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公開番号2025072180
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182759
出願日2023-10-24
発明の名称ロジア壁および建築物
出願人積水ハウス株式会社
代理人個人,個人
主分類E04H 1/12 20060101AFI20250430BHJP(建築物)
要約【課題】ロジア壁を倒れ難くできる、ロジア壁および建築物を提供する。
【解決手段】ロジア壁10は、ロジア3の少なくとも一部を囲むロジア壁10であって、2階床高よりも高いロジア壁本体11を備える。ロジア壁本体11は、ロジア壁本体11の第1端13から第1端13の反対側の第2端14に亘って延びて、かつ、建築物本体2の2階床高に設けられる第1梁21と、ロジア壁本体11の上端に沿うように第1端13から第2端14に亘って延びる第2梁22と、を備える。第1梁21は、建築物本体2の2階床高の横架材7に直接または間接的に接続される。第2梁22は、上フレームを介して第1梁21に接続され、かつ、建築物本体2の躯体に接続されない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ロジアの少なくとも一部を囲むロジア壁であって、
２階床高よりも高いロジア壁本体を備え、
前記ロジア壁本体は、
前記ロジア壁本体の第１端から前記第１端の反対側の第２端に亘って延びて、かつ、建築物本体の２階床高に設けられる第１梁と、
前記ロジア壁本体の上端に沿うように前記第１端から前記第２端に亘って延びる第２梁と、を備え、
前記第１梁は、前記建築物本体の２階床高の横架材
に直接または間接的に接続され、
前記第２梁は、上フレームを介して前記第１梁に接続され、かつ、前記建築物本体の躯体に接続されない、
ロジア壁。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
前記ロジア壁本体の前記第１端は、前記建築物本体に接続され、
前記ロジア壁本体の前記第２端は、前記建築物本体から離れた位置に配置され、
前記第１梁の端部は、前記建築物本体の２階床高の前記横架材に接続される、
請求項１に記載のロジア壁。
【請求項３】
前記ロジア壁本体は、ロジア通し柱をさらに備え、
前記ロジア通し柱は、前記ロジア壁本体の前記第２端に配置され、前記ロジア壁本体の下端から前記上端まで延び、かつ、前記第１梁および前記第２梁に接続される、
請求項２に記載のロジア壁。
【請求項４】
前記ロジア壁本体は、前記第１端を有しかつ前記建築物本体に接続される第１ロジア壁本体と、前記第２端を有し前記第１ロジア壁本体に接続されるとともに前記建築物本体に接続されない第２ロジア壁本体とを備え、前記第２ロジア壁本体は、前記第１ロジア壁本体に交差する、
請求項２に記載のロジア壁。
【請求項５】
前記建築物本体と前記第２ロジア壁本体とを接続する第１接続構造体をさらに備え、
前記第１接続構造体は、前記建築物本体の２階床高と同じ高さに設けられる第１架橋梁を有し、
前記第１架橋梁は、前記第２ロジア壁本体の前記第１梁と、前記建築物本体の２階床高の前記横架材とを繋ぐ、
請求項４に記載のロジア壁。
【請求項６】
前記第１接続構造体は、前記第１架橋梁を有しかつ壁を構成しない架橋接続部、または、前記第１架橋梁を有しかつ壁を構成する接続壁として構成される、
請求項５に記載のロジア壁。
【請求項７】
前記ロジア壁本体と異なる追加ロジア壁本体をさらに備え、
前記追加ロジア壁本体は、
前記追加ロジア壁本体の第３端から前記第３端の反対側の第４端に亘って延びて、かつ、前記建築物本体の２階床高に設けられる第３梁と、
前記ロジア壁本体の上端に沿うように前記第３端から前記第４端に亘って延びる第４梁と、を備え、
前記追加ロジア壁本体の前記第３端は、前記建築物本体に接続され、
前記追加ロジア壁本体の前記第４端は、前記建築物本体から離れた位置に配置され、
前記第３梁の端部は、前記建築物本体の２階床高の前記横架材に接続される、
請求項２に記載のロジア壁。
【請求項８】
前記ロジア壁本体と前記追加ロジア壁本体とを接続する第２接続構造体をさらに備え、
前記第２接続構造体は、前記建築物本体の２階床高と同じ高さに設けられる第２架橋梁を有し、
前記第２架橋梁は、前記ロジア壁本体の２階床高の前記第１梁と、前記追加ロジア壁本体の前記第３梁とを繋ぐ、
請求項７に記載のロジア壁。
【請求項９】
前記ロジア壁本体の前記第１端および前記第２端は、ともに、前記建築物本体に接続され、
前記第１梁の両端部は、それぞれ前記建築物本体の２階床高の前記横架材に接続され、
