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公開番号2025030411
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135687
出願日2023-08-23
発明の名称貨幣処理装置及び貨幣処理方法
出願人グローリー株式会社
代理人個人,個人
主分類G07D 11/18 20190101AFI20250228BHJP(チェック装置)
要約【課題】貨幣処理装置の装置内で所定収納部に出金用の貨幣を予め準備する。
【解決手段】貨幣処理装置を、貨幣を収納する第1収納部及び第2収納部と、貨幣を搬送する搬送部と、搬送部が搬送する貨幣を識別する識別部と、第1収納部の貨幣を搬送部で搬送して識別部で識別し、第1収納部に収納されている貨幣の一部を識別結果に基づいて第2収納部へ搬送して、各金種について予め設定された所定枚数ずつの貨幣を第2収納部に収納する制御部とを備え、制御部は、第1収納部に収納されている貨幣量が不足している不足金種を検知して、不足金種の貨幣については、不足金種について設定された所定枚数を超える枚数の貨幣を第2収納部に収納するよう構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
貨幣を収納する第1収納部及び第2収納部と、
貨幣を搬送する搬送部と、
前記搬送部が搬送する貨幣を識別する識別部と、
前記第1収納部の貨幣を前記搬送部で搬送して前記識別部で識別し、前記第1収納部に収納されている貨幣の一部を識別結果に基づいて前記第2収納部へ搬送して、各金種について予め設定された所定枚数ずつの貨幣を前記第2収納部に収納する制御部と
を備え、
前記制御部は、前記第1収納部に収納されている貨幣量が不足している不足金種を検知して、前記不足金種の貨幣については、前記不足金種について設定された前記所定枚数を超える枚数の貨幣を前記第2収納部に収納する
ことを特徴とする貨幣処理装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記第1収納部に収納されている全ての金種の貨幣枚数に対する、各金種の貨幣枚数の比率に基づいて、前記不足金種を検知することを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記第2収納部に収納されている前記不足金種の貨幣の枚数が、前記不足金種について設定された上限枚数に達するまで、前記不足金種の貨幣を前記第2収納部に収納し、
前記上限枚数に達した後は、前記不足金種の貨幣を前記第1収納部に収納する
ことを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
貨幣処理を実行する間に、前記第1収納部及び前記第2収納部に収納されている前記不足金種の貨幣の合計枚数が増加して、前記不足金種の貨幣の不足状態が解消されると、
前記第2収納部を、複数金種の貨幣を各金種について予め設定された前記所定枚数ずつ収納した状態に戻す
ことを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記不足金種の貨幣が装置外から補充されて、前記不足金種の貨幣の不足状態が解消されると、
前記第2収納部を、複数金種の貨幣を各金種について予め設定された前記所定枚数ずつ収納した状態に戻す
ことを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、出金処理時に出金する出金用の貨幣を前記第2収納部に収納することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、
不足金種を検知していなければ、入金処理時に入金された貨幣を金種によらず前記第1収納部に収納し、
不足金種を検知していれば、入金処理時に入金された貨幣のうち前記不足金種の貨幣を前記第2収納部に収納する一方で、他の金種の貨幣を前記第1収納部に収納する
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記第1収納部から貨幣を順次繰り出して前記識別部で識別し、前記第1収納部に収納されている貨幣の一部を識別結果に基づいて前記第2収納部へ搬送して、各金種について予め設定された所定枚数ずつの貨幣を前記第2収納部に収納する処理を実行するときに、
不足金種を検知していなければ、前記第2収納部への貨幣収納を終えた後、前記第1収納部から繰り出し済みの貨幣を前記第1収納部へ戻して、
不足金種を検知していれば、前記第2収納部への貨幣収納を終えた後、前記第1収納部から繰り出し済みの貨幣のうち前記不足金種の貨幣は前記第2収納部に収納して、他の金種の貨幣は前記第1収納部へ戻す
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記第1収納部から貨幣を順次繰り出して前記識別部で識別し、前記第1収納部に収納されている貨幣の一部を識別結果に基づいて前記第2収納部へ搬送して、各金種について予め設定された所定枚数ずつの貨幣を前記第2収納部に収納する処理を実行するときに、
不足金種を検知していれば、前記処理を開始してから前記第2収納部への貨幣収納を終えるまでの間、前記第2収納部に収納されている前記不足金種の貨幣枚数が前記所定枚数を満たしていても、前記不足金種の貨幣を前記第2収納部に収納する
ことを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
【請求項10】
前記制御部は、
入金処理時に、入金された貨幣を前記第1収納部に収納して、
出金処理時に、各金種について予め設定された所定枚数ずつの貨幣を収納する前記第2収納部から貨幣を出金し、
不足金種を検知した場合は、
入金処理時に、前記不足金種の貨幣を前記第2収納部に収納して、他の金種の貨幣を前記第1収納部に収納して、
