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公開番号
2025071696
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-08
出願番号
2023182093
出願日
2023-10-23
発明の名称
車両用前照灯
出願人
スタンレー電気株式会社
代理人
個人
主分類
F21S
45/60 20180101AFI20250428BHJP(照明)
要約
【課題】ヒータを用いることなく、アウターレンズに付着した曇りを除去することができる車両前照灯を提供する。
【解決手段】車両用前照灯10であって、ハウジング70と、前記ハウジングに取り付けられて前記ハウジングとの間に灯室S1を形成するアウターレンズと、前記灯室内に配置され、前記アウターレンズの可視光透過領域A1を透過する可視光を出射する灯具ユニット20と、前記灯室内に配置され、前記アウターレンズの前記可視光透過領域を照射する赤外光を出射する防曇装置30と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられて前記ハウジングとの間に灯室を形成するアウターレンズと、
前記灯室内に配置され、前記アウターレンズの可視光透過領域を透過する可視光を出射する灯具ユニットと、
前記灯室内に配置され、前記アウターレンズの前記可視光透過領域を照射する赤外光を出射する防曇装置と、
を備える車両用前照灯。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記防曇装置は、ソーラーブラインド帯域の赤外域に属する波長の赤外光を出射する半導体発光素子と、光偏向素子と、を備え、
前記光偏向素子は、当該光偏向素子に入射する前記半導体発光素子から出射される赤外光を偏向し、この偏向後の赤外光が前記アウターレンズの前記可視光透過領域を照射するように構成されている請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項3】
前記アウターレンズに付着した曇りを検出する曇り検出処理を実行する曇り検出部をさらに備え、
前記防曇装置は、前記曇りが検出された場合、赤外光を出射して前記アウターレンズの前記可視光透過領域を照射し、前記曇りが検出されない場合、赤外光を出射しない請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項4】
前記赤外光の波長は、895nm~960nm及び1350nm~1560nmから選定される波長である請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項5】
前記灯具ユニットが取り付けられたブラケットと、
前記ブラケットを傾動させることにより前記灯具ユニットの光軸調整を行う光軸調整機構と、をさらに備え、
前記防曇装置は、前記ブラケットに取り付けられている請求項1に記載の車両用前照灯。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用前照灯に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ハウジングとこれに取り付けられたアウターレンズとの間に形成される灯室内に線ヒータを設けることにより、アウターレンズに付着した曇りを除去する車両灯具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-21601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の車両灯具においては、線ヒータにより灯室内が必要以上に高温になるという課題がある。
【0005】
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、ヒータを用いることなく、アウターレンズに付着した曇りを除去することができる車両前照灯を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示にかかる車両用前照灯は、ハウジングと、前記ハウジングに取り付けられて前記ハウジングとの間に灯室を形成するアウターレンズと、前記灯室内に配置され、前記アウターレンズの可視光透過領域を透過する可視光を出射する灯具ユニットと、前記灯室内に配置され、前記アウターレンズの前記可視光透過領域を照射する赤外光を出射する防曇装置と、を備える。
【0007】
このような構成により、ヒータを用いることなく、アウターレンズ71に付着した曇りを除去することができる。
【0008】
これは、アウターレンズの可視光透過領域を照射する赤外光を出射する防曇装置を備えていることによるものである。
【0009】
上記車両用前照灯において、前記防曇装置は、ソーラーブラインド帯域の赤外域に属する波長の赤外光を出射する半導体発光素子と、光偏向素子と、を備え、前記光偏向素子は、当該光偏向素子に入射する前記半導体発光素子から出射される赤外光を偏向し、この偏向後の赤外光が前記アウターレンズの前記可視光透過領域を照射するように構成されていてもよい。
【0010】
また、上記車両用前照灯において、前記アウターレンズに付着した曇りを検出する曇り検出処理を実行する曇り検出部をさらに備え、前記防曇装置は、前記曇りが検出された場合、赤外光を出射して前記アウターレンズの前記可視光透過領域を照射し、前記曇りが検出されない場合、赤外光を出射しなくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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