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公開番号2025087866
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2025037009,2021065084
出願日2025-03-10,2021-04-07
発明の名称積層体及び被覆構造体
出願人株式会社エフコンサルタント
代理人
主分類B32B 7/027 20190101AFI20250603BHJP(積層体)
要約【課題】本発明は、施工性、耐熱保護性等に優れた積層体及び被覆構造体を提供する。
【解決手段】本発明の積層体は、少なくとも吸熱層、及び化粧層が積層されたものであり、上記吸熱層は、上記化粧層の裏面側に、該化粧層の主面と平行な方向に間隔を空けて複数並設され、上記化粧層は、樹脂成分及び意匠性粉粒体を含む組成物により形成されるものであり、該樹脂成分のガラス転移温度は-60℃～60℃であり、上記吸熱層の裏面側、または、上記吸熱層と上記化粧層との間に、熱発泡層が積層されていることを特徴とする。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項１】
化粧層を有する積層体であって、
上記積層体は、少なくとも吸熱層、及び化粧層が積層されたものであり、
上記吸熱層は、上記化粧層の裏面側に、該化粧層の主面と平行な方向に間隔を空けて複数並設され、
上記化粧層は、樹脂成分及び意匠性粉粒体を含む組成物により形成されるものであり、該樹脂成分のガラス転移温度は－６０℃～６０℃であ
り、
上記吸熱層の裏面側、または、上記吸熱層と上記化粧層との間に、熱発泡層が積層されている
ことを特徴とする積層体。
続きを表示（約 240 文字）【請求項２】
上記熱発泡層は、樹脂成分、難燃剤、発泡剤、炭化剤、及び充填剤を含有する混合物からなるものであることを特徴とする請求項１記載の積層体。
【請求項３】
上記熱発泡層の厚みは、０．１～１０ｍｍであることを特徴とする請求項１記載の積層体。
【請求項４】
基材の周囲が積層体によって囲まれた被覆構造体であって、
上記積層体として、請求項１
～３のいずれかに
記載の積層体を有することを特徴とする被覆構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、新規な積層体及び被覆構造体に関するものである。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、居室空間のデザインの多様化により、構造物を構成する柱、梁等を露出させ、装飾を施した建築物が数多く建造されている。例えば、特許文献１には、柱となる芯材の外周面を化粧板により装飾された化粧柱が記載されている。
一方、建築構造物においては、建築物を火災から保護する目的で、柱、梁等の主要構造物を耐熱構造にすることが求められている。しかし、上記特許文献１では、耐熱保護性に劣る場合がある。
【０００３】
これに対して、意匠性と耐熱保護性を備える被覆構造体について、種々の提案がなされている。その一例として、例えば、特許文献２には、柱となる芯材の表面に、耐火被覆材を接着剤を介して接着した後、仕上げ層を形成した被覆構造体が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００６－１６８３９号公報
特開２０１３－０６８０２４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかし、上記特許文献２では、各層を順に施工する必要があるため被覆構造体を得る工程が繁雑であり、改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、上述の課題に鑑みなされたもので、意匠性、施工性、耐熱保護性等に優れた積層体及び被覆構造体を提供することを目的とする。
【０００７】
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意研究した結果、少なくとも吸熱層、及び化粧層が積層された特定形状の積層体、及びその積層体を有する被覆構造体に想到し、本発明の完成に到った。
【０００８】
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
１．化粧層を有する積層体であって、
上記積層体は、少なくとも吸熱層、及び化粧層が積層されたものであり、
上記吸熱層は、上記化粧層の裏面側に、該化粧層の主面と平行な方向に間隔を空けて複数並設され、
上記化粧層は、樹脂成分及び意匠性粉粒体を含む組成物により形成されるものであり、該樹脂成分のガラス転移温度は－６０℃～６０℃であ
り、
上記吸熱層の裏面側、または、上記吸熱層と上記化粧層との間に、熱発泡層が積層されている
ことを特徴とする積層体。
２．上記熱発泡層は、樹脂成分、難燃剤、発泡剤、炭化剤、及び充填剤を含有する混合物からなるものであることを特徴とする１．記載の積層体。
３．上記熱発泡層の厚みは、０．１～１０ｍｍであることを特徴とする１．記載の積層体。
４．
基材の周囲が積層体によって囲まれた被覆構造体であって、
上記積層体として、１．
～３．のいずれかに
記載の積層体を有することを特徴とする被覆構造体。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、施工性、耐熱保護性等に優れた被覆構造体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本発明の積層体の一例を示す断面図である。
本発明の積層体の一例を示す斜視図である。
本発明の被覆構造体の一例を示す断面図である。
本発明の被覆構造体の一例を示す断面図である。
本発明の積層体の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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