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公開番号
2025084609
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023198651
出願日
2023-11-22
発明の名称
積層体、成形品及び成形品の製造方法
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
7/022 20190101AFI20250527BHJP(積層体)
要約
【課題】成形品の表面の変形及び繊維強化樹脂基板と第1部材との密着性の低下を抑制する。
【解決手段】積層体10は、基材11と、第1部材20と、を有する。第1部材20は、基材11に重ねられる。第1部材20は、樹脂層25を有する。樹脂層25は、平均一次粒子径が1nm以上50nm以下である無機ナノ粒子を含む。樹脂層25のインデンテーション硬度は、20MPa以上である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、
前記基材に重ねられた第1部材と、を備え、
前記第1部材は、樹脂層を有し、
前記樹脂層は、平均一次粒子径が1nm以上50nm以下である無機ナノ粒子を含み、
前記樹脂層のインデンテーション硬度は、20MPa以上である、積層体。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記樹脂層における前記無機ナノ粒子の含有量は、5質量%以上60質量%以下である、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記樹脂層のインデンテーション硬度は、500MPa以下である、請求項1に記載の積層体。
【請求項4】
前記樹脂層は、三次元架橋された樹脂を含む、請求項1に記載の積層体。
【請求項5】
前記樹脂層の厚みは、0.5μm以上である、請求項1に記載の積層体。
【請求項6】
前記樹脂層の厚みは、0.5μm以上250μm以下である、請求項1に記載の積層体。
【請求項7】
前記第1部材は、前記基材と前記樹脂層との間に配置されたハードコート層及び/又は前記樹脂層に重ねられた機能層をさらに有する、請求項1に記載の積層体。
【請求項8】
樹脂層を有する第1部材と、
前記第1部材に重ねられた繊維強化樹脂基板と、を備え、
前記樹脂層は、平均一次粒子径が1nm以上50nm以下である無機ナノ粒子を含み、
前記樹脂層のインデンテーション硬度は、20MPa以上である、成形品。
【請求項9】
前記樹脂層において、前記無機ナノ粒子は5質量%以上60質量%以下である、請求項8に記載の成形品。
【請求項10】
前記第1部材は、前記樹脂層に重ねられたハードコート層及び/又は機能層をさらに有する、請求項8に記載の成形品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、積層体、積層体を用いて製造される成形品及び積層体を用いた成形品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
スポーツ用具、自動車、船舶、航空機等に用いられる部材は、大きな衝撃や変形応力を受け得る。このような部材として、炭素繊維強化樹脂(CFRP)やガラス繊維強化樹脂(GFRP)等の繊維強化樹脂からなる基板を有する成形品を用いることが提案されている。繊維強化樹脂基板は、繊維を織って樹脂を含浸させることで形成される。繊維強化樹脂は、軽量且つ強靭な材料である。繊維強化樹脂基板は、樹脂層を含む第1部材に重ねて使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-208493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
繊維強化樹脂基板の表面には、繊維強化樹脂に含まれる繊維を織って形成される織目模様による凹凸形状や、繊維を並べることによって形成される凹凸形状が形成されている。繊維強化樹脂基板を有する成形品が長時間に亘って高温に晒されると、成形品の表面が意図せずに凹凸形状に変形することや、繊維強化樹脂基板と第1部材との密着性が低下することがある。成形品の表面は、繊維強化樹脂基板の表面に形成された凹凸形状に起因して変形し、その変形の過程で繊維強化樹脂基板と第1部材との密着性が低下すると考えられた。本開示は、成形品の表面の変形及び繊維強化樹脂基板と第1部材との密着性の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の積層体は、
基材と、
前記基材に重ねられた第1部材と、を備え、
前記第1部材は、樹脂層を有し、
前記樹脂層は、平均一次粒子径が1nm以上50nm以下である無機ナノ粒子を含み、
前記樹脂層のインデンテーション硬度は、20MPa以上である。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、成形品の表面の変形及び繊維強化樹脂基板と第1部材との密着性の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、成形品の一例の断面図である。
図2は、成形品の他の例の断面図である。
図3は、積層体の一例の断面図である。
図4は、積層体の他の例の断面図である。
図5は、成形品の一例の拡大正面図の写真を二値化処理した画像である。
図6は、成形品の他の例の拡大正面図の写真を二値化処理した画像である。
図7は、成形品のさらに他の例の拡大正面図の写真を二値化処理した画像である。
図8は、成形品を製造する製造装置の一例の概略側面図である。
図9は、成形品を製造する製造装置の他の例の概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本開示の一実施の形態について説明する。本件明細書に添付された図面における縮尺及び縦横の寸法比等は、図示と理解のしやすさのため、実物のそれらから変更され誇張されている。
【0009】
本明細書において、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等は、厳密な意味に限定されることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈される。
【0010】
本明細書において、「層」、「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「樹脂層」はフィルムと呼ばれ得るような部材をも含む概念であり、したがって、「樹脂層」は、「樹脂フィルム」と呼ばれる部材と、呼称の違いのみにおいて区別され得ない。
(【0011】以降は省略されています)
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