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公開番号2025072975
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023183484
出願日2023-10-25
発明の名称止水部材、建築物、および、外壁の施工方法
出願人積水ハウス株式会社
代理人個人,個人
主分類E04B 1/64 20060101AFI20250501BHJP(建築物)
要約【課題】外壁の施工性を向上できる止水部材、建築物、および、外壁の施工方法を提供する。
【解決手段】止水部材30は、外壁パネルから突出するように外壁の躯体に設けられる突出部の周辺を防水する。止水部材30は、突出部を少なくとも部分的に囲むように外壁の下地材と外壁パネルとの間に配置され、かつ、下地材と外壁パネルとに接触するように構成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
外壁パネルから突出するように外壁の躯体に設けられる突出部の周辺を防水する止水部材であって、
前記突出部を少なくとも部分的に囲むように前記外壁の下地材と前記外壁パネルとの間に配置され、かつ、前記下地材と前記外壁パネルとに接触するように構成される、
止水部材。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記突出部を少なくとも部分的に囲む第1止水部を有し、
前記第1止水部には、前記止水部材が前記下地材と前記外壁パネルとの間に配置される状態において、前記突出部よりも下に位置する開口部が設けられる、
請求項1に記載の止水部材。
【請求項3】
前記第1止水部に設けられ、かつ、前記下地材に接触する底面部と、
前記突出部が挿通するように前記底面部に設けられる挿通部と、
前記挿通部に沿うように前記底面部に設けられ、かつ、前記突出部に接触する第2止水部と、をさらに有する、
請求項2に記載の止水部材。
【請求項4】
前記第1止水部は、前記下地材に接触する第1接触面と、前記外壁パネルに接触する第2接触面と、を有する、
請求項2に記載の止水部材。
【請求項5】
弾性部材によって構成される、
請求項1に記載の止水部材。
【請求項6】
前記外壁を備える建築物であって、
前記外壁には、前記突出部が設けられ、
前記外壁において、前記下地材と前記外壁パネルとの間には、請求項1から5のいずれか一項に記載の前記止水部材が設けられる、
建築物。
【請求項7】
前記外壁パネルは、第1外壁パネルと、前記第1外壁パネルと並ぶように配置される第2外壁パネルと、を含み、
前記第1外壁パネルは、水平方向における前記第1外壁パネルの第1縁端面から前記第2外壁パネルの第2縁端面までの幅が上下方向において一定となるように配置され、
前記突出部は、前記第1縁端面と前記第2縁端面との間を挿通することによって前記外壁パネルから突出する、
請求項6に記載の建築物。
【請求項8】
前記突出部において前記外壁パネルから突出する部分の根元部には、シーリング部が設けられ、
前記突出部は、前記水平方向において、前記第1外壁パネルの方を向く第1側面と、前記水平方向において、前記第2外壁パネルの方を向く第2側面と、を有し、
前記シーリング部は、前記第1側面および前記第1外壁パネルの第1外面に接触し、かつ、前記第2側面および前記第2外壁パネルの第2外面に接触するように設けられる、
請求項7に記載の建築物。
【請求項9】
外壁パネルから突出するように突出部が設けられる外壁の施工方法であって、
前記外壁の下地材における前記突出部の周辺に防水シートを張り付ける第1工程と、
前記突出部に止水部材を配置する第2工程と、
前記止水部材が前記下地材と前記外壁パネルとに接触するように、前記外壁パネルを前記下地材に取り付ける第3工程と、を含む、
外壁の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、止水部材、建築物、および、外壁の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
建築物の外壁に庇等を取り付けるための技術が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の技術では、庇等を取り付けるために、建築物の躯体に突出部(同文献では腕木)が設けられる。突出部は、外壁パネルから突出するように構成される。外壁パネルと突出部との間にはシーリング材が充填される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-336715号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、突出部の周辺において、外壁パネルと突出部との間のシーリング作業は、手間を要する。また、施工者の技量によってはシーリングの仕上りに、ばらつきが生じる場合もある。外壁において、突出部の周辺における外壁の施工性が向上することが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)上記課題を解決する止水部材は、外壁パネルから突出するように外壁の躯体に設けられる突出部の周辺を防水する止水部材であって、前記突出部を少なくとも部分的に囲むように前記外壁の下地材と前記外壁パネルとの間に配置され、かつ、前記下地材と前記外壁パネルとに接触するように構成される。
【0006】
この構成によれば、外壁パネルと突出部との間から外壁パネルの内側に浸入しても、止水部材によって、突出部の周辺に水が拡散することが抑制される。また、下地材と外壁パネルとの間に止水部材を配置する構造を取っているため、突出部の周辺における防水に関する外壁の施工性を向上できる。
【0007】
(2)上記(1)に記載の止水部材において、前記突出部を少なくとも部分的に囲む第1止水部を有し、前記第1止水部には、前記止水部材が前記下地材と前記外壁パネルとの間に配置される状態において、前記突出部よりも下に位置する開口部が設けられる。
【0008】
この構成によれば、外壁パネルと突出部との間から外壁パネルの内側に入ってきた水を、開口部によって下へ排水できる。
【0009】
(3)上記(2)に記載の止水部材において、前記第1止水部に設けられ、かつ、前記下地材に接触する底面部と、前記突出部が挿通するように前記底面部に設けられる挿通部と、前記挿通部に沿うように前記底面部に設けられ、かつ、前記突出部に接触する第2止水部と、をさらに有する。
【0010】
この構成によれば、底面部が下地材に接触するため、下地材において、突出部の周辺が水に触れることを抑制できる。また、第2止水部によって挿通部からの浸水を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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