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公開番号2025085077
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-04
出願番号2024198835
出願日2024-11-14
発明の名称自動車投光器用の照射装置並びに自動車投光器
出願人ツェットカーヴェー グループ ゲーエムベーハー
代理人個人,個人
主分類F21S 41/24 20180101AFI20250528BHJP(照明)
要約【課題】前域配光又はロービーム配光に加え、サインライト配光を生成することができ、散乱光による望まれない光学作用が回避される照射装置を提供する。
【解決手段】照射装置は、光透過体100と、光入射要素101と、光源10を含み、光入射要素101は、光源10の光を光透過体100内に入射させる。光入射要素101の第1の偏向構造部101aは、光入射要素101内に入射し、且つ第1の偏向構造部101aに当たる全反射光S3を第2の偏向構造部107aに向けるように光透過体100の上側境界面107に配設され、第2の偏向構造部107aは、当たる光が絞り装置103の第1の下側境界面105の第1の面領域105aに向けて偏向し、第1の面領域105aは、当たる光を投射装置200の領域200aに偏向し、領域200aは、その光をサインライト光束S6として結像する。
【選択図】図3b
特許請求の範囲【請求項1】
明暗境界(HDG)を有する配光(LV)を生成するための自動車投光器用の照射装置(1)であって、前記照射装置は、
光透過体(100)と、
少なくとも1つの光入射要素(101)と、
前記少なくとも1つの光入射要素(101)に割り当てられた少なくとも1つの光源(10)と、但し前記少なくとも1つの光入射要素(101)は、前記少なくとも1つの光源(10)が放出する光を前記光透過体(100)内に入射するように構成されていること、
投射装置(200)とを含み、
前記光入射要素(101)は、前記少なくとも1つの光源(10)から放出される光の少なくとも一部分を、この光が前記光透過体(100)内で第1の光束(S1)として実質的に光伝播方向において前記投射装置(200)に向けて伝播するように、前記光透過体(100)内に入射させるように構成されており、
また前記光透過体(100)は、絞りエッジ(104)を有する絞り装置(103)を有し、前記絞りエッジ(104)は、前記光伝播方向で見て、前記光入射要素(101)と前記投射装置(200)の間に配設されており、
また前記絞りエッジ(104)は、下側境界面(105、106)が、共通のエッジである前記絞りエッジ(104)において交わることにより、前記光透過体(100)の第1の下側境界面(105)と第2の下側境界面(106)とにより形成されている構成であり、
前記光入射要素(101)は、第1の偏向構造部(101a)を有し、前記第1の偏向構造部(101a)は、前記光入射要素(101)内に入射し且つ前記偏向構造部(101a)に当たる前記少なくとも1つの光源(10)の光が、全反射され、全反射された光(S3)が第2の偏向構造部(107a)に向けられるように構成されており、
前記第2の偏向構造部(107a)は、導光体(100)の、前記下側境界面(105、106)に対して反対側に位置する上側境界面(107)に配設されており、
また前記第2の偏向構造部(107a)は、前記第2の偏向構造部(107a)に当たる光が、第4の光束(S4)として、前記絞り装置(103)の前記第1の下側境界面(105)の第1の面領域(105a)に向けて偏向されるように構成されており、前記第1の下側境界面(105)は、前記光伝播方向(X1)で見て、前記絞り装置(103)の前記第2の境界面(106)の後に配設されており、
また前記面領域(105a)は、前記面領域(105a)に当たる光を第5の光束(S5)として前記投射装置(200)の所定の領域(200a)に偏向し、前記領域(200a)は、前記第5の光束(S5)の光をサインライト光束(S6)として、前記明暗境界の上側に位置する前記配光の所定の領域(B)に、追加配光として、例えばサインライト配光(SV)として結像すること、
を特徴とする照射装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1の偏向構造部(101a)は、偏向面を含むか又は偏向面の形式で構成されており、例えば前記偏向面は、平坦な面として又は凹状の湾曲面として形成されていること、
