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公開番号
2025072910
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-12
出願番号
2023183389
出願日
2023-10-25
発明の名称
開閉体制御装置、及び挟込検出方法
出願人
株式会社東海理化電機製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
E05F
15/41 20150101AFI20250501BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】挟込を精度よく検出することができる開閉体制御装置、及び挟込検出方法を提供する。
【解決手段】計測部10は、入力したパルス信号Skのパルス幅が規定値を超えるか否かを確認する判定を時系列の異なる複数のパルス信号Skで実行し、パルスが規定値を超える回数を計測する。積算部11は、現在のパルスと過去のパルスとの差分を求める演算を時系列の異なる複数のパルス信号Skで実行し、これら差分を積算する。判定部12は、計測部10の計測値Pcが第1閾値を超え、かつ、積算部11の積算値Pstが第2閾値を超えた場合に、開閉体3による挟込が発生したと判定する。判定部12は、計測値Pcが第1閾値を超えているが積算値Pstが第2閾値を超えていない状況下で第2閾値を変更する条件が満足された場合に、第2閾値を低い値に変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
開閉体の動作の駆動源であるアクチュエータの動作量に応じたパルス信号を検出部から入力し、前記パルス信号に基づいて、前記開閉体による挟込の有無を検出する開閉体制御装置であって、
入力した前記パルス信号のパルス幅が規定値を超えるか否かを確認する判定を時系列の異なる複数の前記パルス信号で実行し、前記パルス幅が前記規定値を超える回数を計測する計測部と、
現在の前記パルス幅と過去の前記パルス幅との差分を求める演算を時系列の異なる複数の前記パルス信号で実行し、これら前記差分を積算する積算部と、
前記計測部の計測値が第1閾値を超え、かつ、前記積算部の積算値が第2閾値を超えた場合に、前記開閉体による挟込が発生したと判定する判定部と、を備え、
前記判定部は、前記計測値が前記第1閾値を超えているが前記積算値が前記第2閾値を超えていない状況下で前記第2閾値を変更する条件が満足された場合に、前記第2閾値を低い値に変更する、開閉体制御装置。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記第2閾値を変更する条件は、前記第1閾値よりも高い値に設定された制限値を前記計測値が超えることである、請求項1に記載の開閉体制御装置。
【請求項3】
前記計測部は、前記パルス信号のエッジ間の幅を前記パルス幅として求める、請求項1に記載の開閉体制御装置。
【請求項4】
前記計測部は、前記パルス幅が前記規定値を超える連続回数を計測する、請求項1に記載の開閉体制御装置。
【請求項5】
前記積算部は、前記パルス信号のエッジを検出する度に、前記現在のパルス幅と前記過去のパルス幅との前記差分を求めて積算し、
前記現在のパルス幅は、最新エッジとその直前のエッジとの幅であり、
前記過去のパルス幅は、2エッジ前とその直前のエッジとの幅である、請求項1に記載の開閉体制御装置。
【請求項6】
開閉体の動作の駆動源であるアクチュエータの動作量に応じたパルス信号を検出部から入力し、前記パルス信号に基づいて、前記開閉体による挟込の有無を検出する挟込検出方法であって、
入力した前記パルス信号のパルス幅が規定値を超えるか否かを確認する判定を時系列の異なる複数の前記パルス信号で実行し、前記パルス幅が前記規定値を超える回数を計測することによって、計測値を求めることと、
現在の前記パルス幅と過去の前記パルス幅との差分を求める演算を時系列の異なる複数の前記パルス信号で実行し、これら前記差分を積算することによって、積算値を求めることと、
前記計測値が第1閾値を超え、かつ、前記積算値が第2閾値を超えた場合に、前記開閉体による挟込が発生したと判定することと、