出金処理時に、前記不足金種の貨幣を前記第2収納部から出金して、他の金種の貨幣を前記第1収納部から出金する
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、貨幣を処理する貨幣処理装置及び該貨幣処理装置が実行する貨幣処理方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、貨幣を処理する貨幣処理装置が利用されている。特許文献1には、複数金種の硬貨を混合状態で装置内に収納し、客との取引時に釣銭を出金する硬貨処理装置が開示されている。この装置は、大量の硬貨を混合状態で収納する貯留部とは別に、釣銭用の硬貨である釣銭準備金を収納する準備金貯蔵空間を有する。貯留部に収納されている硬貨の中から、硬貨で出金する可能性がある最大金額999円を最小枚数で構成する金種及び金種別枚数の硬貨が、予め釣銭準備金として準備金貯蔵空間に準備される。具体的には、日本硬貨による釣銭の最小構成枚数である1円硬貨4枚、5円硬貨1枚、10円硬貨4枚、50円硬貨1枚、100円硬貨4枚、500円硬貨1枚が釣銭準備金として準備される。硬貨処理装置は、釣銭金額に応じて釣銭準備金の中から1又は複数枚の硬貨を選択して出金することで、貯留部に混合状態で収納されている大量の硬貨の中から釣銭用の硬貨を探して出金する場合に比べて、短時間で釣銭を出金することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4516270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術では、釣銭出金に備えて、貯留部に収納されている大量の硬貨の中から、最小構成枚数分の釣銭準備金が準備される。貯留部は複数金種の硬貨を混合状態で収納しているため、貯留部から繰り出される硬貨が、釣銭準備金を構成する硬貨ではない場合もある。貯留部から繰り出した硬貨の金種を識別し、釣銭準備金に使う硬貨は準備金貯蔵空間に収納して、それ以外の硬貨は貯留部へ戻す処理が繰り返されることにより、所定金種の硬貨が、各金種について予め設定された所定枚数ずつ準備される。貯留部に収納されている硬貨の金種及び金種別枚数によっては、釣銭準備金を準備するために長時間かかる場合や、釣銭準備金を準備できない場合が起こり得る。
【0005】
本開示は、上記従来の課題に鑑みてなされたもので、その目的の1つは、貨幣処理装置の装置内で所定収納部に出金用の貨幣を効率よく準備することができる貨幣処理装置及び貨幣処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る貨幣処理装置は、貨幣を収納する第1収納部及び第2収納部と、貨幣を搬送する搬送部と、前記搬送部が搬送する貨幣を識別する識別部と、前記第1収納部の貨幣を前記搬送部で搬送して前記識別部で識別し、前記第1収納部に収納されている貨幣の一部を識別結果に基づいて前記第2収納部へ搬送して、各金種について予め設定された所定枚数ずつの貨幣を前記第2収納部に収納する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1収納部に収納されている貨幣量が不足している不足金種を検知して、前記不足金種の貨幣については、前記不足金種について設定された前記所定枚数を超える枚数の貨幣を前記第2収納部に収納する。
上記構成において、前記制御部は、入金部から入金された貨幣を第1収納部に収納する。
上記構成において、前記制御部は、出金処理を実行した後、次の入金処理を開始するまでの間に、前記第1収納部の貨幣の一部を、前記第2収納部に収納する処理を実行する。
前記制御部が、前記第1収納部に収納されている複数金種の貨幣の金種別の混合比率を、金種別に予め設定された閾値と比較して前記不足金種を検知してもよい。前記制御部が、前記第1収納部に収納されている複数金種の貨幣の金種別の数量を、金種別に予め設定された閾値と比較して前記不足金種を検知してもよい。前記制御部が、前記第2収納部から出金した貨幣と同一金種、同一枚数の貨幣を前記第1収納部から前記第2収納部へ補充する補充処理を実行して、前記補充処理に要した時間を、金種別に予め設定された閾値と比較して前記不足金種を検知してもよい。前記制御部が、前記補充処理時に、補充対象の金種の貨幣を前記第1収納部から繰り出せず、補充対象の硬貨の金種及び枚数を変更する代替補充を行った金種が発生した場合に、該金種を前記不足金種として検知してもよい。
【0007】
上記構成において、前記制御部は、前記第1収納部に収納されている全ての金種の貨幣枚数に対する、各金種の貨幣枚数の比率に基づいて、前記不足金種を検知してもよい。
【0008】
上記構成において、前記制御部は、前記第2収納部に収納されている前記不足金種の貨幣の枚数が、前記不足金種について設定された上限枚数に達するまで、前記不足金種の貨幣を前記第2収納部に収納し、前記上限枚数に達した後は、前記不足金種の貨幣を前記第1収納部に収納してもよい。
【0009】
上記構成において、前記制御部は、貨幣処理を実行する間に、前記第1収納部及び前記第2収納部に収納されている前記不足金種の貨幣の合計枚数が増加して、前記不足金種の貨幣の不足状態が解消されると、前記第2収納部を、複数金種の貨幣を各金種について予め設定された前記所定枚数ずつ収納した状態に戻してもよい。
【0010】
上記構成において、前記制御部は、前記不足金種の貨幣が装置外から補充されて、前記不足金種の貨幣の不足状態が解消されると、前記第2収納部を、複数金種の貨幣を各金種について予め設定された前記所定枚数ずつ収納した状態に戻してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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