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公開番号2025079934
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192820
出願日2023-11-13
発明の名称印刷媒体載置方法及び両面吸着シート
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 13/10 20060101AFI20250516BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】プラテンに印刷媒体を載置する際の利便性を向上する。
【解決手段】シート状の印刷媒体Mを載置可能なプラテン4の平坦な載置面4aに、両面吸着シートFの第1面FAを貼り付ける準備工程と、準備工程で貼り付けた両面吸着シートFの第1面FAとは反対の第2面FBに印刷媒体Mを貼り付ける印刷媒体載置工程と、を備え、両面吸着シートFは、第1面FAと第2面FBとにそれぞれ吸着層を有し、第1面FAの載置面4aに対する吸着力は、第2面FBの印刷媒体Mに対する吸着力よりも強い印刷媒体載置方法。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
シート状の印刷媒体を載置可能なプラテンの平坦な載置面に、両面吸着シートの第1面を貼り付ける準備工程と、
前記準備工程で貼り付けた前記両面吸着シートの前記第1面とは反対の第2面に前記印刷媒体を貼り付ける印刷媒体載置工程と、
を備え、
前記両面吸着シートは、前記第1面と前記第2面とにそれぞれ吸着層を有し、前記第1面の前記載置面に対する吸着力は、前記第2面の前記印刷媒体に対する吸着力よりも強いことを特徴とする印刷媒体載置方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の印刷媒体載置方法において、
前記プラテンは、前記載置面と平行な方向に往復移動するように印刷装置に搭載され、
前記第2面の吸着力をF2とし、前記印刷媒体の質量をmとし、前記プラテンが移動する最大加速度をaとしたときに、F2>m×aを満たすことを特徴とする印刷媒体載置方法。
【請求項3】
請求項2に記載の印刷媒体載置方法において、
前記第1面の吸着力をF1とし、前記両面吸着シートの質量をmsとしたとき、F1>(m+ms)×aを満たすことを特徴とする印刷媒体載置方法。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷媒体載置方法において、
前記載置面と交差する方向に対して、前記第1面を前記載置面から引き剥がすのに必要な力をF1pとし、前記印刷媒体を前記第2面から引き剥がすのに必要な力をF2pとしたときに、F1p>F2pを満たすことを特徴とする印刷媒体載置方法。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷媒体載置方法において、
前記第1面は、自己吸着性を有することを特徴とする印刷媒体載置方法。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷媒体載置方法において、
前記第2面は、自己吸着性を有することを特徴とする印刷媒体載置方法。
【請求項7】
請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷媒体載置方法において、
前記印刷媒体載置工程では、前記印刷媒体の一部が前記第2面と接触しないように前記第2面に前記印刷媒体を貼り付けることを特徴とする印刷媒体載置方法。
【請求項8】
請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷媒体載置方法において、
前記印刷媒体載置工程実行後に、前記印刷媒体に印刷する印刷工程を備え、
前記印刷媒体載置工程は、前記印刷工程実行後の印刷後印刷媒体を除去した後、新たに前記印刷工程を実行するための印刷前印刷媒体で再度実施されることを特徴とする印刷媒体載置方法。
【請求項9】
請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷媒体載置方法において、
前記第1面と前記第2面とは、区別可能に形成されていることを特徴とする印刷媒体載置方法。
【請求項10】
請求項9に記載の印刷媒体載置方法において、
