TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025062366
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2023171377
出願日
2023-10-02
発明の名称
クリップ装置および幅延伸装置
出願人
東レエンジニアリング株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B29C
55/20 20060101AFI20250407BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】高速搬送時にも、小さな設置スペースで安定した把持動作および把持状態解除動作を行うことが可能なクリップ装置を提供する。
【解決手段】このクリップ装置100は、把持クリップ10と、クローザー20と、オープナー30とを備え、クローザー20およびオープナー30は、第1磁石21および第2磁石22、または、第1磁石31および第2磁石32を含み、第1磁石21または第1磁石31は、磁化方向が把持クリップ10に向かう方向に沿うように配置され、第2磁石22または第2磁石32は、第1磁石21または第1磁石31側に磁力線を集中させるように、磁化方向が第1磁石21または第1磁石31の磁化方向と直交するように配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
シート状物が搬送される搬送方向に直交する幅方向における前記シート状物の端部を把持する把持クリップと、
前記把持クリップが前記シート状物を把持するように、磁力を用いて非接触で前記把持クリップを動かすクリップ把持動作駆動部と、
前記把持クリップが前記シート状物の把持状態を解除するように、磁力を用いて非接触で前記把持クリップを動かすクリップ解除動作駆動部と、を備え、
前記クリップ把持動作駆動部および前記クリップ解除動作駆動部の少なくとも一方は、第1磁石および第2磁石を含み、
前記第1磁石および前記第2磁石は、前記シート状物の上方において、前記シート状物の延びる面に直交し、かつ前記幅方向に延びる面に沿って並んで配置され、
前記第1磁石は、磁化方向が前記把持クリップに向かう方向に沿うように配置され、
前記第2磁石は、前記第1磁石側に磁力線を集中させるように、磁化方向が前記第1磁石の磁化方向と直交するように配置されている、クリップ装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1磁石および前記第2磁石は、前記第2磁石の面のうちの前記第1磁石と対向する面の極性と、前記第1磁石の面のうちの前記把持クリップと対向する面の極性とが、同じ極性となるように配置されている、請求項1に記載のクリップ装置。
【請求項3】
前記クリップ把持動作駆動部は、前記第1磁石および前記第2磁石を含み、
前記クリップ把持動作駆動部に含まれる前記第1磁石は、前記クリップ把持動作駆動部に含まれる前記第2磁石よりも、前記シート状物の前記幅方向の中心から離れた位置に配置されている、請求項2に記載のクリップ装置。
【請求項4】
前記クリップ解除動作駆動部は、前記第1磁石および前記第2磁石を含み、
前記クリップ解除動作駆動部に含まれる前記第1磁石は、前記クリップ解除動作駆動部に含まれる前記第2磁石よりも、前記シート状物の前記幅方向の中心に近い位置に配置されている、請求項3に記載のクリップ装置。
【請求項5】
前記第1磁石および前記第2磁石は、前記第1磁石の面のうちの前記把持クリップと対向する面と、前記第2磁石の面のうちの前記把持クリップと対向する面とが、同一平面状になるように配置されている、請求項1に記載のクリップ装置。
【請求項6】
前記クリップ把持動作駆動部および前記クリップ解除動作駆動部は、前記第1磁石および前記第2磁石に対して前記把持クリップとは反対側に配置され、前記第1磁石および前記第2磁石の磁力線を通すヨークをさらに備え、
前記第1磁石および前記第2磁石は、前記第1磁石の面のうちの前記ヨークと対向する面と、前記第2磁石の面のうちの前記ヨークと対向する面とが、同一平面状になるように配置されて、前記ヨークに取り付けられる、請求項5に記載のクリップ装置。
【請求項7】
シート状物が搬送される搬送方向に直交する幅方向における前記シート状物の端部を把持する把持クリップと、
前記把持クリップが前記シート状物を把持するように、磁力を用いて非接触で前記把持クリップを動かすクリップ把持動作駆動部と、
