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公開番号2025066408
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023175982
出願日2023-10-11
発明の名称印刷システム、印刷方法及び混合粉体
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類B41M 3/12 20060101AFI20250416BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 液体状の白色インクを使用しなくて済む印刷システム、印刷方法及び混合粉体を提供する。
【解決手段】 印刷システム100は、被転写媒体M1に転写する画像を転写フィルムFに形成するシステムであって、転写フィルムFの第1画像領域A1にカラーインクを吐出して画像を形成する第1ノズル12aを有するインクジェットヘッド11と、第1画像領域A1に吐出されたカラーインクの上に白色粉体及び接着粉体を付着させる粉体付着装置103と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
被転写媒体に転写する画像を転写フィルムに形成するシステムであって、
前記転写フィルムの第1画像領域にカラーインクを吐出して前記画像を形成する第1ノズルを有するインクジェットヘッドと、
前記第1画像領域に吐出されたカラーインクの上に白色粉体及び接着粉体を付着させる粉体付着部と、を備える、
印刷システム。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記インクジェットヘッドは、前記転写フィルムにおいて前記第1画像領域とは異なる第2画像領域に前記白色粉体の色を透過可能な透過性液体を吐出する第2ノズルを有し、
前記粉体付着部は、前記第2画像領域に吐出された透過性液体の上にも前記白色粉体および前記接着粉体を付着させる、
請求項1に記載の印刷システム。
【請求項3】
前記粉体付着部は、
前記白色粉体と前記接着粉体とを混合した混合粉体、
及び、
白色の色材を内部に含有する接着剤粒子の集まりであって前記白色粉体を成すと共に前記接着粉体を成す白色接着粉体、
の少なくともいずれか一方を付着させる、
請求項1に記載の印刷システム。
【請求項4】
前記混合粉体中の前記白色粉体を成す粒子の比重は前記接着粉体を成す粒子の比重よりも大きく、かつ、前記白色粉体を成す粒子の平均粒径は前記接着粉体を成す粒子の平均粒径よりも小さい、
請求項3に記載の印刷システム。
【請求項5】
前記インクジェットヘッドは、被印刷媒体の第3画像領域に液体状の白色インクを吐出する第3ノズルを有し、
前記画像を前記転写フィルムに形成せずに被印刷媒体に形成する場合は、
前記被印刷媒体の前記第3画像領域に前記第3ノズルから白インクを吐出し、
前記第3画像領域に吐出された白色インクの上に前記第1ノズルからカラーインクを吐出する、
請求項1に記載の印刷システム。
【請求項6】
被転写媒体に転写する画像を転写フィルムに形成する方法であって、
前記転写フィルムの第1画像領域にカラーインクをインクジェットヘッドから吐出して前記画像を形成する画像形成工程と、
前記第1画像領域に吐出されたカラーインクの上に白色粉体及び接着粉体を付着させる粉体付着工程と、を備える、
印刷方法。
【請求項7】
被転写媒体に転写する画像を転写フィルムに付着される粉体であって、
インクジェットヘッドから吐出されたカラーインクの上に付着される白色粉体と、
前記白色粉体を前記被転写媒体に接着させる接着粉体と、
を備える、混合粉体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被転写媒体に転写する画像を転写フィルムに形成する印刷システム、印刷方法及び混合粉体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば下記特許文献1には、カラーインク用のインクジェットヘッドと白色インク用のインクジェットヘッドとを有する印刷装置を用いる従来技術が記載されている。この従来技術によれば、転写媒体にカラーインクを吐出してカラーインク層から成る画像を形成しこのカラーインク層の上に白色インクを吐出して白インク層から成る下地を形成している。さらに、下地の上にホットメルト樹脂粉末を付着させた後、これを溶融および固化して転写シートを形成している。そして、この転写シートを被転写媒体上に配置して加熱及び加圧を行うことで、下地及び画像を転写シートから被転写媒体に転写している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-87372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術では、下地が画像と被転写媒体との間に介在することにより、被転写媒体の色が画像に影響することを低減している。しかしながら、下地を形成する白色インクは、カラーインクよりも顔料が沈殿し易かったり、乾燥し易かったりする場合がある。これに対し、白色インクの顔料の沈殿または乾燥を抑制しようとすると、印刷装置がコストアップしたり、メンテナンスが必要になってランニングコストが高くなったり、印刷に使える時間が少なくなることで生産性が低下する、といったいずれかの影響がでる可能性がある。
【0005】
そこで、本開示は、上述した影響を低減することができる印刷システム、印刷方法及び混合粉体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る印刷システムは、被転写媒体に転写する画像を転写フィルムに形成するシステムであって、前記転写フィルムの第1画像領域にカラーインクを吐出して前記画像を形成する第1ノズルを有するインクジェットヘッドと、前記第1画像領域に吐出されたカラーインクの上に白色粉体及び接着粉体を付着させる粉体付着部と、を備える。
【0007】
本開示に係る印刷方法は、被転写媒体に転写する画像を転写フィルムに形成する方法であって、前記転写フィルムの第1画像領域にカラーインクをインクジェットヘッドから吐出して前記画像を形成する画像形成工程と、前記第1画像領域に吐出されたカラーインクの上に白色粉体及び接着粉体を付着させる粉体付着工程と、を備える。
【0008】
本開示に係る混合粉体は、被転写媒体に転写する画像を転写フィルムに付着される粉体であって、インクジェットヘッドから吐出されたカラーインクの上に付着される白色粉体と、前記白色粉体を前記被転写媒体に接着させる接着粉体と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、液体状の白色インクを使用しなくて済むため、液体状の白色インクを用いたときのような印刷装置のコストアップ、ランニングコストの増大、あるいは、生産性の低下、といった何れかの影響を低減することができる印刷システム、印刷方法及び混合粉体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、印刷システム100の構成および機能を模式的に示すブロック図である。
図2は、印刷システム100で用いられる印刷装置102の模式図である。
図3(A)および図3(B)は、白色粉体および接着粉体の例を示す模式図である。
図4は、印刷システム100の動作の一例を示すフローチャートである。
図5(A)~図5(C)は、印刷システム100が図4のフローチャートに沿って動作するときに、転写フィルムに形成される層を説明する模式図である。
図6は、印刷システム100で用いられる印刷装置102Aの構成を示す模式図である。
図7(A)~図7(C)は、印刷装置102Aを備える印刷システム100が画像形成工程および粉体付着工程を実行するときに、転写フィルムに形成される層を説明する模式図である。
図8は、印刷システム100で用いられる印刷装置102Bの構成を示す模式図である。
図9(A)~図9(C)は、印刷装置102Bを備える印刷システム100により、被印刷媒体上に直接画像を形成するときに、被印刷媒体に形成される層を説明する模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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