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公開番号2025063779
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023173262
出願日2023-10-04
発明の名称液体吐出装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 2/175 20060101AFI20250409BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 液体貯留部内の液体量を検出する精度を向上する。
【解決手段】 液体貯留部に貯留されている液体の量が第1の量以上か未満かを検知する第1の検知手段により、液体貯留部に貯留されている液体の量が第1の量以上である状態から第1の量未満である状態に変化したと検知されたタイミングから、液体貯留部に貯留されている液体の量が第1の量より少ない第2の量以上か未満かを検知する第2の検知手段により、液体吐出ヘッドが液体貯留部に貯留されている液体の量が第2の量以上である状態から第2の量未満である状態に変化したと検知されたタイミングまでの間に、記録ヘッドが吐出した液体の量を推定使用量として推定する推定手段と、を備え、推定手段は、第1の量と第2の量との差分である第1の差分と、推定使用量と、第1の差分と推定使用量の差分である第2の差分に基づいて推定使用量を補正する第1の補正値を算出し、その後、補正値に基づいて推定使用量を補正する。
【選択図】 図10
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドに供給される液体を貯留する液体貯留部と、
前記液体貯留部に貯留されている液体の量が第1の量以上か未満かを検知する第1の検知手段と、
前記液体貯留部に貯留されている液体の量が前記第1の量より少ない第2の量以上か未満かを検知する第2の検知手段と、
前記第1の検知手段により、前記液体貯留部に貯留されている液体の量が前記第1の量以上である状態から前記第1の量未満である状態に変化したと検知されたタイミングから、前記第2の検知手段により、前記液体吐出ヘッドが前記液体貯留部に貯留されている液体の量が前記第2の量以上である状態から前記第2の量未満である状態に変化したと検知されたタイミングまでの間に、前記記録ヘッドが吐出した液体の量を推定使用量として推定する推定手段と、を備え、
前記推定手段は、前記第1の量と前記第2の量との差分である第1の差分と、前記推定使用量と、前記第1の差分と前記推定使用量の差分である第2の差分に基づいて前記推定使用量を補正する第1の補正値を算出し、その後、前記補正値に基づいて前記推定使用量を補正することを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記第2の差分が閾値より大きい場合、前記推定手段は前記第1の補正値を算出しないことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記液体吐出装置は前記液体吐出ヘッドの吐出性能の回復を行う回復手段を備え、
前記液体吐出ヘッドは、被記録媒体に液体を吐出する印字処理と、前記回復手段に対して液体を吐出する回復処理とを行い、
前記推定手段は前記印字処理において前記記録ヘッドが吐出した液体の量である第1の液体量と、前記回復処理において前記記録ヘッドが吐出した液体の量である第2の液体量をそれぞれ推定し、推定されたそれぞれの液体量と前記第1の差分に基づいて、前記第1の液体量を補正する第2の補正値と、前記第2の液体量を補正する第3の補正値と、を算出することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記液体吐出ヘッドは第1の液体と、前記第1の液体と異なる色の第2の液体とを吐出可能であり、
前記液体吐出装置は前記液体貯留部として、前記第1の液体を貯留する第1の液体貯留部と、前記第2の液体を貯留する第2の液体貯留部と、を備え、
前記推定手段は前記第1の液体における前記推定使用量を補正する補正値と、前記第2の液体における前記推定使用量を補正する補正値と、を算出することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記液体貯留部は、前記液体貯留部の内部に液体を注入する注入口を備えることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記液体吐出ヘッドは前記液体吐出装置に対して着脱可能に構成され、前記液体吐出ヘッドが交換された場合に、前記補正値を消去することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、液体吐出ヘッドから被記録媒体へと液体を吐出して記録を行う液体吐出装置において、液体を貯留する液体貯留部内の液体量を検出するものが知られている。特許文献1には、センサ11によるインクタンク5のインクの有無の判断に応じてインク残量レベルの算出または補正を行う構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3577011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら特許文献1では、インク残量レベルの算出や補正のために、記録ヘッドが走査ごとに消費したインクドット数を取得し累積したインクカウンタC1やC2を利用する。記録ヘッドから吐出するインクの量にはばらつきが生じる場合があるため、推定した残量と実際のインク残量との間に誤差が生じる可能性がある。
【0005】
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、液体貯留部内の液体量を検出する精度を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するため、液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに供給される液体を貯留する液体貯留部と、前記液体貯留部に貯留されている液体の量が第1の量以上か未満かを検知する第1の検知手段と、前記液体貯留部に貯留されている液体の量が前記第1の量より少ない第2の量以上か未満かを検知する第2の検知手段と、前記第1の検知手段により、前記液体貯留部に貯留されている液体の量が前記第1の量以上である状態から前記第1の量未満である状態に変化したと検知されたタイミングから、前記第2の検知手段により、前記液体吐出ヘッドが前記液体貯留部に貯留されている液体の量が前記第2の量以上である状態から前記第2の量未満である状態に変化したと検知されたタイミングまでの間に、前記記録ヘッドが吐出した液体の量を推定使用量として推定する推定手段と、を備え、前記推定手段は、前記第1の量と前記第2の量との差分である第1の差分と、前記推定使用量と、前記第1の差分と前記推定使用量の差分である第2の差分に基づいて前記推定使用量を補正する第1の補正値を算出し、その後、前記補正値に基づいて前記推定使用量を補正することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、液体貯留部内の液体量を検出する精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
記録装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
記録装置の斜視図である。
記録装置のインク注入時の様子とインクボトルを示す模式図である。
記録装置の記録ヘッドおよびインクタンク部の概略構成を示す図である。
インクタンク部の内部構成の詳細図である。
表示部に表示されるインクタンク部に関するインク量表示の詳細である。
記録装置が記憶しているインクタンク部に関する不揮発情報の図である。
記録装置においてインクが使用された際に実行する処理のフローチャートである。
インクのドットカウントを不揮発情報に保存する処理のフローチャートである。
推定インク使用量を補正する処理のフローチャートである。
インク検知センサ409でインク無と検知された場合に実行する処理のフローチャートである。
インク検知センサ410でインク無を検出した際に実行する処理のフローチャートである。
推定インク使用量補正値(全体)を作成する処理のフローチャートである。
推定インク使用量補正値(印字)、推定インク使用量補正値(回復)を作成する一連の処理のフローチャートである。
不揮発情報をクリアする処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付の図面を参照しながら、記録装置および液体貯留タンクの実施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組合せのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、実施形態に記載されている構成要素の位置、形状などはあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0010】
(第1実施形態)
図1は、液体吐出装置としてのインクジェット記録装置100(以下、記録装置100)のハードウェア構成の一例を示すブロック図であり、記録装置100は、CPU101、ROM102、RAM103、EEPROM104を有する。CPU101は、記録装置100内の各部を制御するための中央演算装置である。ROM102には各種のプログラムコードが記憶されている。RAM103には、各サービス実行時に画像データ等が一時的に記憶されたり、バッファリングが行われたりする。EEPROM104には、不揮発性の情報が記憶されている。不揮発性の情報は、記録装置100の出荷先情報、表示部106で表示する言語の設定、等である。本発明では、特に図7に示すインクタンク情報が格納されている。詳細は図7を用いて後述する。
(【0011】以降は省略されています)

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