前記把持クリップが前記シート状物の把持状態を解除するように、磁力を用いて非接触で前記把持クリップを動かすクリップ解除動作駆動部と、を備え、
前記クリップ把持動作駆動部および前記クリップ解除動作駆動部の少なくとも一方は、第1磁石および第2磁石を含み、
前記第1磁石および前記第2磁石は、前記シート状物の上方において、前記シート状物の延びる面に直交し、かつ前記幅方向に延びる面に沿って並んで配置され、
前記第1磁石は、磁化方向が前記把持クリップに向かう方向に沿うように配置され、
前記第2磁石は、前記第1磁石側に磁力線を集中させるように、磁化方向が前記第1磁石の磁化方向と直交するように配置されており、
前記把持クリップは、前記シート状物を把持した状態で、前記シート状物の前記幅方向の中心から遠ざかるように、前記幅方向に移動して、前記シート状物の前記幅方向の長さを延ばすように構成されている、幅延伸装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、クリップ装置および幅延伸装置に関し、シート状物の幅方向の端部を把持するクリップ装置、および、シート状物の幅方向の長さを延ばす幅延伸装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、シート状物の幅方向の端部を把持するクリップ装置、および、シート状物の幅方向の長さを延ばす幅延伸装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、シート状物を、搬送方向と直交する幅方向に延伸する横延伸機(幅延伸装置)において、シート状物の幅方向の両端部を把持するクリップ装置が開示されている。上記特許文献1に記載のクリップ装置は、クリップクローザーとクリップオープナーとを用いて、シート状物とともに動くクリップを開閉する構成が開示されている。上記特許文献1では、永久磁石を含むクリップクローザーおよびクリップオープナーが、シート状物の搬送方向に沿って間隔を隔てて複数設けられ、間隔を隔てて設けられた複数の磁石の磁力によってクリップを引き付けて段階的に動かすことにより、シート状物の把持、または、シート状物の把持状態の解除を行うように構成されている。また、上記特許文献1では、クリップ装置が、シート状物を把持した状態でシート状物の幅方向に広がるように走行することにより、シート状物の幅を延ばすように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3422040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載のクリップ装置では、磁石を含むクリップクローザーおよびクリップオープナーが、シート状物の搬送方向に沿って間隔を隔てて複数設けられ、間隔を隔てて設けられた複数の永久磁石の磁力によってクリップを引き付けて段階的に動かすことにより、シート状物の把持またはシート状物の把持状態の解除を行っている。ここで、近年、生産性向上のためにシート状物を高速で搬送することが求められている。しかしながら、このようなシート状物の高速搬送時においては、磁石から発生する磁力が、クリップに対して作用する時間が短くなる。この場合、クリップの把持動作および把持状態の解除動作が完了する前に、クリップが、磁石から発生する磁力に作用されない位置まで動いてしまうことがある。これにより、シート状物の高速搬送時においては、クリップの把持動作および把持状態の解除動作を安定して行うことができなくなる場合がある。なお、クリップに対して、磁石から発生する磁力が作用する時間を長くするためには、シート状物の搬送方向に沿った磁石の設置スペースが大きくなる。そのため、高速搬送時にも、小さな設置スペースで安定した把持動作および把持状態解除動作を行うことが可能なクリップ装置および幅延伸装置が望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、高速搬送時にも、小さな設置スペースで安定した把持動作および把持状態解除動作を行うことが可能なクリップ装置および幅延伸装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面によるクリップ装置は、シート状物が搬送される搬送方向に直交する幅方向におけるシート状物の端部を把持する把持クリップと、把持クリップがシート状物を把持するように、磁力を用いて非接触で把持クリップを動かすクリップ把持動作駆動部と、把持クリップがシート状物の把持状態を解除するように、磁力を用いて非接触で把持クリップを動かすクリップ解除動作駆動部と、を備え、クリップ把持動作駆動部およびクリップ解除動作駆動部の少なくとも一方は、第1磁石および第2磁石を含み、第1磁石および第2磁石は、シート状物の上方において、シート状物の延びる面に直交し、かつ幅方向に延びる面に沿って並んで配置され、第1磁石は、磁化方向が把持クリップに向かう方向に沿うように配置され、第2磁石は、第1磁石側に磁力線を集中させるように、磁化方向が第1磁石の磁化方向と直交するように配置されている。