特許ウォッチ

公開番号2025064572
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174439
出願日2023-10-06
発明の名称紙幣処理装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類G07D 11/18 20190101AFI20250410BHJP(チェック装置)
要約【課題】スペースを効率的に使って各種部材を配置し紙幣を搬送して収納する。
【解決手段】紙幣処理装置1は、操作者から紙幣を受け取る入金部20か又は操作者に紙幣を受け渡す出金部21かの少なくとも何れか一方が設けられた紙幣入出金部10と、紙幣を双方向に搬送可能な閉じた1つのみの環状の搬送路であり、紙幣入出金部10と接続された環状搬送部28と、環状搬送部28に設けられ紙幣を鑑別する鑑別部14と、環状搬送部28から分岐して下方向へ延びる後側収納庫搬送部33及び前側収納庫搬送部34と、環状搬送部28の下方に配され紙幣を収納する1つ以上のスタッカ16と、環状搬送部28の下方におけるスタッカ16の前方に配され、上下方向に延びる搬送路を有し、後側収納庫搬送部33及び前側収納庫搬送部34とスタッカ16との間で紙幣を搬送する直線搬送ユニット40とを設ける。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
操作者から紙幣を受け取る入金部か又は前記操作者に前記紙幣を受け渡す出金部かの少なくとも何れか一方が設けられた入出金部と、
前記紙幣を双方向に搬送可能な閉じた１つのみの環状の搬送路であり、前記入出金部と接続された環状搬送部と、
前記環状搬送部に設けられ前記紙幣を鑑別する鑑別部と、
前記環状搬送部から分岐して下方向へ延びる収納庫搬送部と、
前記環状搬送部の下方に配され前記紙幣を収納する１つ以上の収納庫と、
前記環状搬送部の下方における前記収納庫の前方に配され、上下方向に延びる搬送路を有し、前記収納庫搬送部と前記収納庫との間で前記紙幣を搬送する直線搬送ユニットと
を有する紙幣処理装置。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
前記環状搬送部から分岐して後方に延びる後側搬送部
をさらに有する請求項１に記載の紙幣処理装置。
【請求項３】
前記入出金部は、前記入金部及び前記出金部を有し、
前記環状搬送部から分岐して前方向へ延び前記入金部と接続され、前記入金部から取り込まれた前記紙幣を前記環状搬送部へ搬送する入金搬送部と、
前記環状搬送部から分岐して前方向へ延び前記出金部と接続され、前記紙幣を前記環状搬送部から前記出金部へ搬送する出金搬送部と
をさらに有する請求項１に記載の紙幣処理装置。
【請求項４】
前記紙幣を回収する回収庫と、
入金処理時において、前記入金部から前記紙幣を前記入金搬送部を介し前記環状搬送部へ搬送させて前記鑑別部により鑑別させ、正常と判定した前記紙幣は、前記環状搬送部、前記収納庫搬送部及び前記直線搬送ユニットを介し前記収納庫へ搬送させ、収納すべきでないと判定した前記紙幣は、前記環状搬送部、前記収納庫搬送部及び前記直線搬送ユニットを介し前記回収庫へ搬送させ、入金すべきでないと判定した前記紙幣は、前記環状搬送部及び前記出金搬送部を介し前記出金部へ搬送させる制御部と
をさらに有する請求項３に記載の紙幣処理装置。
【請求項５】
前記紙幣を回収する回収庫と、
出金処理時において、前記収納庫から前記紙幣を前記直線搬送ユニット及び前記収納庫搬送部を介し前記環状搬送部へ搬送させて前記鑑別部により鑑別させ、正常と判定した前記紙幣は、前記環状搬送部及び前記出金搬送部を介し前記出金部へ搬送させ、出金すべきでないと判定した出金リジェクト紙幣が所定枚数以下である場合、前記環状搬送部において該出金リジェクト紙幣を逆走させることなく搬送させ、前記環状搬送部から前記収納庫搬送部及び前記直線搬送ユニットを介し前記回収庫へ搬送させる制御部と
をさらに有する請求項３に記載の紙幣処理装置。
【請求項６】
前記直線搬送ユニットは、前記収納庫を外部に露出させるよう開閉可能に設けられる
請求項１に記載の紙幣処理装置。
【請求項７】
前記直線搬送ユニットは、上下方向に並ぶ複数個の直線搬送部により構成され、
前記直線搬送部は、複数の前記直線搬送部のうち、少なくとも最も上側と最も下側とに配された前記直線搬送部以外の前記直線搬送部は、互いに同一構成である
請求項１に記載の紙幣処理装置。
【請求項８】
前記環状搬送部から分岐して後方に延びる後側搬送部と、
前記収納庫の後方に配され前記紙幣を収納する１つ以上の第２収納庫と、
前記第２収納庫の上方に配され、前後方向に延びる搬送路を有し、前記後側搬送部と前記第２収納庫との間で前記紙幣を搬送する第２直線搬送ユニットと
をさらに有する請求項１に記載の紙幣処理装置。
【請求項９】
前記環状搬送部から分岐して後方に延びる後側搬送部と、
前記収納庫の後方に配され前記紙幣を収納する１つ以上の第３収納庫と、
前記収納庫と前記第３収納庫との間に配され、上下方向に延びる搬送路を有し、前記後側搬送部と前記第３収納庫との間で前記紙幣を搬送する第３直線搬送ユニットと
