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公開番号2025070181
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180315
出願日2023-10-19
発明の名称取引処理システム、取引処理装置及び情報処理プログラム
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G07G 1/00 20060101AFI20250424BHJP(チェック装置)
要約【課題】操作者の負担を大きく増加させることなしに、フリクションカートにおける取引商品の登録効率の向上を図る。
【解決手段】実施形態の取引処理システムは、カートに取り付けられた撮影デバイス及び読取デバイス、認識手段及び第1,第2の登録手段を備える。撮影デバイスは、カートの商品収納スペースに入れられる商品を撮影する。読取デバイスは、商品コードを読み取る。認識手段は、撮影デバイスにより得られた画像に表れた商品の特徴に基づいて当該商品を認識する。第1の登録手段は、読取デバイスにより読み取られた商品コードで識別される商品を取引商品として登録する。第2の登録手段は、最も新しく登録された取引商品が第1の登録手段により登録されていて、かつ当該取引商品が認識手段により認識された商品と同一である場合を除き、認識手段により認識された商品を取引商品として登録する。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項１】
カートに取り付けられ、前記カートの商品収納スペースに入れられる商品を撮影する撮影デバイスと、
前記カートに取り付けられ、商品コードを読み取る読取デバイスと、
前記撮影デバイスにより得られた画像に表れた商品の特徴に基づいて当該商品を認識する認識手段と、
前記読取デバイスにより読み取られた商品コードで識別される商品を取引商品として登録する第１の登録手段と、
最も新しく登録された取引商品が前記第１の登録手段により登録されていて、かつ当該取引商品が前記認識手段により認識された商品と同一である場合を除き、前記認識手段により認識された商品を取引商品として登録する第２の登録手段と、
を具備した取引処理システム。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記第１の登録手段により取引商品が登録されたのちに最初に前記認識手段により認識された商品が、第１の登録手段により最も新しく登録された取引商品とは異なる場合に警報を発するための処理を行う警報手段、
をさらに備える請求項１に記載の取引処理システム。
【請求項３】
使用者による前記カートの使用が開始されるタイミングで、前記商品収納スペースへと入れた商品が取引商品として登録されなかった場合には前記読取デバイスに商品コードを読み取らせるように前記使用者に案内するための処理を行う案内手段、
をさらに備える請求項１に記載の取引処理システム。
【請求項４】
前記カートに取り付けられた表示デバイスと、
前記商品収納スペースへと入れた商品が取引商品として登録されなかった場合には前記読取デバイスに商品コードを読み取らせるように使用者に案内するための画面を、使用者により前記商品収納スペースへと商品が入れられ得る期間において前記表示デバイスに表示させる表示手段と、
をさらに具備する請求項１に記載の取引処理システム。
【請求項５】
カートの商品収納スペースに入れられる商品を撮影する撮影デバイスと、商品コードを読み取る読取デバイスと、が取り付けられたカートとともに取引処理システムを構成する取引処理装置であって、
前記撮影デバイスにより得られた画像に表れた商品の特徴に基づいて当該商品を認識する認識手段と、
前記読取デバイスにより読み取られた商品コードで識別される商品を取引商品として登録する第１の登録手段と、
最も新しく登録された取引商品が前記第１の登録手段により登録されていて、かつ当該取引商品が前記認識手段により認識された商品と同一である場合を除き、前記認識手段により認識された商品を取引商品として登録する第２の登録手段と、
を具備した取引処理装置。
【請求項６】
カートの商品収納スペースに入れられる商品を撮影する撮影デバイスと、商品コードを読み取る読取デバイスと、が取り付けられたカートとともに取引処理システムを構成する取引処理装置に備えられたコンピュータを、
前記撮影デバイスにより得られた画像に表れた商品の特徴に基づいて当該商品を認識する認識手段と、
前記読取デバイスにより読み取られた商品コードで識別される商品を取引商品として登録する第１の登録手段と、
最も新しく登録された取引商品が前記第１の登録手段により登録されていて、かつ当該取引商品が前記認識手段により認識された商品と同一である場合を除き、前記認識手段により認識された商品を取引商品として登録する第２の登録手段と、