を特徴とする、請求項1に記載の照射装置。
【請求項3】
前記第2の偏向構造部(107a)は、面として、特に平坦な面として形成されていること、
を特徴とする、請求項1に記載の照射装置。
【請求項4】
前記第1の下側面(105)の前記第1の面領域(105a)は、垂直方向の断面において、まっすぐの切断曲線を形成すること、
を特徴とする、請求項1に記載の照射装置。
【請求項5】
前記第1の下側面(105)の前記第1の面領域(105a)は、水平方向の断面において、湾曲した切断曲線、特に凸状の切断曲線を形成すること、
を特徴とする、請求項1に記載の照射装置。
【請求項6】
前記第1の面領域(105a)は、前記第1の下側境界面(105)における凹部(115)の境界面であること、
を特徴とする、請求項1に記載の照射装置。
【請求項7】
前記第1の面領域(105a)は、前記第2の境界面(106)に対して離間されており、前記第1の面領域(105a)と前記第2の境界面(106)との間には、前記第1の面領域(105a)を前記第2の境界面(106)と接続させる、前記第1の境界面(105)の更なる第2の面領域(105b)が配設されていること、
を特徴とする、請求項1に記載の照射装置。
【請求項8】
前記第2の面領域(105b)は、前記第2の偏向構造部(107a)からの光が前記第2の面領域(105b)に達しないように、配設されて構成されていること、
を特徴とする、請求項7に記載の照射装置。
【請求項9】
前記第2の偏向構造部(107a)は、前記上側境界面(107)における凹部(117)により構成されていること、
を特徴とする、請求項1に記載の照射装置。
【請求項10】
前記絞りエッジ(104)は、前記投射装置(200)のペッツバール面ないし焦点面内に位置するか又は実質的に前記投射装置(200)のペッツバール面ないし焦点面内に位置すること、
を特徴とする、請求項1に記載の照射装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(関連出願の記載)
本出願は、2023年11月23付けで出願の欧州特許出願第23211767.1号(DAS-Code: 3CF2)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は、引用をもって本明細書に組み込み記載されているものとする。
続きを表示(約 3,000 文字)【0002】
本発明は、明暗境界を有する配光を生成するための自動車投光器用の照射装置に関し、該照射装置は、
光透過体(導光体)と、
少なくとも1つの光入射要素(光入射結合要素)と、
少なくとも1つの光入射要素に割り当てられた少なくとも1つの光源と、但し少なくとも1つの光入射要素は、少なくとも1つの光源が放出する光を光透過体内に入射するように構成されていること、
投射装置とを含み、
光入射要素は、少なくとも1つの光源から放出される光の少なくとも一部分を、この光が光透過体内で第1の光束として実質的に光伝播方向において投射装置に向けて伝播するように、光透過体内に入射させるように構成されており、また光透過体は、絞りエッジを有する絞り装置(シールド装置)を有し、絞りエッジは、光伝播方向で見て、光入射要素と投射装置の間に配設されており、また第1の光束は、絞りエッジにより第2の光束に修正され、第2の光束は、投影装置により、明暗境界を有する配光として結像され、明暗境界は、特に明暗境界の形状は、絞りエッジにより形成され、また絞りエッジは、下側境界面が、共通のエッジである絞りエッジにおいて交わることにより、光透過体の第1の下側境界面と第2の下側境界面とにより形成されている。
【0003】
更に本発明は、そのような照射装置を少なくとも1つ備えた自動車投光器に関する。
【背景技術】
【0004】
従来技術から、上述の照射装置は既知であり、それらの照射装置では、光透過体、光入射要素、又は投射装置の修正により、少なくとも1つの光源を用いた前域配光(近域配光)ないしロービーム配光に加え、更にサインライト配光を生成することができる。
【0005】
これらの修正は、多くの場合、次のように構成されており、即ち光源から放出される光の次の部分、即ち修正を伴わず、利用されないままであり又は前域配光ないしロービーム配光に寄与し、そしてサインライト配光を生成するために利用される部分が、この光の部分が直接的に投射装置を介して又は光透過体内への再入射の後に投射装置を介してサインライト配光として結像される前に、光透過体から出ていくように、構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