前記第２梁の両端部は、それぞれ前記建築物本体に躯体に接続されない、
請求項１に記載のロジア壁。
【請求項１０】
前記建築物本体と前記ロジア壁本体とを接続する第３接続構造体をさらに備え、
前記第３接続構造体は、前記建築物本体の２階床高と同じ高さに設けられる第３架橋梁を有し、
前記第３架橋梁は、前記ロジア壁本体の２階床高の前記第１梁と、前記建築物本体の２階床高の前記横架材とを繋ぐ、
請求項９に記載のロジア壁。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、ロジア壁および建築物に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
２階以上の高さの塀が設けられる建築物が知られている（例えば、特許文献１）。特許文献１の建築物は、バルコニーを有する。塀は、外壁面のうちの少なくともバルコニーが設けられた外壁面に対向する位置に、設けられる。塀は、バルコニーよりも高くなるように構成されている。塀は、建築物と接合される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平１０－１８４０３９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、ロジア壁に関して、２階床高以上の高さに構成される場合において、ロジア壁の上端を鋼材によって建築物に接続できない場合がある。例えば、ロジア壁の上端が、２階床高以上であって屋根の小屋組みよりも低い位置にある場合、ロジア壁の上端に配置される梁を、架橋部材を介して屋根の小屋組みに接続できない。このようなことから、２階床高以上の高さのロジア壁を支持する構造について、改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
（１）上記課題を解決するロジア壁は、ロジアの少なくとも一部を囲むロジア壁であって、２階床高よりも高いロジア壁本体を備え、前記ロジア壁本体は、前記ロジア壁本体の第１端から前記第１端の反対側の第２端に亘って延びて、かつ、建築物本体の２階床高に設けられる第１梁と、前記ロジア壁本体の上端に沿うように前記第１端から前記第２端に亘って延びる第２梁と、を備え、前記第１梁は、前記建築物本体の２階床高の横架材に直接または間接的に接続され、前記第２梁は、上フレームを介して前記第１梁に接続され、かつ、前記建築物本体の躯体に接続されない。
【０００６】
この構成によれば、ロジア壁の２階床高にある第１梁は、建築物本体の横架材と直接または間接的に接続される。さらに、ロジア壁の上端には、上フレームを介して第１梁に接続される第２梁が設けられる。第２梁が設けられることによって、ロジア壁において第１梁よりも上の部分が揺れ難くなる。これによって、ロジア壁の上端が建築物本体に接続されないロジア壁について、倒れ難くできる。
【０００７】
（２）上記（１）に記載のロジア壁において、前記ロジア壁本体の前記第１端は、前記建築物本体に接続され、前記ロジア壁本体の前記第２端は、前記建築物本体から離れた位置に配置され、前記第１梁の端部は、前記建築物本体の２階床高の前記横架材に接続される。この構成によれば、第１梁の端部は、建築物本体の２階床高の横架材に接続されるため、ロジア壁を倒れ難くできる。
【０００８】
（３）上記（２）に記載のロジア壁において、前記ロジア壁本体は、ロジア通し柱をさらに備え、前記ロジア通し柱は、前記ロジア壁本体の前記第２端に配置され、前記ロジア壁本体の下端から前記上端まで延び、かつ、前記第１梁および前記第２梁に接続される。この構成によれば、ロジア壁本体に設けられるロジア通し柱によってロジア壁が補強されるため、ロジア壁を倒れ難くできる。
【０００９】
（４）上記（２）に記載のロジア壁において、前記ロジア壁本体は、前記第１端を有しかつ前記建築物本体に接続される第１ロジア壁本体と、前記第２端を有し前記第１ロジア壁本体に接続されるとともに前記建築物本体に接続されない第２ロジア壁本体とを備え、前記第２ロジア壁本体は、前記第１ロジア壁本体に交差する。この構成によれば、第２ロジア壁本体は第１ロジア壁本体に交差するように接続されるため、ロジア壁を倒れ難くできる。
【００１０】
（５）上記（４）に記載のロジア壁において、前記建築物本体と前記第２ロジア壁本体とを接続する第１接続構造体をさらに備え、前記第１接続構造体は、前記建築物本体の２階床高と同じ高さに設けられる第１架橋梁を有し、前記第１架橋梁は、前記第２ロジア壁本体の前記第１梁と、前記建築物本体の２階床高の前記横架材とを繋ぐ。
（【００１１】以降は省略されています）

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