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公開番号2025063722
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023173143
出願日2023-10-04
発明の名称エレベーターシステム及びエレベーター制御方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類B66B 1/18 20060101AFI20250409BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】
喫煙者が非喫煙者に対して不快感を与え難くすることができるエレベーターシステム及びエレベーター制御方法を提案する。
【解決手段】
複数のかごと、乗り場に設けられており、フロアーの乗り場のにおいを検知する乗り場においセンサーと、フロアーでのかご呼びに応じて、複数のかごのうちから特定のかごを割り当てる配車かご決定部と、を備え、乗り場のにおいの検知結果に基づく乗り場におい指標に基づいて、複数のかごのうちから特定のかごを割り当てる。
【選択図】 図3

特許請求の範囲【請求項1】
複数のかごと、
乗り場に設けられており、前記フロアーの前記乗り場のにおいを検知する乗り場においセンサーと、
フロアーでのかご呼びに応じて、複数の前記かごのうちから特定のかごを割り当てる配車かご決定部と、を備え、
前記配車かご決定部は、
前記乗り場のにおいの検知結果に基づく乗り場におい指標に基づいて、前記複数のかごのうちから前記特定のかごを割り当てる
ことを特徴とするエレベーターシステム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
各前記かご内に設けられており、各前記かご内のにおいを検知するかご内においセンサーを備え、
前記配車かご決定部は、各前記かご内のにおいの検知結果に基づくかご内におい指標に基づいて、前記複数のかごのうちから特定のかごを割り当てる
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターシステム。
【請求項3】
前記乗り場の前記乗り場においセンサーによる計測結果に基づいて、前記乗り場における前記乗り場におい指標を計算する乗り場情報計算部と、
前記乗り場情報計算部によって計算された、前記乗り場における前記乗り場におい指標を管理する乗り場情報管理部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のエレベーターシステム。
【請求項4】
前記乗り場においセンサーは各フロアーの前記乗り場に設けられており、
前記乗り場情報計算部は、
喫煙フロアーではない場合、
前記乗り場におい指標=関数F(在フロア人数)*SUM(乗り場におい成分濃度)
に基づいて、前記乗り場におい指標を計算する一方、
喫煙フロアーである場合、
前記乗り場におい指標=喫煙所から乗り場に向かう人数G*関数F(在フロア人数)*SUM(乗り場におい成分濃度)
に基づいて、前記乗り場におい指標を計算する、
ことを特徴とする請求項3に記載のエレベーターシステム。
【請求項5】
前記かごの重量を計測する重量センサーを備え、
前記乗り場情報計算部は、
前記かご内におい指標=前記重量センサーによって計測された前記かごの重量H*SUM(乗り場におい成分濃度)
に基づいて、前記かご内におい指標を演算することを特徴とする請求項3に記載のエレベーターシステム。
【請求項6】
前記配車かご決定部は、各フロアーでのかご呼びに応じて、複数の前記かごのうちから複数の配車候補のかごを決定し、
前記配車候補の複数のかごの各前記かご内におい指標と、過去の前記乗り場におい指標の平均値とから、総合におい指標を算出し、
前記かご呼びがあった乗り場の前記乗り場におい指標が第二の閾値を超えていない場合、前記配車候補の複数のかごのうち前記特定のかごとして前記総合におい指標が低い方のかごを割り当てる一方、前記かご呼びがあった乗り場の前記乗り場におい指標が前記第二の閾値を超えている場合、前記配車候補の複数のかごのうち前記特定のかごとして前記総合におい指標が高い方のかごを割り当てる
ことを特徴とする請求項2に記載のエレベーターシステム。
【請求項7】
各前記かご内に設けられた換気扇と、
前記換気扇のON/OFFの切り替えを制御する換気扇制御部と、を備え、
前記換気扇制御部は、
前記かご内におい指標が第一の閾値を超えているか否かを判断し、前記かご内におい指標が前記第一の閾値を超えている場合、前記換気扇がONでなければONとし、前記換気扇がONであれば前記換気扇のONを継続させる
ことを特徴とする請求項2に記載のエレベーターシステム。
【請求項8】
前記換気扇制御部は、
前記かご内におい指標が前記第一の閾値を超えていない場合、前記かご呼びを受け付けた特定の乗り場の前記乗り場におい指標が第二の閾値を超えているか否かを判断し、
前記特定の乗り場の前記乗り場におい指標が前記第二の閾値を超えている場合、前記特定のかご内に設けられた前記換気扇がONでないときには、前記換気扇をONとする一方、
前記特定の乗り場の前記乗り場におい指標が前記第二の閾値を超えていない場合、前記特定のかご内に設けられた前記換気扇がONであるときには、前記特定のかご内に設けられた前記換気扇をOFFとする
