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公開番号2025064059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173478
出願日2023-10-05
発明の名称画像形成装置
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類B41J 17/04 20060101AFI20250410BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】インクリボンの使用効率が低下してしまうことを、より確実に抑制することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】画像形成装置は、第1搬送部と、第2搬送部と、ヘッドと、プラテンと、移動部と、制御部とを持つ。第1搬送部は、印刷媒体を第1搬送速度で搬送する。第2搬送部は、インクリボンを第2搬送速度で搬送する。ヘッドは、インクリボンを用いて、印刷媒体に画像を形成する。移動部は、ヘッドとプラテンとの相対的な位置を、第1位置と第2位置との間で移動させる。制御部は、無画像形成領域の搬送方向における先端の位置が、第3位置に到達した場合、印刷媒体の搬送速度を第3搬送速度に低下させるとともに、インクリボンの搬送速度を第4搬送速度に低下させ、印刷媒体の搬送速度が第3搬送速度に低下した後、当該相対的な位置を第1位置から第2位置へ移動させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
印刷媒体を第1搬送速度で搬送する第1搬送部と、
インクリボンを第2搬送速度で搬送する第2搬送部と、
前記第2搬送部により搬送される前記インクリボンを用いて、前記第1搬送部により搬送された前記印刷媒体に画像を形成するヘッドと、
前記ヘッドと対向するプラテンと、
前記ヘッドと前記プラテンとの相対的な位置を、前記インクリボンを前記印刷媒体に押し付ける第1位置と、前記インクリボンを前記印刷媒体に押し付けない第2位置との間で移動させる移動部と、
前記ヘッドと前記第1搬送部と前記第2搬送部と前記移動部とを制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記印刷媒体上の領域のうち画像が形成されない無画像形成領域の搬送方向における先端の位置が、前記ヘッドと前記プラテンとの間に位置する画像形成位置よりも前記印刷媒体の搬送経路上の上流に位置する第3位置に到達した場合、前記第1搬送部による前記印刷媒体の搬送速度を前記第1搬送速度よりも遅い第3搬送速度に低下させるとともに、前記第2搬送部による前記インクリボンの搬送速度を前記第2搬送速度よりも遅い第4搬送速度に低下させ、前記第1搬送部による前記印刷媒体の搬送速度が前記第3搬送速度に低下した後、前記無画像形成領域内において、前記移動部により前記相対的な位置を前記第1位置から前記第2位置へ移動させる、
画像形成装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記第1搬送部による前記印刷媒体の搬送速度が前記第3搬送速度に低下した後、前記無画像形成領域内において、前記移動部により前記相対的な位置を前記第1位置から前記第2位置へ移動させるとともに、前記第2搬送部による前記インクリボンの搬送を停止させる、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記相対的な位置を前記第1位置から前記第2位置へ移動させ始めた後、前記第1搬送部による前記印刷媒体の搬送速度を前記第1搬送速度以上の第5搬送速度に上昇させる、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1搬送部による前記印刷媒体の搬送速度を前記第5搬送速度に上昇させた後、前記先端の位置が、前記画像形成位置よりも前記印刷媒体の搬送経路上の下流に位置する第4位置に到達した場合、前記第1搬送部による前記印刷媒体の搬送速度を前記第3搬送速度に低下させ、前記第1搬送部による前記印刷媒体の搬送速度を前記第3搬送速度に低下させ始めた後、前記無画像形成領域内において、前記移動部により前記相対的な位置を前記第2位置から前記第1位置へ移動させ、前記移動部により前記相対的な位置が前記第2位置から前記第1位置へ移動した後、前記第1搬送部による前記印刷媒体の搬送速度を前記第1搬送速度に上昇させるとともに、前記第2搬送部による前記インクリボンの搬送速度を前記第2搬送速度に上昇させる、
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記搬送方向における前記無画像形成領域の長さが第1閾値以上である場合、且つ、前記先端の位置が前記第3位置に到達した場合、前記第1搬送部による前記印刷媒体の搬送速度を前記第3搬送速度に低下させるとともに、前記第2搬送部による前記インクリボンの搬送速度を前記第4搬送速度に低下させる、
