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公開番号2025065580
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-21
出願番号2024168535
出願日2024-09-27
発明の名称栽培植物を雨避けする雨避け装置
出願人第一ビニール株式会社
代理人個人
主分類A01G 9/02 20180101AFI20250414BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】トマトの栽培において、雨避けを効果的に行うことができる雨避装置を提供する。
【解決手段】1本乃至複数本の支柱5の上端部6に連結される傘部材7を有する。傘部材7は、その下面部11の中央部位が、プランター2で立設される支柱5の上端部6に連結される。前記傘部材7の下部周縁部分15に、外周縁16の稍内側で、透光性を有する雨避けシート17の上縁側の部分18を着脱可能に取り付ける固定軸部36が突設されている。雨避けシート17は、傘部材7の下部周縁21より内側に入り込んだ内側部位を、周方向に取り囲むように取り付けられ、上縁側の部分19が固定軸部36に係着具55で着脱可能に固定される。傘部材7の上面部9を流下した雨水は、雨避けシート17の外面26で流下する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
栽培植物を雨避けする雨避け装置であって、
栽培植物を支持する1本乃至複数本の支柱を具備し、該支柱の上端部に連結されて該植物の上方部を覆うように配置される傘部材を有し、
該傘部材は、その上面部に降った雨水を流下させて下縁部で排出させるものであり、その下面部の所要部位が、立設される支柱の上端部に連結されるようになされており、
前記傘部材の下部周縁部分には、その外周縁の内側で、透光性を有する雨避けシートの上縁側の部分を着脱可能に取り付けるためのシート固定部が該傘部材の前記下面部で設けられており、
前記雨避けシートは、前記傘部材の前記外周縁の内側に入り込んだ内側部位を周方向に取り囲むように取り付けられて前記植物を周方向で覆うことができると共に、前記雨避けシートの前記上縁側の部分は、その周方向で見た所要部分が前記シート固定部に着脱可能に固定され、該雨避けシートの上端縁の全体が前記傘部材の前記内側部位に位置するようになされており、前記傘部材の上面部を流下して前記下縁部で排出された雨水は、該雨避けシートの外面で流下し、該雨避けシートの内面では流下しないことを特徴とする栽培植物を雨避けする雨避け装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記傘部材は上に突の円板状を呈し、前記シート固定部は固定軸部として構成され、該固定軸部は、該傘部材の前記下部周縁部分の前記外周縁の内側において、前記傘部材の前記下面部で下方向に突出され、前記雨避けシートの前記上縁側の部分の前記所要部分が、該固定軸部を外側から包んだ状態で該固定軸部に係着具によって着脱可能に固定されることを特徴とする請求項1記載の栽培植物を雨避けする雨避け装置。
【請求項3】
前記傘部材は上に突の円板状を呈し、前記下部周縁部分を上下方向で貫通する挿通孔が前記下部周縁部分の周方向に所要角度ピッチで設けられており、
前記固定部は固定軸部として構成され、その上端に係止頭部が設けられており、
該固定軸部を前記挿通孔に挿通し且つ該頭部を、該挿通孔の上端部分をなす拡大された拡大収容凹部に嵌め入れることによって、該係止頭部の上面が、前記傘部材の上面と面一状態を呈し、且つ、前記固定軸部が前記傘部材の下面で下方向に突出し、又、該拡大収容凹部に嵌め入れられた該係止頭部が前記挿通孔を遮水するようになされており、
又、前記雨避けシートの前記上縁側部分の前記所要部分が、前記傘部材の下面で下方向に突出した前記固定軸部を外側から包んだ状態で該固定軸部に係着具によって着脱可能に固定されることを特徴とする請求項1記載の栽培植物を雨避けする雨避け装置。
【請求項4】
前記係着具は、前記雨避けシートで外側から包まれた状態にある前記固定軸部を着脱可能に嵌入させ得る嵌入凹部を有し且つ該嵌入凹部に嵌入された該固定軸部を弾性的に挟持し得るC字状挟持部を有していることを特徴とする請求項2又は3記載の栽培植物を雨避けする雨避け装置。
【請求項5】
前記傘部材の下面部には、前記支柱の上端部を圧入させる連結凹部又は、該支柱の上端部に設けられている上端開口の連結凹部に圧入される連結突部が設けられていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の栽培植物を雨避けする雨避け装置。
【請求項6】
前記所要角度ピッチは60度に設定されていることを特徴とする請求項3記載の栽培植物を雨避けする雨避け装置。
【請求項7】