欧州特許出願公開第4053447号
独国特許出願公開第112021004426号(PCT出願の翻訳文)
国際公開第2023/038010号
欧州特許出願公開第3290777号
欧州特許出願公開第3653926号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし光透過体から出ていく光は、制御可能とすることが困難であり、多くの場合、望まれない光学作用を導く散乱光をもたらしてしまうことが分かった。
【0008】
本発明の課題は、前域配光又はロービーム配光に加え、サインライト配光を生成することができ、上記の欠点が生じない照射装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題は、冒頭に記載した照射装置において、以下の構成により解決される。即ち本発明により、光入射要素は、第1の偏向構造部(方向変更構造部)を有し、第1の偏向構造部は、光入射要素内に入射し且つ第1の偏向構造部に当たる少なくとも1つの光源の光が、全反射され、全反射された光が第2の偏向構造部に向けられるように構成されており、第2の偏向構造部は、導光体の、下側境界面に対して反対側に位置する上側境界面に配設されており、また第2の偏向構造部は、第2の偏向構造部に当たる光が、第4の光束として、絞り装置の第1の下側境界面の第1の面領域に向けて偏向されるように構成されており、第1の下側境界面は、光伝播方向で見て、絞り装置の第2の下側境界面の後に配設されており、また第1の面領域は、第1の面領域に当たる光を第5の光束として投射装置の所定の領域に偏向し、この領域は、第5の光束の光をサインライト光束として、明暗境界の上側に位置する配光の所定の領域に、追加配光として、例えばサインライト配光として結像する。
【0010】
即ち本発明の第1の視点により、
明暗境界を有する配光を生成するための自動車投光器用の照射装置であって、前記照射装置は、
光透過体と、
少なくとも1つの光入射要素と、
前記少なくとも1つの光入射要素に割り当てられた少なくとも1つの光源と、但し前記少なくとも1つの光入射要素は、前記少なくとも1つの光源が放出する光を前記光透過体内に入射するように構成されていること、
投射装置とを含み、
前記光入射要素は、前記少なくとも1つの光源から放出される光の少なくとも一部分を、この光が前記光透過体内で第1の光束として光伝播方向において前記投射装置に向けて伝播するように、前記光透過体内に入射させるように構成されており、
また前記光透過体は、絞りエッジを有する絞り装置を有し、前記絞りエッジは、前記光伝播方向で見て、前記光入射要素と前記投射装置の間に配設されており、
また前記絞りエッジは、前記光透過体の第1の下側境界面と第2の下側境界面が、共通のエッジである前記絞りエッジにおいて交わることにより、前記光透過体の前記第1の下側境界面と前記第2の下側境界面とにより形成されている構成であり、
前記光入射要素は、第1の偏向構造部を有し、前記第1の偏向構造部は、前記光入射要素内に入射し且つ前記第1の偏向構造部に当たる前記少なくとも1つの光源の光が、全反射され、全反射された光が第2の偏向構造部に向けられるように構成されており、
前記第2の偏向構造部は、前記光透過体の、前記下側境界面に対して反対側に位置する上側境界面に配設されており、
また前記第2の偏向構造部は、前記第2の偏向構造部に当たる光が、第4の光束として、前記絞り装置の前記第1の下側境界面の第1の面領域に向けて偏向されるように構成されており、前記第1の下側境界面は、前記光伝播方向で見て、前記絞り装置の前記第2の下側境界面の後に配設されており、
また前記第1の面領域は、前記第1の面領域に当たる光を第5の光束として前記投射装置の所定の領域に偏向し、前記領域は、前記第5の光束の光をサインライト光束として、前記明暗境界の上側に位置する前記配光の所定の領域に、追加配光として、又はサインライト配光として結像すること、
を特徴とする照射装置が提供される。
更に本発明の第2の視点により、
前記照射装置を少なくとも1つ備えた自動車投光器が提供される。
尚、本願の特許請求の範囲に付記された図面参照符号は、専ら本発明の理解の容易化のためのものであり、図示の形態への限定を意図するものではないことを付言する。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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