請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、サーマルヘッドによりインクリボンのインクをラベルに転写してラベル上に画像を形成する画像形成装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特公平06-053431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1に記載されたような画像形成装置では、ラベルの搬送方向において画像が形成されない無画像形成領域がラベル上に存在する場合、インクリボンとプラテンとの間を無画像形成領域が通過している期間、インクリボンが使用されずに搬送されてしまう。このような問題を解決する方法として、当該期間において、サーマルヘッドをプラテンから遠ざけることによってインクリボンをラベルから離間させるとともにインクリボンの搬送を一時停止させる方法が知られている。しかしながら、このような方法では、ラベルの搬送速度が速くなるほど、インクリボンとプラテンとの間を無画像形成領域が通過している期間が短くなる。このため、ラベルの搬送速度が速くなるほど、インクリボンのラベルからの離間とインクリボンの搬送の停止とを行うことが困難になる場合があった。これは、インクリボンの使用効率の低下に繋がり、望ましいことではない。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、インクリボンの使用効率が低下してしまうことを、より確実に抑制することができる画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の画像形成装置は、第1搬送部と、第2搬送部と、ヘッドと、プラテンと、移動部と、制御部とを持つ。第1搬送部は、印刷媒体を第1搬送速度で搬送する。第2搬送部は、インクリボンを第2搬送速度で搬送する。ヘッドは、第2搬送部により搬送されるインクリボンを用いて、第1搬送部により搬送された印刷媒体に画像を形成する。プラテンは、ヘッドと対向する。移動部は、ヘッドとプラテンとの相対的な位置を、インクリボンを印刷媒体に押し付ける第1位置と、インクリボンを印刷媒体に押し付けない第2位置との間で移動させる。制御部は、ヘッドと第1搬送部と第2搬送部と移動部とを制御する。制御部は、印刷媒体上の領域のうち画像が形成されない無画像形成領域の搬送方向における先端の位置が、プラテンとヘッドとの間に位置する画像形成位置よりも印刷媒体の搬送経路上の上流に位置する第3位置に到達した場合、第1搬送部による印刷媒体の搬送速度を第1搬送速度よりも遅い第3搬送速度に低下させるとともに、第2搬送部によるインクリボンの搬送速度を第2搬送速度よりも遅い第4搬送速度に低下させ、第1搬送部による印刷媒体の搬送速度が第3搬送速度に低下した後、無画像形成領域内において、移動部により当該相対的な位置を第1位置から第2位置へ移動させる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態の画像形成装置1の構成の一例を示す図である。
ヘッド161の位置が第1位置である場合のヘッド161周辺の様子の一例を示す図である。
図2に示したヘッド161の位置が第2位置へ移動した場合のヘッド161周辺の様子の一例を示す図である。
画像形成装置1がサーマルプリンタXと同様の動作を行った場合において画像形成装置1がヘッド161を離間させるタイミングの一例を示す図である。
画像形成装置1がインクリボン浪費抑制処理を行った場合において画像形成装置1がヘッド161を離間させるタイミングの一例を示す図である。
インクリボン浪費抑制処理の流れの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
実施形態に係る画像形成装置を、図面を参照して説明する。各図において、同一構成については同一の符号を付す。実施形態に係る画像形成装置の一例として、画像形成装置1を例に挙げて説明する。
【0009】
(画像形成装置の構成)
図1を参照し、画像形成装置1の構成について説明する。図1は、画像形成装置1の構成の一例を示す図である。
【0010】
画像形成装置1は、インクリボンを用いて、印刷媒体へ画像の形成を行う装置である。例えば、画像形成装置1は、サーマルプリンタである。画像形成装置1は、サーマルプリンタに代えて、ドットプリンタ等のように、インクリボンを用いて印刷媒体へ画像の形成を行う他のプリンタであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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