前記上縁側の部分が前記傘部材に着脱可能に固定されてなる前記雨避けシートの下端縁は、前記植物をプランターで栽培する場合は該プランターの上端部から少なくとも10cm上方に位置し、前記植物を地面で栽培する場合は、該地面から少なくとも10cm上方に位置することを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の栽培植物を雨避けする雨避け装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、栽培植物を雨避けする雨避け装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えばトマトの栽培における留意点の一つは適切な雨避けであり、栽培時に雨が多く当たると病気になり易い。例えば、トマトの実の裂果の原因にもなる。
【0003】
栽培植物を雨避けするために提供されている簡易な構成の雨避け装置の一例として、特許文献1、2記載のものが提供されている。
【0004】
特許文献1記載の雨避け装置は、プランターの植物の上部に透明な雨避けカバーを平屋根状に固定器具で取り付ける構成のものである。又特許文献2記載の雨避け装置は、地面やプランターで立設した支柱の上端に小型のパラソルのカバー部を設けてなる構成のものである。
【0005】
しかし、かかる構成の雨避けカバーをプランターでのトマト栽培に応用したとすれば、上からの雨を避けることはできても、横からの雨は避けることができない。そのため、栽培トマトの実に雨が多く当たる場合が生じ、これが病気の原因になり易い問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実用新案登録第3120704号公報
実用新案登録第3055843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、トマト等の植物の栽培において、雨避けを効果的に行うことができ、トマトの実の収穫時等、必要時には雨避けシートを必要な範囲で取り外すことが容易であり、又、該雨避けシートを当初の状態に取り付けることの容易な、栽培植物を雨避けする雨避装置の提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。
即ち、本発明に係る栽培植物を雨避けする雨避け装置(以下雨避け装置という)の第1の態様は、栽培植物を支持する1本乃至複数本の支柱を具備し、該支柱の上端部に連結されて該植物の上方部を覆うように配置される傘部材を有している。該傘部材は、その上面部に降った雨水を流下させて下縁部で排出させるものであり、その下面部の所要部位が、立設される支柱の上端部に連結されるようになされている。前記傘部材の下部周縁部分には、その外周縁の内側で、透光性を有する雨避けシートの上縁側の部分を着脱可能に取り付けるためのシート固定部が該傘部材の前記下面部で設けられている。前記雨避けシートは、前記傘部材の前記外周縁の内側に入り込んだ内側部位を周方向に取り囲むように取り付けられて前記植物を周方向で覆うことができると共に、前記雨避けシートの前記上縁側の部分は、その周方向で見た所要部分が前記シート固定部に着脱可能に固定され、該雨避けシートの上端縁の全体が前記傘部材の前記内側部位に位置するようになされている。そして、前記傘部材の上面部を流下して前記下縁部で排出された雨水は、該雨避けシートの外面で流下し、該雨避けシートの内面では流下しないことを特徴とするものである。
【0009】
本発明に係る雨避け装置の第2の態様は、前記第1の態様において、前記傘部材は上に突の円板状を呈し、前記シート固定部は固定軸部として構成され、該固定軸部は、該傘部材の前記下部周縁部分の前記外周縁の内側において、前記傘部材の前記下面部で下方向に突出され、前記雨避けシートの前記上縁側の部分の前記所要部分が、該固定軸部を外側から包んだ状態で該固定軸部に係着具によって着脱可能に固定されることを特徴とするものである。
【0010】
本発明に係る雨避け装置の第3の態様は、前記第1の態様において、前記傘部材は上に突の円板状を呈し、前記下部周縁部分を上下方向で貫通する挿通孔が前記下部周縁部分の周方向に所要角度ピッチで設けられている。前記固定部は固定軸部として構成され、その上端に係止頭部が設けられている。そして、該固定軸部を前記挿通孔に挿通し且つ該頭部を、該挿通孔の上端部分をなす拡大された拡大収容凹部に嵌め入れることによって、該係止頭部の上面が、前記傘部材の上面と面一状態を呈し、且つ、前記固定軸部が前記傘部材の下面で下方向に突出し、又、該拡大収容凹部に嵌め入れられた該係止頭部が前記挿通孔を遮水するようになされている。又、前記雨避けシートの前記上縁側部分の前記所要部分が、前記傘部材の下面で下方向に突出した前記固定軸部を外側から包んだ状態で該固定軸部に係着具によって着脱可能に固定されることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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