ここで、本発明における「シート状物」とは、フィルム、樹脂シート、炭素繊維シート、ウェブなどを含む広い概念である。
【0008】
この発明の第1の局面によるクリップ装置では、上記のように、第1磁石および第2磁石は、シート状物の上方において、シート状物の延びる面に直交し、かつ幅方向に延びる面に沿って並んで配置され、第1磁石は、磁化方向が把持クリップに向かう方向に沿うように配置され、第2磁石は、第1磁石側に磁力線を集中させるように、磁化方向が第1磁石の磁化方向と直交するように配置されている。これにより、第2磁石が、第1磁石側に磁力線を集中させるように配置されているので、第1磁石側の磁力が強まり、把持クリップに対して強い磁力が働くようになる。そのため、把持クリップに働く磁力が弱い場合に比べて、把持クリップの動作にかかる時間を短くすることが可能となる。その結果、高速搬送時にも小さな設置スペースで安定した把持動作および把持状態解除動作を行うことが可能なクリップ装置を提供することができる。
【0009】
上記第1の局面によるクリップ装置において、好ましくは、第1磁石および第2磁石は、第2磁石の面のうちの第1磁石と対向する面の極性と、第1磁石の面のうちの把持クリップと対向する面の極性とが、同じ極性となるように配置されている。このように構成すれば、第2磁石の面のうちの第1磁石と対向する面から発生する磁力と、第1磁石の面のうちの把持クリップと対向する面から発生する磁力とが、第1磁石側で強め合う。その結果、より安定した把持動作および把持状態解除動作を行うことが可能なクリップ装置を提供することができる。
【0010】
この場合、好ましくは、クリップ把持動作駆動部は、第1磁石および第2磁石を含み、クリップ把持動作駆動部に含まれる第1磁石は、クリップ把持動作駆動部に含まれる第2磁石よりも、シート状物の幅方向の中心から離れた位置に配置されている。このように構成すれば、把持クリップに対して、シート状物の幅方向の中心から離れた位置に強い磁力を発生させることができる。その結果、把持クリップをシート状物の幅方向の中心から離れた位置に動かして、シート状物を把持させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東レ株式会社
吹出しノズル
4か月前
シーメット株式会社
光造形装置
3か月前
CKD株式会社
型用台車
3か月前
東レ株式会社
プリプレグテープ
6か月前
グンゼ株式会社
ピン
4か月前
東レ株式会社
フィルムの製造方法
25日前
株式会社日本製鋼所
押出機
6か月前
個人
射出ミキシングノズル
6か月前
個人
樹脂可塑化方法及び装置
2か月前
株式会社FTS
ロッド
2か月前
株式会社リコー
シート剥離装置
8か月前
株式会社FTS
成形装置
3か月前
東レ株式会社
一体化成形品の製造方法
8か月前
株式会社シロハチ
真空チャンバ
5か月前
トヨタ自動車株式会社
射出装置
1か月前
株式会社日本製鋼所
押出成形装置
7か月前
株式会社リコー
画像形成システム
4か月前
株式会社不二越
射出成形機
7日前
株式会社神戸製鋼所
混練機
2か月前
株式会社不二越
射出成形機
8日前
株式会社不二越
射出成形機
13日前
株式会社日本製鋼所
押出成形装置
7か月前
TOWA株式会社
成形型清掃用のブラシ
6か月前
株式会社FTS
セパレータ
2か月前
三菱自動車工業株式会社
予熱装置
6か月前
日東工業株式会社
インサート成形機
4か月前
株式会社リコー
シート処理システム
7か月前
株式会社ニフコ
樹脂製品の製造方法
6か月前
東レ株式会社
溶融押出装置および押出方法
3か月前
トヨタ自動車株式会社
3Dプリンタ
4か月前
個人
ノズルおよび熱風溶接機
3か月前
株式会社FTS
ブローニードル
4か月前
日本プラスト株式会社
嵌合構造
6か月前
三光合成株式会社
ガス排出供給構造体
6か月前
株式会社コスメック
磁気クランプ装置
6か月前
株式会社日本製鋼所
射出成形機
4か月前
続きを見る
他の特許を見る