して機能させるための情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、取引処理システム、取引処理装置及び情報処理プログラムに関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
客などの操作者によってショッピングカートに入れられた商品を撮影した画像に基づいて当該商品を認識して取引商品として自動で登録するシステムが提案されている。このようなシステムは、フリクションレスカート、ＡＩ（artificial intelligence）カート、スマートカート、あるいはインテリジェントカートなどと呼称される。
しかしながら、画像への商品の映り込み状況によっては、該当の商品を正しく認識することができない場合があり、自動での登録を完了できないことがあった。
このような事情から、操作者の負担を大きく増加させることなしに、フリクションカートにおける取引商品の登録効率の向上を図ることが望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－６７４３０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明が解決しようとする課題は、操作者の負担を大きく増加させることなしに、フリクションカートにおける取引商品の登録効率の向上を図ることができる取引処理システム、取引処理装置及び情報処理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
実施形態の取引処理システムは、撮影デバイス、読取デバイス、認識手段、第１の登録手段及び第２の登録手段を備える。撮影デバイスは、カートに取り付けられ、当該カートの商品収納スペースに入れられる商品を撮影する。読取デバイスは、カートに取り付けられ、商品コードを読み取る。認識手段は、撮影デバイスにより得られた画像に表れた商品の特徴に基づいて当該商品を認識する。第１の登録手段は、読取デバイスにより読み取られた商品コードで識別される商品を取引商品として登録する。第２の登録手段は、最も新しく登録された取引商品が第１の登録手段により登録されていて、かつ当該取引商品が認識手段により認識された商品と同一である場合を除き、認識手段により認識された商品を取引商品として登録する。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
一実施形態に係る取引処理システムの概略構成と、カート端末の要部回路構成とを表すブロック図。
取引データの構成を模式的に表す図。
カートへのカート端末の取り付け状況の一例を表す斜視図。
取引処理のフローチャート。
取引処理のフローチャート。
案内画面の一例を表す図。
登録画面の一例を表す図。
警報画面の一例を表す図。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
以下、実施の形態の一例について図面を用いて説明する。
図１は本実施形態に係る取引処理システム１の概略構成と、カート端末１００の要部回路構成とを表すブロック図である。
取引処理システム１は、カート端末１００、会計機２００、ＰＯＳサーバ３００及びアテンダント端末４００を、通信ネットワーク２を介して通信可能として構成されている。
【０００８】
通信ネットワーク２は、インターネット、ＶＰＮ（virtual private network）、ＬＡＮ（local area network）、公衆通信網、移動体通信網などを、単独又は適宜に組み合わせて用いることができる。通信ネットワーク２としては、一例として、インターネット及び移動体通信網が組み合わせて用いられる。
なお、カート端末１００、会計機２００、ＰＯＳサーバ３００及びアテンダント端末４００は、それぞれ任意の数が取引処理システム１に含まれて構わないが、図１では１台ずつのみを表している。
【０００９】
カート端末１００は、店舗に備え付けのショッピングカート（以下、カートと称する）に取り付けられる情報処理装置である。カート端末１００は、店舗で買物を行う客にカートとともに貸し出される。カート端末１００は、客による操作を受けて、客が購買を予定する商品を取引商品として登録するための取引処理を実行する情報処理装置である。つまりカート端末１００は、取引処理装置の一例である。なお、店員がカート端末１００の操作者となる場合もある。
【００１０】
会計機２００は、店舗に設置され、カート端末１００により登録された取引商品の代金の決済に関わる会計処理を実行する情報処理装置である。会計機２００は、会計処理に際して、操作者による操作を受ける。会計機２００の操作者は、主として客である。店員が会計機２００の操作者となる場合もある。
（【００１１】以降は省略されています）

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