をさらに有する請求項１に記載の紙幣処理装置。
【請求項１０】
前記第３収納庫は、
前記紙幣処理装置に装着された状態に対し回動することにより前記紙幣処理装置から取り外し可能に設けられる
請求項９に記載の紙幣処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は紙幣処理装置に関し、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等のような小売店舗の精算所又はバックヤードにおいて使用されるシステムに適用して好適なものである。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、例えば、レジ釣銭システムにおいては、ＰＯＳ（Point Of Sales）システム等に接続されたＰＯＳレジに、紙幣や硬貨の入出金処理を行う釣銭機が組み合わされたものが普及している。この釣銭機のうち紙幣を処理する紙幣処理装置は、レジ係員との間で紙幣の授受を行う入出金部と、紙幣を搬送する搬送部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部と、再利用可能な紙幣を金種毎に収納するスタッカと、再利用すべきでない紙幣を収納する回収庫とを有するものがある（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－７７２６７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
このような紙幣処理装置においては、スペースを効率的に使って各種部材を配置し紙幣を搬送して収納することが望まれている。
【０００５】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、スペースを効率的に使って各種部材を配置し紙幣を搬送して収納し得る紙幣処理装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
かかる課題を解決するため本発明の紙幣処理装置においては、操作者から紙幣を受け取る入金部か又は操作者に紙幣を受け渡す出金部かの少なくとも何れか一方が設けられた入出金部と、紙幣を双方向に搬送可能な閉じた１つのみの環状の搬送路であり、分岐を介して入出金部と接続された環状搬送部と、環状搬送部に設けられ紙幣を鑑別する鑑別部と、環状搬送部から分岐して下方向へ延びる収納庫搬送部と、環状搬送部の下方に配され紙幣を収納する１つ以上の収納庫と、環状搬送部の下方における収納庫の前方に配され、上下方向に延びる搬送路を有し、収納庫搬送部と収納庫との間で紙幣を搬送する直線搬送ユニットとを設けるようにした。
【０００７】
これにより本発明は、装置の高さ及び奥行きを抑えることができる。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、装置の高さ及び奥行きを抑えることができ、スペースを効率的に使って各種部材を配置し紙幣を搬送して収納し得る紙幣処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
第１の実施の形態による紙幣処理装置の内部構成を示す左側面図である。
第１の実施の形態による入金処理時における紙幣の搬送を示す左側面図である。
第１の実施の形態による出金処理時における紙幣の搬送を示す左側面図である。
第１の実施の形態によるスタッカ内の紙幣の取り出し及び回収庫の取り外しを示す左側面図である。
第１の実施の形態によるスタッカの増設を示す左側面図である。
第１の実施の形態によるスタッカの撤去を示す左側面図である。
第２の実施の形態による紙幣処理装置の内部構成を示す左側面図である。
第２の実施の形態による入金処理時における紙幣の搬送を示す左側面図である。
第２の実施の形態による出金処理時における紙幣の搬送を示す左側面図である。
第２の実施の形態によるスタッカ内の紙幣の取り出し及び回収庫の取り外しを示す左側面図である。
第２の実施の形態によるリサイクルカセットの取り外しを示す左側面図である。
第２の実施の形態によるスタッカの増設を示す左側面図である。
第２の実施の形態によるスタッカの撤去を示す左側面図である。
第３の実施の形態による紙幣処理装置の内部構成を示す左側面図である。
第３の実施の形態による入金処理時における紙幣の搬送を示す左側面図である。
第３の実施の形態による出金処理時における紙幣の搬送を示す左側面図である。
第３の実施の形態による補充回収カセットの取り外し、スタッカ内の紙幣の取り出し及び回収庫の取り外しを示す左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、発明を実施するための形態（以下実施の形態とする）について、図面を用いて説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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