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公開番号
2025068362
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2023178211
出願日
2023-10-16
発明の名称
塗装金属板
出願人
日鉄鋼板株式会社
代理人
弁理士法人北斗特許事務所
主分類
B32B
15/08 20060101AFI20250421BHJP(積層体)
要約
【課題】本開示の課題は、メタリックな外観を有し、かつ高い耐候性を有しうる塗装金属板を提供することである。
【解決手段】
塗装金属板1は、金属板2と、金属板2を覆う塗装被膜3とを有する。塗装被膜3は、縮み塗料から作製された縮み模様層33を含む。縮み塗料は、樹脂成分と、顔料成分とを含有する。樹脂成分は、水酸基含有ポリエステル樹脂と、アミノ樹脂と、酸触媒と、アミン化合物とを、含有する。顔料成分は、雲母を含む光輝顔料を含有する。縮み塗料の固形分に対する雲母の割合は、1質量%以上30質量%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
金属板と、前記金属板を覆う塗装被膜とを有し、
前記塗装被膜は、縮み塗料から作製された縮み模様層を含み、
前記縮み塗料は、樹脂成分と、顔料成分とを含有し、
前記樹脂成分は、水酸基含有ポリエステル樹脂と、アミノ樹脂と、酸触媒と、アミン化合物とを、含有し、
前記顔料成分は、雲母を含む光輝顔料を含有し、
前記縮み塗料の固形分に対する前記雲母の割合は、1質量%以上30質量%以下である、
塗装金属板。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記顔料成分に対する前記雲母の割合は、15質量%以上90質量%以下である、
請求項1に記載の塗装金属板。
【請求項3】
前記顔料成分が、着色顔料を更に含有する、
請求項1に記載の塗装金属板。
【請求項4】
前記顔料成分は、骨材を含有せず、又は
前記顔料成分は、骨材を含有し、かつ前記顔料成分に対する前記骨材の割合は、1質量%以下である、
請求項1に記載の塗装金属板。
【請求項5】
前記アミン化合物は、2級アミン化合物及び3級アミン化合物からなる群から選択される少なくとも一種を含有する、
請求項1に記載の塗装金属板。
【請求項6】
前記酸触媒が、スルホン酸系化合物を含有する、
請求項1に記載の塗装金属板。
【請求項7】
前記縮み塗料の固形分量に対する前記アミノ樹脂の割合は、5質量%以上20質量%以下であり、
前記縮み塗料の固形分量に対する前記アミン化合物の割合は、0.1質量%以上5質量%以下である、
請求項1に記載の塗装金属板。
【請求項8】
前記縮み塗料が、ワックス成分を更に含有する、
請求項1に記載の塗装金属板。
【請求項9】
前記縮み模様層の十点平均粗さRzjisは、12μm以上70μm以下である、
請求項1に記載の塗装金属板。
【請求項10】
前記金属板が、めっき鋼板である、
請求項1に記載の塗装金属板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、塗装金属板に関し、詳細には縮み模様層を有する塗装金属板に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、硝酸水溶液で酸洗処理した素地鋼板の両面にクロムを含有しない化成皮膜を有し、鋼板の一方の面の化成皮膜上に着色顔料を含有する下塗り塗膜を有し、下塗り塗膜上に、光輝剤を含有する有機樹脂皮膜である上塗り塗膜を有し、かつ下塗り塗膜と上塗り塗膜の総膜厚を10μm以下とする塗装鋼板が記載されている。光輝剤として鱗片状Alが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-52363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特に建材用途においては、塗装金属板における塗装被膜には、長期にわたって変色、傷付き及び劣化などが生じにくいような、高い耐候性が要求される。
【0005】
しかし、塗装金属板にメタリックな外観を付与するために特許文献1で開示されているアルミニウムフレーク(鱗片状Al)は、塗装被膜が長期間屋外に曝された場合などに、腐食して変色するなどといった、塗装被膜の耐候性の低下を引き起こしやすい。また、アルミニウムフレークなどでメタリックな外観を付与する場合は、隠蔽性を有する着色顔料の使用が制限されるため、塗装被膜の光透過性が高くなり、そのため塗装被膜の光による劣化が生じやすくなる。このため、塗装被膜の耐候性が低下する。
【0006】
本開示の課題は、メタリックな外観を有し、かつ高い耐候性を有しうる塗装金属板を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様の塗装金属板は、金属板と、前記金属板を覆う塗装被膜とを有する。前記塗装被膜は、縮み塗料から作製された縮み模様層を含む。前記縮み塗料は、樹脂成分と、顔料成分とを含有する。前記樹脂成分は、水酸基含有ポリエステル樹脂と、アミノ樹脂と、酸触媒と、アミン化合物とを、含有する。前記顔料成分は、雲母を含む光輝顔料を含有する。前記縮み塗料の固形分に対する前記雲母の割合は、1質量%以上30質量%以下である。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一態様によると、塗装金属板は、メタリックな外観を有し、かつ高い耐候性を有しうる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係る塗装金属板の一例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施形態について、図1を参照して説明する。なお、下記の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一部に過ぎない。また、下記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下において参照する図は、いずれも模式的な図であり、図中の構成要素の寸法比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。以下に実施形態の作用に関する機序を説明する場合があるが、機序は推測されたものであり、本開示の内容は機序の説明に拘束されない。
(【0011】以降は省略されています)
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