前記計測値が前記第1閾値を超えているが前記積算値が前記第2閾値を超えていない状況下で前記第2閾値を変更する条件が満足された場合に、前記第2閾値を低い値に変更することと、をコンピュータに実行させる挟込検出方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉体制御装置、及び挟込検出方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されるように、ウィンドウガラスの全閉動作において、ウィンドウガラスによる異物の挟込を検出する車両用開閉装置が周知である。特許文献1では、モータに内蔵された回転センサが出力する回転パルスのパルス幅を測定するとともに、異物を挟み込んだ異常動作が行われていないかを判別する。そして、異物が挟み込まれた場合には、ウィンドウガラスを開くようにモータが駆動される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-95694号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、挟込が発生した場合、挟込を直ちに検出しないと、異物を挟み込んだ状態が長く続くため、挟み込まれた物体に大きな荷重がかかってしまう。よって、挟込が発生した場合に、挟込を直ちに検出できる技術の開発ニーズがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決する開閉体制御装置は、開閉体の動作の駆動源であるアクチュエータの動作量に応じたパルス信号を検出部から入力し、前記パルス信号に基づいて、前記開閉体による挟込の有無を検出する装置であって、入力した前記パルス信号のパルス幅が規定値を超えるか否かを確認する判定を時系列の異なる複数の前記パルス信号で実行し、前記パルス幅が前記規定値を超える回数を計測する計測部と、現在の前記パルス幅と過去の前記パルス幅との差分を求める演算を時系列の異なる複数の前記パルス信号で実行し、これら前記差分を積算する積算部と、前記計測部の計測値が第1閾値を超え、かつ、前記積算部の積算値が第2閾値を超えた場合に、前記開閉体による挟込が発生したと判定する判定部と、を備え、前記判定部は、前記計測値が前記第1閾値を超えているが前記積算値が前記第2閾値を超えていない状況下で前記第2閾値を変更する条件が満足された場合に、前記第2閾値を低い値に変更する。
【0006】
前記課題を解決する挟込検出方法は、開閉体の動作の駆動源であるアクチュエータの動作量に応じたパルス信号を検出部から入力し、前記パルス信号に基づいて、前記開閉体による挟込の有無を検出する方法であって、入力した前記パルス信号のパルス幅が規定値を超えるか否かを確認する判定を時系列の異なる複数の前記パルス信号で実行し、前記パルス幅が前記規定値を超える回数を計測することによって、計測値を求めることと、現在の前記パルス幅と過去の前記パルス幅との差分を求める演算を時系列の異なる複数の前記パルス信号で実行し、これら前記差分を積算することによって、積算値を求めることと、前記計測値が第1閾値を超え、かつ、前記積算値が第2閾値を超えた場合に、前記開閉体による挟込が発生したと判定することと、前記計測値が前記第1閾値を超えているが前記積算値が前記第2閾値を超えていない状況下で前記第2閾値を変更する条件が満足された場合に、前記第2閾値を低い値に変更することと、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、挟込を精度よく検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る開閉体制御装置の構成を示すブロック図である。
パルス信号の波形図である。
パルス幅が伸びたパルス信号の波形図である。
開閉位置に対するパルス幅の変化を表すグラフである。
開閉位置に対する計測値の変化を表す波形図である。
開閉位置に対する積算値の変化を表す波形図である。
開閉位置に対する計測値の変化を表す波形図である。
開閉位置に対する積算値の変化を表す波形図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の一実施形態を説明する。
(開閉体制御装置1)
図1に示すように、開閉装置2は、開閉体3の開閉動作を制御する開閉体制御装置1を備える。開閉装置2は、例えば、車両に搭載されている。開閉装置2は、例えば、開閉体3が窓の場合、パワーウィンドウ装置である。開閉装置2は、例えば、車両に搭載された複数の車両ドア(図示略)のそれぞれに設けられている。車両ドアは、車両が4ドアの場合、例えば、運転席ドア、助手席ドア、後席右側ドア、及び後席左側ドアを含む。
【0010】
開閉体制御装置1は、開閉体制御装置1の動作を制御する制御部4を備える。開閉体制御装置1には、開閉体3の開閉動作を操作するためのスイッチ部5のスイッチ信号Sswが入力される。開閉体制御装置1は、スイッチ部5から入力したスイッチ信号Sswに基づいて、アクチュエータ6を駆動することにより、開閉体3を開閉させる。開閉体制御装置1は、車両ドアごとに設けられてもよいし、複数の車両ドアで共用されてもよい。アクチュエータ6は、例えば、モータである。
(【0011】以降は省略されています)
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