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公開番号2025067302
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177207
出願日2023-10-13
発明の名称壁面折り重ね互い違い階段
出願人株式会社杉原クラフト
代理人
主分類E04F 11/06 20060101AFI20250417BHJP(建築物)
要約【課題】踏板が互い違い階段において建築物の壁面に折り重ねられるようにする。
【解決手段】建築物の壁面に固定される固定ササラ桁11と、この固定ササラ桁11と略平行に対向する可動側板12と、この可動側板12の内側に固定されて踏板14の側縁を回動自在に支持し蝶着する補助支持板13と、この補助支持板13と前記固定ササラ桁11にその両側縁が回動自在に蝶着された複数の踏板14とから成る。固定ササラ桁11のそれぞれの水平段部11dの部分に上下1組の踏板14を配設する。これら踏板14はその左右の半分が踏面を有し、当該踏面が互い違いに配設されて互い違い階段を形成する。可動側板12を固定ササラ桁11側に回動することにより踏板14と可動側板13が固定ササラ桁11の側に重なり、折り畳まれ、壁面にその全体が3層に折り重なるように折り畳まれる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建築物の壁面に固定される固定ササラ桁と、この固定ササラ桁と略平行に対向する可動側板と、この可動側板の内側に固定されて踏板の側縁を回動自在に支持し蝶着する補助支持板と、この補助支持板と前記固定ササラ桁にその両側縁が回動自在に蝶着された複数の踏板とから成り、
前記固定ササラ桁のそれぞれの水平段部の部分には上下1組の踏板を配設し、
これら踏板は、その左右の半分が踏面を有し、当該踏面が互い違いに配設されて互い違い階段を形成し、
前記上下1組の踏板のそれぞれは一方側縁が前記固定ササラ桁に回動自在に蝶着され、その他方側縁が前記可動側板の補助支持板に回動自在に蝶着され、
前記可動側板を固定ササラ桁側に斜め上方に持ち上げるように回動することにより前記踏板と可動側板が固定ササラ桁の側に重なるように折り畳まれ、建築物の壁面にその全体が3層に折り重なるように折り畳まれることを特徴とする
壁面折り重ね互い違い階段

続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記固定ササラ桁、前記踏板、及び、前記補助支持板の板厚が同じであることを特徴とする請求項1に記載の壁面折り重ね互い違い階段。
【請求項3】
前記固定ササラ桁の水平段部に設けた上下1組の踏板において、その下方の踏板の踏み面を右側に、その上方の踏板の踏み面を左側に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の壁面折り重ね互い違い階段。
【請求項4】
前記補助支持板は、その上下長さが上下の踏板の間隔と略同一となし、その上縁部又は下縁部の前後の長さが上下の踏板の平面視前後長さと略同一であることを特徴とする請求項1又は2に記載の壁面折り重ね互い違い階段。
【請求項5】
前記踏板の横幅が踏板の蹴上げ幅の2倍以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の壁面折り重ね互い違い階段。
【請求項6】
前記補助支持板は、壁面に折り重ねられた状態で、前記固定ササラ桁の平面段部に設けられた上下1組の踏板の下方の踏板と同じ第2層に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の壁面折り重ね互い違い階段。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば建築物の中二階や二階へ上り下りするための互い違い階段を1階壁面に平面的に折り重ねることができるように折り重ね可能な互い違い階段に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
本願発明者及び出願人は、従来より互い違い階段に関し、多くの意匠権及び特許権を取得している。
この互い違い階段というのは、各踏板の踏面が通常の階段の半分しかなく、この半分の踏面を左右互い違いに配置して構成される。
【0003】
この互い違い階段の各ステップ(各踏板)の踏面が左右半分しかなく、上下の踏板の左右の踏面を上から見て所定前後幅だけ重ね合わせるように配置することができる。
即ち、通常の階段よりも同じ段数であっても、急な角度で同じ段数を設置することができる。
換言すれば、互い違い階段ではより狭い前後幅でその階段を設置することが可能となる。
ここで、前後幅というのは、当該階段を上る際の前後方向の幅を意味しており、互い違い階段の方が通常の階段よりも同じ段数であれば前後幅を短く設置することができるのである。
【0004】
従来の建築物の壁面への折り畳み階段に関しては、以下の特許文献に記載のものを挙げることができる。
【0005】
この特許文献1に記載の折畳み階段は、折畳み・拡開操作が容易であるとともに、折畳んだ状態がよりコンパクトで見栄えの良いものとすることを課題としている。
【0006】
その課題の解決手段は、上側斜辺が段形に形成され壁面に固定される固定ササラ桁と、下側斜辺が段形に形成され回動動作をする可動ササラ桁が、段形の水平部同士を両端側に蝶番を設けた複数枚の踏板で連結されたものから成る。折り畳み状態で垂直に立った踏板により可動ササラ桁が固定ササラ板の上方に持ち上げられて支持される。各踏板は固定ササラ桁と可動ササラ桁の間に形成された空間を埋めながら収まるものとして、総ての踏板と可動ササラ桁が壁面に密着又は近接しながら固定ササラ桁と略面一の状態となり、拡開時には可動ササラ桁を斜め下方に回動させることで可動ササラ桁の下端側が床面に当接して拡開状態となって総ての踏板が水平に支持されることとなるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020-84437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記従来例においては、その踏板が通常の踏板、即ち、その踏面が左右全体に設けられており、互い違い階段のようにその踏面が左右何れか半分のものと相違する。
踏面がその左右半分である互い違い階段の場合には、上下の踏板の一部が上から見て重ね合わされた状態となっており、これを固定ササラ桁の方に重ね合わせると、踏板同士が重なり合い、上記特許文献に記載のように2層に重ね合わせることが出来なくなるのである。
【0009】
そこで、本発明においては、上下の踏板が平面視重ね合わさる部分を有する互い違い階段において、建築物の壁面に折り重ねるように折り畳めることのできる壁面折り重ね可能な互い違い階段を提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の第1のものは、建築物の壁面に固定される固定ササラ桁と、この固定ササラ桁と略平行に対向する可動側板と、この可動側板の内側に固定されて踏板の側縁を回動自在に支持し蝶着する補助支持板と、この補助支持板と前記固定ササラ桁にその両側縁が回動自在に蝶着された複数の踏板とから成り、前記固定ササラ桁のそれぞれの水平段部の部分には上下1組の踏板を配設し、これら踏板は、その左右の半分が踏面を有し、当該踏面が互い違いに配設されて互い違い階段を形成し、前記上下1組の踏板のそれぞれは一方側縁が前記固定ササラ桁に回動自在に蝶着され、その他方側縁が前記可動側板の補助支持板に回動自在に蝶着され、前記可動側板を固定ササラ桁側に斜め上方に持ち上げるように回動することにより前記踏板と可動側板が固定ササラ桁の側に重なるように折り畳まれ、建築物の壁面にその全体が3層に折り重なるように折り畳まれることを特徴とする
壁面折り重ね互い違い階段
である。
(【0011】以降は省略されています)

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