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公開番号
2025063393
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023172532
出願日
2023-10-04
発明の名称
通報システム
出願人
フジテック株式会社
代理人
弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類
B66B
3/00 20060101AFI20250409BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】エレベータの乗りかご内で利用者が倒れた場合に同乗者がいなくても、その利用者を即座に救急搬送できるようにする。
【解決手段】通報システムは、AIカメラと、通報処理部と、を備える。AIカメラは、エレベータの乗りかご内の画像を取得し、その画像に基づいて当該乗りかご内で利用者が倒れたか否かを判断し、倒れたと判断した場合に、当該エレベータを特定するエレベータ情報を出力する。通報処理部は、エレベータ情報をAIカメラから受信した場合、当該エレベータ情報で特定されるエレベータの設置場所を示した位置情報を取得し、その位置情報と共に、倒れた利用者がいることを消防局へ通報する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エレベータの乗りかご内の画像を取得し、その画像に基づいて当該乗りかご内で利用者が倒れたか否かを判断し、倒れたと判断した場合に、当該エレベータを特定するエレベータ情報を出力するAIカメラと、
前記エレベータ情報を前記AIカメラから受信した場合、当該エレベータ情報で特定されるエレベータの設置場所を示した位置情報を取得し、その位置情報と共に、倒れた利用者がいることを消防局へ通報する通報処理部と、
を備える、通報システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
対象者ごとに、その対象者の顔情報及び持病情報が互いに対応付けられている情報管理データ、を更に備え、
前記AIカメラは、前記乗りかご内で利用者が倒れたと判断した場合には、前記エレベータ情報と共に、倒れた利用者の顔情報を出力し、
前記通報処理部は、倒れた利用者についての前記顔情報及び前記エレベータ情報を前記AIカメラから受信した場合において、当該顔情報が前記情報管理データ内の顔情報の何れかと合致した場合には、消防局への通報に加えて、その顔情報に対応付けられている前記持病情報を前記消防局へ送信する、請求項1に記載の通報システム。
【請求項3】
前記情報管理データでは、各対象者の顔情報に連絡先が更に対応付けられており、
前記通報処理部は、倒れた利用者についての前記顔情報及び前記エレベータ情報を前記AIカメラから受信した場合において、当該顔情報が前記情報管理データ内の顔情報の何れかと合致した場合には、更に、当該顔情報に対応付けられている前記連絡先へ、その利用者が倒れたことを通報する、請求項2に記載の通報システム。
【請求項4】
前記AIカメラは、前記乗りかご内で利用者が倒れたと判断した場合、更に、当該乗りかご内に同乗者がいるか否かを判断し、同乗者がいると判断した場合には、前記エレベータ情報と共に、同乗者がいることを知らせる同乗者信号を出力し、
前記通報処理部は、前記エレベータ情報と共に前記同乗者信号を前記AIカメラから受信した場合には、当該エレベータ情報で特定されるエレベータに対し、倒れた利用者の救助を、前記乗りかご内に設置されているスピーカ又はモニタを通じて前記同乗者に依頼するように指令する、請求項1~3の何れかに記載の通報システム。
【請求項5】
前記通報処理部は、前記エレベータ情報を前記AIカメラから受信した場合、当該エレベータ情報で特定されるエレベータに対し、救急隊が到着する階へ当該乗りかごを移動させるように指令する、請求項1~3の何れかに記載の通報システム。
【請求項6】
前記AIカメラは、前記乗りかご内で利用者が倒れたと判断した場合、更に、当該乗りかご内に同乗者がいるか否かを判断し、同乗者がいると判断した場合には、前記エレベータ情報と共に、同乗者がいることを知らせる同乗者信号を出力し、
前記通報処理部は、
前記エレベータ情報を前記AIカメラから受信する一方で、前記同乗者信号を受信しなかった場合において、当該エレベータ情報で特定されるエレベータにて乗場呼びが発生している場合には、そのエレベータに対し、倒れた利用者が乗車している前記乗りかごが当該乗場呼びに応答するように指令し、
