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公開番号2025070176
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180307
出願日2023-10-19
発明の名称媒体処理装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類G07D 11/16 20190101AFI20250424BHJP(チェック装置)
要約【課題】鑑別精度を低下させることなく鑑別部内のジャム媒体を取り除くことができるようにする。
【解決手段】搬送ガイドは、搬送路を間に挟んで一方の側に形成された第1の搬送ガイドと、前記搬送路を間に挟んで他方の側に形成された第2の搬送ガイドとを有し、鑑別部は、第1のセンサ部品及び第2のセンサ部品と、媒体が通る媒体通過穴を有し、当該媒体通過穴を間に挟んで一方の側に前記第1のセンサ部品を保持するとともに他方の側に前記第2のセンサ部品を保持する保持部材とを有し、前記第1の搬送ガイド及び前記第2の搬送ガイドのうちの一方に、前記保持部材の前記媒体通過穴が前記搬送路と繋がり、前記第1のセンサ部品が前記第1の搬送ガイド側に位置し、前記第2のセンサ部品が前記第2の搬送ガイド側に位置するようにして前記保持部材を固定する為の固定部が設けられている。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
媒体の搬送路と、
前記搬送路に設けられ、当該搬送路に沿って搬送される前記媒体を鑑別する鑑別部と、
前記搬送路に沿って設けられ、前記媒体をガイドする搬送ガイドと
を備え、
前記搬送ガイドは、
前記搬送路を間に挟んで一方の側に形成された第1の搬送ガイドと、
前記搬送路を間に挟んで他方の側に形成された第2の搬送ガイドと
を備え、
前記鑑別部は、
第1のセンサ部品及び第2のセンサ部品と、
前記媒体が通る媒体通過穴を有し、当該媒体通過穴を間に挟んで一方の側に前記第1のセンサ部品を保持するとともに他方の側に前記第2のセンサ部品を保持する保持部材と
を備え、
前記第1の搬送ガイド及び前記第2の搬送ガイドのうちの一方に、前記保持部材の前記媒体通過穴が前記搬送路と繋がり、前記第1のセンサ部品が前記第1の搬送ガイド側に位置し、前記第2のセンサ部品が前記第2の搬送ガイド側に位置するようにして前記保持部材を固定する為の固定部が設けられている
ことを特徴とする媒体処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1の搬送ガイドには、前記保持部材を嵌入する為の第1の保持部材嵌入穴が設けられ、
前記第2の搬送ガイドには、前記保持部材を嵌入する為の第2の保持部材嵌入穴が設けられ、
前記保持部材は、
前記媒体通過穴を間に挟んで一方の側が前記第1の保持部材嵌入穴に嵌入され、前記媒体通過穴を間に挟んで他方の側が前記第2の保持部材嵌入穴に嵌入されて、前記固定部により前記第1の搬送ガイド及び前記第2の搬送ガイドのうちの一方に固定される
ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項3】
前記保持部材は、前記第1の搬送ガイドに固定され、
前記第1の搬送ガイドは、前記第2の搬送ガイドに対して、当該第2の搬送ガイドから離れる方向及び近づく方向に移動可能に設けられ、
前記第1の搬送ガイドが前記第2の搬送ガイドから離れる方向に移動することにともなって、前記第1の搬送ガイドに固定された前記鑑別部も前記第2の搬送ガイドから離れる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の媒体処理装置。
【請求項4】
前記保持部材の媒体搬送方向の側面には、前記搬送路の幅方向に凹部と凸部が連続する凹凸部が設けられ、
前記搬送ガイドにおける、前記保持部材の前記凹凸部と対向する箇所にも前記搬送路の幅方向に凹部と凸部が連続する凹凸部が設けられ、
前記保持部材に設けられた前記凹凸部と、前記搬送ガイドに設けられた前記凹凸部とが入れ子構造となっている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の媒体処理装置。
【請求項5】
前記保持部材には、
前記媒体通過穴を間に挟んで一方の側に設けられた第1の搬送ローラと、前記媒体通過穴を間に挟んで他方の側に設けられ、前記第1の搬送ローラと対向する第2の搬送ローラとが設けられ、
前記鑑別部は、
前記1の搬送ローラと前記第2の搬送ローラにより前記媒体通過穴に沿って前記媒体を搬送する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の媒体処理装置。