前記第1面及び前記第2面の少なくとも一方に識別表示を有していることを特徴とする印刷媒体載置方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷媒体載置方法及び両面吸着シートに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、様々な構成の印刷装置が使用されている。このような印刷装置のうち、載置部としてのプラテンに印刷媒体を載置するとともにプラテン上で印刷媒体が移動しないように固定する印刷装置がある。例えば、特許文献1には、プラテンであるトレイに摩擦部材を配置することでトレイの支持面から印刷媒体が移動しないようにする印刷装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-138361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、印刷媒体として様々な種類のものが使用されているが、例えばシート状の印刷媒体としてフィルムを使用する場合がある。フィルムは滑りやすく、例え、摩擦部材をプラテン上に配置したとしても、プラテン上で印刷媒体が移動しないように固定することが困難な場合がある。なお、粘着テープなどを用いてシート状の印刷媒体をプラテン上に固定することが考えられるが、粘着テープをプラテン上に貼り付けるのは手間がかかる。さらに、粘着テープで貼り付けられたシート状の印刷媒体の一部が浮き上がった状態となりやすく、そのような状態になると印刷不良を起こしやすいため、シート状の印刷媒体の再載置が必要となる場合が多い。粘着テープなどを用いてシート状の印刷媒体をプラテン上に固定する場合、シート状の印刷媒体の再載置にも手間がかかる。したがって、シート状の印刷媒体を使用する場合、プラテンにシート状の印刷媒体を載置する際の利便性が良くない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための本発明の印刷媒体載置方法は、シート状の印刷媒体を載置可能なプラテンの平坦な載置面に、両面吸着シートの第1面を貼り付ける準備工程と、前記準備工程で貼り付けた前記両面吸着シートの前記第1面とは反対の第2面に前記印刷媒体を貼り付ける印刷媒体載置工程と、を備え、前記両面吸着シートは、前記第1面と前記第2面とにそれぞれ吸着層を有し、前記第1面の前記載置面に対する吸着力は、前記第2面の前記印刷媒体に対する吸着力よりも強いことを特徴とする。
【0006】
また、上記課題を解決するための本発明の両面吸着シートは、シート状の印刷媒体を載置可能なプラテンの平坦な載置面に第1面を貼り付け、前記第1面とは反対の第2面に前記印刷媒体を貼り付けて使用する両面吸着シートであって、前記第1面と前記第2面とにそれぞれ吸着層を有し、前記第1面の前記載置面に対する吸着力は、前記第2面の前記印刷媒体に対する吸着力よりも強いことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の印刷媒体載置方法を実行可能な印刷装置を表す概略斜視図。
図1の印刷装置のプラテンに両面吸着シートが貼り付けられ、両面吸着シート上にフィルムが載置された状態を表す斜視図。
図1の印刷装置のプラテンに両面吸着シートが貼り付けられ、両面吸着シート上にフィルムが載置された状態を表す側面図。
図1の印刷装置のプラテンに両面吸着シートが貼り付けられた状態を表す側面図。
図1の印刷装置のプラテンを表す側面図。
図1の印刷装置を用いて実行する本発明の印刷媒体載置方法の一例を表すフローチャート。
図1の印刷装置のプラテンに図2及び図3とは異なる態様で両面吸着シートが貼り付けられた状態を表す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
最初に本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の印刷媒体載置方法は、シート状の印刷媒体を載置可能なプラテンの平坦な載置面に、両面吸着シートの第1面を貼り付ける準備工程と、前記準備工程で貼り付けた前記両面吸着シートの前記第1面とは反対の第2面に前記印刷媒体を貼り付ける印刷媒体載置工程と、を備え、前記両面吸着シートは、前記第1面と前記第2面とにそれぞれ吸着層を有し、前記第1面の前記載置面に対する吸着力は、前記第2面の前記印刷媒体に対する吸着力よりも強いことを特徴とする。
【0009】
本態様によれば、プラテンの載置面に第1面を貼り付けるとともに第2面に印刷媒体を貼り付けて使用する両面吸着シートを使用して、プラテンに印刷媒体を載置する準備を簡単に行うことができる。また、第1面の載置面に対する吸着力が第2面の印刷媒体に対する吸着力よりも強いことで、印刷媒体の再載置が容易である。したがって、プラテンに印刷媒体を載置する際の利便性を向上することができる。
【0010】
本発明の第2の態様の印刷媒体載置方法は、前記第1の態様に従属する態様であって、前記プラテンは、前記載置面と平行な方向に往復移動するように印刷装置に搭載され、前記第2面の吸着力をF2とし、前記印刷媒体の質量をmとし、前記プラテンが移動する最大加速度をaとしたときに、F2>m×aを満たすことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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