更に、当該エレベータに対して、倒れた利用者が乗車している前記乗りかごが前記乗場呼びに応答して当該乗場呼びの発生階に到着した場合に、倒れた利用者の救助を、前記乗りかご内に設置されているスピーカ又はモニタを通じて、当該発生階の乗場にいる利用者に依頼するように指令する、請求項1~3の何れかに記載の通報システム。
【請求項7】
前記通報処理部は、更に、前記エレベータに対して、前記発生階への前記乗りかごの到着後に、続けて、救急隊が到着する階へ当該乗りかごを移動させるように指令する、請求項6に記載の通報システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータに適用可能な通報技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
エレベータの乗りかご内には、監視センタへの通報が可能となるように、非常呼びボタン(インターホンなど)が設けられている(例えば、特許文献1参照)。従って、利用者は、エレベータが緊急停止して乗りかご内に閉じ込められてしまった場合など、緊急時には、非常呼びボタンを用いて監視センタへ通報することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-202998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、乗りかご内では、利用者が、急な体調の悪化によって非常呼びボタンを押せずに倒れてしまうことがある。そのような緊急時の場合には、同乗者がいなかったとすると、倒れた利用者は、倒れたままの状態で乗りかご内に放置されるおそれがある。そのような状況は、特に持病のある利用者において起こりやすいと考えられる。
【0005】
そこで本発明の目的は、エレベータの乗りかご内で利用者が倒れた場合に同乗者がいなくても、その利用者を即座に救急搬送できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る通報システムは、AIカメラと、通報処理部と、を備える。AIカメラは、エレベータの乗りかご内の画像を取得し、その画像に基づいて当該乗りかご内で利用者が倒れたか否かを判断し、倒れたと判断した場合に、当該エレベータを特定するエレベータ情報を出力する。通報処理部は、エレベータ情報をAIカメラから受信した場合、当該エレベータ情報で特定されるエレベータの設置場所を示した位置情報を取得し、その位置情報と共に、倒れた利用者がいることを消防局へ通報する(態様1)。
【0007】
上記態様1によれば、従来であれば乗りかご内で倒れた利用者が放置されてしまうような場合であっても、即座に、その利用者が倒れたことをAIカメラで検出して消防局に通報すると共に、利用者が倒れた場所(エレベータの設置場所)を消防局に伝えることが可能になる。
【0008】
上記態様1に係る通報システムは、情報管理データを更に備えていてもよい(態様2)。情報管理データには、対象者ごとに、その対象者の顔情報及び持病情報が互いに対応付けられた状態で保存される。この態様2において、AIカメラは、乗りかご内で利用者が倒れたと判断した場合には、エレベータ情報と共に、倒れた利用者の顔情報を出力してもよい。そして、通報処理部は、倒れた利用者についての顔情報及びエレベータ情報をAIカメラから受信した場合において、当該顔情報が情報管理データ内の顔情報の何れかと合致した場合には、消防局への通報に加えて、その顔情報に対応付けられている持病情報を消防局へ送信してもよい。
【0009】
上記態様2によれば、対象者の顔情報及び持病情報を情報管理データに登録しておくことにより、倒れた利用者が対象者であった場合には、消防局への通報に加えて、その利用者の持病情報を消防局に提供することが可能になる。これにより、消防局は、救急隊が現場(倒れた利用者が利用していたエレベータの設置場所)へ向けて出発する前又は現場へ向かっている途中に、倒れた利用者の持病情報を救急隊に伝えることができるようになる。その結果として、救急隊は、現場に到着するまでに、倒れた利用者の状態を予測して救助活動の準備を進めることが可能になる。
【0010】
上記態様1又は2に係る通報システムは、次のような構成を備えていてもよい(態様3)。具体的には、情報管理データにおいて、各対象者の顔情報に連絡先が更に対応付けられていてもよい。そして、通報処理部は、倒れた利用者についての顔情報及びエレベータ情報をAIカメラから受信した場合において、当該顔情報が情報管理データ内の顔情報の何れかと合致した場合には、更に、当該顔情報に対応付けられている連絡先へ、その利用者が倒れたことを通報してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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