位置し、
前記タッチ制御配線は、網状構造であり、
複数の前記タッチ制御開口は、互いに独立し、且つ前記タッチ制御開口は、環状構造である、請求項３に記載の表示パネル。
【請求項６】
少なくとも２つの隣接する前記画素ユニットの間に前記第１構造体が設けられ、
隣接する２つの前記画素ユニットの間に前記第１構造体が設けられ、
あるいは、隣接する４つの前記画素ユニットの間に前記第１構造体が設けられている、請求項３に記載の表示パネル。
【請求項７】
前記表示パネルは、制御モジュールをさらに含み、前記第１構造体の外側に順に複数の前記第１環状溝が周設され、前記第１環状溝内に保護リングが設けられ、前記保護リングは、前記第１構造体の外側に嵌設され、前記保護リングは、前記第１構造体及び前記遮断構造と絶縁され、且つ前記保護リングは、前記制御モジュールに電気的に接続される、請求項１に記載の表示パネル。
【請求項８】
前記保護リングの前記平坦層での高さは、前記第１構造体の前記平坦層での高さ以上であり、
前記タッチ制御配線は、前記制御モジュールに電気的に接続されている、請求項７に記載の表示パネル。
【請求項９】
前記第１構造体の外側に少なくとも１つの前記保護リングが嵌設され、
あるいは、前記保護リングと前記第１構造体は、数が同じであり、且つ一対一で対応して設けられている、請求項８に記載の表示パネル。
【請求項１０】
前記保護リングは、導電材質を含み、
前記保護リングは、金属材質で製造され、
前記保護リングと前記第１構造体は、材質が同じである、請求項７に記載の表示パネル。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本願は、表示技術分野に関し、特に表示パネル及びその製造方法、表示装置に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
ＯＬＥＤ（ＯｒｇａｎＬｉｇｈｔＥｍｉｔｔｉｎｇＤｉｏｄｅ、有機発光ダイオード）表示パネルは、現在の表示パネルの研究分野の注目点の１つであり、液晶表示パネルに比べて、低いエネルギー消費量、低いコスト、自発光、広い画角及び速い応答速度などの利点を有する。
【０００３】
しかし、現在のＯＬＥＤ表示パネルにおいてＯｎｃｅｌｌ方式でタッチ制御機能を集積する時にコストが高く、厚さが大きいという問題が存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
これに鑑みて、上述した表示パネルに存在する問題に対して、表示パネル及びその製造方法、表示装置を提供する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
第１態様として、本願の実施例は、
基板と、遮断構造と、発光機能層とを含み、
前記基板は、タッチ制御配線と、前記タッチ制御配線を被覆する平坦層とを含み、
前記遮断構造は、前記平坦層の一方側に設けられ、複数の遮断開口及び複数の第１環状溝を画定し、前記第１環状溝内に第１構造体が設けられ、前記第１構造体は、前記遮断構造と絶縁され、且つ前記第１構造体は、前記タッチ制御配線に電気的に接続され、
前記発光機能層は、前記平坦層の一方側に設けられ、複数の発光構造を含み、前記発光構造は、前記遮断開口内に設けられている表示パネルを提供する。
【０００６】
本願の実施例の提供する表示パネルは、遮断構造により第１環状溝を画定し、第１環状溝内に第１構造体が設けられ、且つ第１構造体が遮断構造と絶縁され、且つ第１構造体がタッチ制御配線に電気的に接続されることにより、１つのマスク（ｍａｓｋ）によって遮断構造及び第１構造体を製造し、第１構造体をタッチ制御構造として用い、ユーザは、第１構造体の位置する領域をタッチすることにより、タッチ制御配線による信号伝達を経て、１層のタッチ制御層を別個に設置する必要がなく、第１構造体によってＩｎｃｅｌｌの自己容量によるタッチ制御を実現することができ、表示パネルの製造コストを低く、且つ製品の厚さを薄くする。さらに、発光構造が遮断開口内に位置し、遮断開口及び第１環状溝がそれぞれ遮断構造によって画定されるため、第１構造体の存在は表示パネルの画素開口率に影響を与えず、表示効果を確保することができる。
【０００７】
一実施例では、前記平坦層に複数の第１ビアが設けられ、各前記第１ビアは、前記平坦層を貫通し、且つ前記タッチ制御配線を露出させ、前記第１構造体は、前記第１ビアから露出した前記タッチ制御配線に接触する。
好ましくは、前記第１構造体は、金属材質で製造される。
好ましくは、前記第１構造体の材質は、銅、銀、金、モリブデン、アルミニウム、チタンのうちの１種又は複数種の組み合わせである。
【０００８】
このように、第１構造体とタッチ制御配線との間の電気的な接続を容易に実現することができる。
【０００９】
一実施例では、隣接する複数の前記発光構造は、画素ユニットを構成し、隣接する前記画素ユニットの間に前記第１構造体が設けられる。
好ましくは、全ての前記画素ユニットは、構成が同じであり、且つアレイに分布し、複数の前記第１構造体は、アレイに分布する。
好ましくは、複数の前記第１構造体は、構造が同じである。
【００１０】
このように、多くの第１構造体を配置し、タッチ制御操作の感度を確保することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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