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公開番号2025070148
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180258
出願日2023-10-19
発明の名称ランプユニット及びその製造方法
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類F21V 29/76 20150101AFI20250424BHJP(照明)
要約【課題】光源で発生する熱の放熱効果を高めたランプユニット及びその製造方法を提供する。
【解決手段】放熱フィン32を備えるヒートシンク3のベース31面上に搭載された光源としてのLEDモジュール5(51~53)を備えるランプユニット1であり、ベース31面上のLEDモジュール5に隣接する位置にサブ放熱フィン9(91~96)が搭載されている。ベース31面上には、ヒートシンク3よりも熱伝導率の高いベースプレート4が搭載され、このベースプレート4の表面にLEDモジュール5とサブ放熱フィン9が搭載される。LEDモジュール5とサブ放熱フィン9はベースプレートに接着されており、この接着は同時に行われる。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
放熱フィンを備えるヒートシンクのシンクベース面上に搭載された光源を備えるランプユニットであって、前記シンクベース面上の前記光源に隣接する位置にサブ放熱フィンが搭載されていることを特徴とするランプユニット。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記シンクベース面上には、当該ヒートシンクよりも熱伝導率の高いベースプレートが搭載され、このベースプレートの表面に前記光源と前記サブ放熱フィンが搭載されている請求項1に記載のランプユニット。
【請求項3】
前記光源と前記サブ放熱フィンは前記ベースプレートに接着されている請求項2に記載のランプユニット。
【請求項4】
前記サブ放熱フィンは、底片部と側片部を有しており、この底片部において前記ベースプレートに接着される請求項3に記載のランプユニット。
【請求項5】
前記サブ放熱フィンは、断面形状がL字型、逆T型、U字型のいずれかに形成される請求項4に記載のランプユニット。
【請求項6】
前記ベースプレートには前記光源から出射される光を反射するリフレクタが搭載され、前記サブ放熱フィンはリフレクタに隣接する位置に搭載されている請求項2に記載のランプユニット。
【請求項7】
前記シンクベース面上には、前記ベースプレートに隣接する位置に前記光源の発光制御を行うための光源基板が搭載され、前記光源と前記光源基板が電気接続される請求項2に記載のランプユニット。
【請求項8】
放熱フィンを備えるヒートシンクのシンクベース面上にベースプレートが支持され、このベースプレートの表面に光源とサブ放熱フィンが搭載されたランプユニットにおいて、前記ベースプレートの表面に前記光源と前記サブ放熱フィンを仮接着し、所定の処理により前記光源と前記サブ放熱フィンを前記ベースプレートに同時に接着固定することを特徴とするランプユニットの製造方法。
【請求項9】
熱硬化性接着材を用いて仮接着し、加熱処理して接着固定する請求項8に記載のランプユニットの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は車両用灯具に用いて好適なランプユニットに関し、特に光源で発生する熱の放熱効果を高めたランプユニットとその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
LED(発光ダイオード)等の発光素子を光源とする車両用灯具では、光源で発生した熱により光源自体の発光特性が低下されることを防止するための放熱対策が施されている。特許文献1には、LEDと、このLEDから出射された光を反射するリフレクタがそれぞれヒートシンクに搭載され、LEDで発生した熱及びリフレクタに伝導された熱をヒートシンクから放熱するランプユニットが提案されている。ヒートシンクの上面が搭載面として構成されており、この搭載面にLEDとリフレクタが搭載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-22424号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ヒートシンクにはLEDで発生した熱を放熱するための放熱フィンが設けられるが、一般的に放熱フィンはヒートシンクの搭載面を除く下面あるいは背面側に設けられる。LEDで発生した熱の大部分はヒートシンクを伝導して放熱フィンから大気中に放熱されるが、他の熱はヒートシンクの搭載面から放熱される。
【0005】
従来、ヒートシンクの搭載面には特に放熱フィンや放熱構造が設けられていない。そのため、搭載面側での放熱効果を期待することが難しく、LEDの放熱効果は必ずしも十分でなく、LEDの発光特性の課題が生じる。また、搭載面からの熱によりリフレクタの温度が過度に高く変形なって変形するおそれがある。
【0006】
本発明の目的は放熱効果を高めたランプユニット及びその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は放熱フィンを備えるヒートシンクのシンクベース面上に搭載された光源を備えるランプユニットであって、シンクベース面上の光源に隣接する位置にサブ放熱フィンが搭載されている。ここで、シンクベース面上には、ヒートシンクよりも熱伝導率の高いベースプレートが搭載され、このベースプレートの表面に光源とサブ放熱フィンが搭載されることが好ましい。また、光源とサブ放熱フィンはベースプレートに接着されていることが好ましい。
【0008】
さらに、本発明においては、ベースプレートには光源から出射される光を反射するリフレクタが搭載されており、サブ放熱フィンはリフレクタに隣接する位置に搭載されることが好ましい。また、シンクベース面上には、ベースプレートに隣接する位置に光源の発光制御を行うための光源基板が搭載され、光源と光源基板が電気接続される構成であることが好ましい。
【0009】
本発明のランプユニットの製造方法は、放熱フィンを備えるヒートシンクのシンクベース面上にベースプレートが支持され、このベースプレートの表面に光源とサブ放熱フィンが搭載されたランプユニットにおいて、ベースプレートの表面に光源とサブ放熱フィンを仮接着し、所定の処理により光源とサブ放熱フィンをベースプレートに同時に接着固定する工程を備える。この工程においては、熱硬化性接着材を用いて仮接着し、加熱処理して接着固定することが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ヒートシンクに搭載された光源、さらにはリフレクタの放熱効果を高めたランプユニットが得られる。また、本発明によれば、光源とリフレクタをヒートシンクに対して1工程で搭載でき、作業性が改善される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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