【請求項6】
前記鑑別部は、
前記第1の搬送ガイドと前記第2の搬送ガイドとの間に位置する部分の媒体搬送方向の長さが、前記媒体の媒体搬送方向の長さよりも短い
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の媒体処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は媒体処理装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
媒体の一種である紙幣を扱う紙幣処理装置では、例えば、紙幣を入金する場合、紙幣投入口に投入された紙幣を搬送路に沿って搬送しながら、当該搬送路に設けられた鑑別部によって当該紙幣の金種を判別し、当該紙幣を金種ごとに紙幣収納庫に収納するようになっている。
【0003】
このような紙幣処理装置では、搬送路で紙幣が詰まってしまう所謂ジャムが発生する場合があり、例えば鑑別部内でジャムが発生する場合もある。この為、従来の鑑別部は、紙幣が通る空間である鑑別部内搬送路を間に挟んで下側に位置するロア部と、当該鑑別部内搬送路を間に挟んで上側に位置していて且つロア部に対して開閉可能なアッパ部とで構成され、ロア部に対してアッパ部を開くことで、鑑別部内(つまり鑑別部内搬送路)に詰まった紙幣(ジャム紙幣と呼ぶ)を取り除くことができるようになっていた(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-4649号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、鑑別部はセンサを有していて、当該センサにより鑑別部内を通る紙幣の金種などを判別するようになっている。鑑別部が有するセンサとしては、例えば、発光部と受光部を有する光学センサや、発信部と受信部を有する磁気センサなどがある。これらのセンサは、例えば、発光部や発信部などの第1のセンサ部品がアッパ部側に設けられ、受光部や受信部などの第2のセンサ部品がロア部側に設けられている。
【0006】
しかしながら、従来の紙幣処理装置のように、鑑別部内のジャム紙幣を取り除く為に、ロア部に対してアッパ部を開いたり閉じたりすると、アッパ部側に設けられた第1のセンサ部品と、ロア部側に設けられた第2のセンサ部品との相対位置がずれてしまい、鑑別部のセンサ性能(つまり鑑別精度)が低下するという問題があった。
【0007】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、第1のセンサ部品と第2のセンサ部品との相対位置がずれるのを防止し、鑑別部内のジャム媒体を取り除くことが可能な媒体処理装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる課題を解決するため本発明の媒体処理装置においては、媒体の搬送路と、前記搬送路に設けられ、当該搬送路に沿って搬送される前記媒体を鑑別する鑑別部と、前記搬送路に沿って設けられ、前記媒体をガイドする搬送ガイドとを備え、前記搬送ガイドは、前記搬送路を間に挟んで一方の側に形成された第1の搬送ガイドと、前記搬送路を間に挟んで他方の側に形成された第2の搬送ガイドとを備え、前記鑑別部は、第1のセンサ部品及び第2のセンサ部品と、前記媒体が通る媒体通過穴を有し、当該媒体通過穴を間に挟んで一方の側に前記第1のセンサ部品を保持するとともに他方の側に前記第2のセンサ部品を保持する保持部材とを備え、前記第1の搬送ガイド及び前記第2の搬送ガイドのうちの一方に、前記保持部材の前記媒体通過穴が前記搬送路と繋がり、前記第1のセンサ部品が前記第1の搬送ガイド側に位置し、前記第2のセンサ部品が前記第2の搬送ガイド側に位置するようにして前記保持部材を固定する為の固定部が設けられている。
【0009】
このように、鑑別部の第1のセンサ部品と第2のセンサ部品とが保持部材により一体となっている為、例えば、鑑別部内のジャム媒体を取り除く為に、第2のガイド部に対して第1のガイド部を開閉した場合でも、第1のセンサ部品と第2のセンサ部品との相対位置がずれてしまうことを防ぐことができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、第1のセンサ部品と第2のセンサ部品との相対位置がずれるのを防止し、鑑別部内のジャム媒体を取り除くことができる媒体処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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