ことを特徴とする請求項7に記載のエレベーターシステム。
【請求項9】
前記配車かご決定部によって割り当てられた前記特定のかごの前記かご内におい指標が第一の閾値を超えている場合、前記特定のかごに喫煙者が乗車しているおそれがあることを報知する報知部
を備えることを特徴とする請求項2に記載のエレベーターシステム。
【請求項10】
前記かご呼びを受け付けた特定の乗り場の前記乗り場におい指標が第二の閾値を超えている場合、割り当てられた前記特定のかごに乗車しないように報知する報知部
を備えることを特徴とする請求項1に記載のエレベーターシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベーターシステム及びエレベーター制御方法に関し、例えば、非喫煙者と喫煙直後の喫煙者とが同時にエレベーターに乗車しないようにエレベーターを運行するエレベーターシステムに適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、喫煙による健康への影響が問題となっており、特に非喫煙者による受動喫煙についての関心が高まっている。オフィスにおいては分煙化が進んでおり、喫煙者は所定の喫煙エリアでしか喫煙できないように制限されている。一般的に、喫煙エリアは、オフィスの執務エリアから離れた位置において、例えば、屋外の喫煙所または屋外に通ずる喫煙室とされており、喫煙者は、喫煙エリアに移動するために、エレベーターを利用することが多い。喫煙者は、喫煙エリアにおいて喫煙を終了すると、自らの席に戻るべくエレベーターを利用する。昨今、非喫煙者に不快感を与えないようにするため、様々な対策が考えられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、エレベーターのかご内に設けられた空気清浄機を常時稼働させておき、かご呼びの発生に応じて、かご内に設けられた空気洗浄度計測センサーによって計測された清浄度に応じて、配車すべきかごを決定する手法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-237517号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された手法では、これから乗り込む乗客の特徴、例えば、非喫煙者であるのか否かや、喫煙直後の喫煙者であるのか否かを考慮してかごの配車を決定していないため、喫煙直後の喫煙者と非喫煙者とがかごに同乗してしまう可能性があった。このため、非喫煙者は、かご内で喫煙直後の喫煙者のたばこ臭に接し、不快に感じてしまうおそれがあった。以上のような点から、エレベーターにおいて喫煙者が非喫煙者に対して不快感を与え難くすることができていなかった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、喫煙者が非喫煙者に対して不快感を与え難くすることができるエレベーターシステム及びエレベーター制御方法を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を解決するため本発明においては、複数のかごと、乗り場に設けられており、前記フロアーの前記乗り場のにおいを検知する乗り場においセンサーと、フロアーでのかご呼びに応じて、複数の前記かごのうちから特定のかごを割り当てる配車かご決定部と、を備え、前記配車かご決定部は、前記乗り場のにおいの検知結果に基づく乗り場におい指標に基づいて、前記複数のかごのうちから前記特定のかごを割り当てるようにした。
【0008】
また本発明においては、乗り場に設けられた乗り場においセンサーを用いて、前記フロアーの前記乗り場のにおいを検知する乗り場におい検知ステップと、エレベーターシステムの配車かご決定部が、フロアーでのかご呼びに応じて、前記乗り場のにおいの検知結果に基づく乗り場におい指標に基づいて、前記複数のかごのうちから特定のかごを割り当てるかご決定ステップと、を有するようにした。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、喫煙者が非喫煙者に対して不快感を与え難くすることができるエレベーターシステム及びエレベーター制御方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態によるエレベーターシステムにおける乗り場及びフロアー共用部の外観の一例を示す図である。
エレベーターのかごの構成例を示す図である。
本実施形態によるエレベーターシステムの構成例を示すシステム構成図である。
乗り場情報計算部による乗り場情報計算処理の一例を示すフローチャートである。
関数の一例を示す図である。
乗り場情報管理部によって管理されている乗り場情報の一例を示す図である。
かご情報管理部によって管理されているかご情報の一例を示す図である。
配車決定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
かご内換気扇制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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