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公開番号2025040556
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-25
出願番号2023147427
出願日2023-09-12
発明の名称金属サンドイッチパネル及びその製造方法
出願人日鉄鋼板株式会社
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類E04F 13/12 20060101AFI20250317BHJP(建築物)
要約【課題】金属外皮が膨らみにくくなって外観低下が生じにくい金属サンドイッチパネルを提供する。
【解決手段】金属サンドイッチパネル10は、二つの金属外皮1,2の間に樹脂フォーム4を備えている。金属サンドイッチパネル10は、一端に嵌合凸部8を有し、他の一端に嵌合凹部9を有する。隣接する金属サンドイッチパネル10は、嵌合凸部8と嵌合凹部9との嵌合により接続されるものである。二つの金属外皮1,2のうちの一方の金属外皮1は、嵌合凸部8の前方に位置する覆い部3を有する。覆い部3は、断面略U字状に形成されて内部に空隙部32を有する。空隙部32に閉塞部材33を詰めて空隙部32の開口320を閉塞している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
二つの金属外皮の間に樹脂フォームを備えた金属サンドイッチパネルであって、
前記金属サンドイッチパネルは、一端に嵌合凸部を有し、他の一端に嵌合凹部を有し、
隣接する前記金属サンドイッチパネルは、前記嵌合凸部と前記嵌合凹部との嵌合により接続されるものであり、
前記二つの金属外皮のうちの一方の金属外皮は、前記嵌合凸部の前方に位置する覆い部を有し、
前記覆い部は、断面略U字状に形成されて内部に空隙部を有し、
前記空隙部に閉塞部材を詰めて前記空隙部の開口を閉塞している、
金属サンドイッチパネル。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記閉塞部材の材質は、無機材料又は有機材料である、
請求項1に記載の金属サンドイッチパネル。
【請求項3】
前記閉塞部材は、通気性を有する、
請求項1に記載の金属サンドイッチパネル。
【請求項4】
二つの金属外皮の間に樹脂フォームを備えた金属サンドイッチパネルの製造方法であって、
金属板に断面略U字状の覆い部を設けて前記二つの金属外皮のうちの一方の金属外皮を形成し、
前記覆い部の空隙部に閉塞部材を詰めて前記空隙部の開口を閉塞し、
前記一方の金属外皮と他方の金属外皮との間で樹脂液を発泡させて前記樹脂フォームを形成する、
金属サンドイッチパネルの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、金属サンドイッチパネル及びその製造方法に関する。より詳細には、本開示は、金属外皮と芯材とを有する金属サンドイッチパネル及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、内部結露防止外断熱装置が記載されている。この装置は、建物の耐火壁の外側に、建物と間隔を持たせて外装材を設置し、耐火壁と外装材との間に、ウレタンに対し相溶性のよい難燃材を混入させた難燃性ウレタン発泡体を充填して構成している。外装材としては、ウレタンフォームまたはイソシアヌレートフォームを芯材とし、これを2枚の金属板で挟持した金属サンドイッチパネルが使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-264590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような金属サンドイッチパネルは、芯材が液状から発泡体へと硬化する際に生じる接着力(自己接着力)により、芯材と金属板とが接着している。しかし、芯材や金属板の経日変化により、芯材と金属板とが部分的に剥離し、芯材と剥離した部分で金属板が金属サンドイッチパネルの表面側に膨らみ、金属サンドイッチパネルの外観が低下することがあった。
【0005】
本開示は、金属外皮の膨らみによる外観低下が生じにくい金属サンドイッチパネル及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る金属サンドイッチパネルは、二つの金属外皮の間に樹脂フォームを備えた金属サンドイッチパネルである。前記金属サンドイッチパネルは、一端に嵌合凸部を有し、他の一端に嵌合凹部を有する。隣接する前記金属サンドイッチパネルは、前記嵌合凸部と前記嵌合凹部との嵌合により接続されるものである。前記二つの金属外皮のうちの一方の金属外皮は、前記嵌合凸部の前方に位置する覆い部を有する。前記覆い部は、断面略U字状に形成されて内部に空隙部を有する。前記空隙部の開口に閉塞部材を詰めて前記開口を閉塞している。
【0007】
本開示の一態様に係る金属サンドイッチパネルの製造方法は、二つの金属外皮の間に樹脂フォームを備えた金属サンドイッチパネルの製造方法である。金属板に断面略U字状の覆い部を設けて前記二つの金属外皮のうちの一方の金属外皮を形成する。前記覆い部の開口に閉塞部材を詰めて前記開口を閉塞する。前記一方の金属外皮と前記他方の金属外皮との間で樹脂液を発泡させて前記樹脂フォームを形成する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、空隙部の開口に閉塞部材を設けることにより、空隙部に樹脂フォームが充填されない。従って、樹脂フォームと金属外皮との剥離が生じにくくなり、金属外皮が膨らみにくくなって外観低下が生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係る金属サンドイッチパネルを示す一部の断面図である。
図2は、本実施形態に係る金属サンドイッチパネルを示す斜視図である。
図3は、本実施形態に係る金属サンドイッチパネルを示す断面図である。
図4は、本実施形態に係る金属サンドイッチパネルの接続状態を示す断面図である。
図5は、本実施形態に係る金属サンドイッチパネルの製造方法を示す概略図である。
図6は、従来の問題点を示す断面図である。
図7は、本実施形態に係る金属サンドイッチパネルの変形例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示を添付図面に示す実施形態に基づいて説明するが、本開示は下記の実施形態に限定されるものではなく、本開示の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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