TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024113785
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023018970
出願日2023-02-10
発明の名称シート処理システム
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B29C 63/02 20060101AFI20240816BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】ラミネート処理装置をシート処理装置に設置するときにラミネート処理装置の電源コードをシート処理装置との間に挟んでしまう不具合や、ラミネート処理装置の電源コードによってシート処理装置におけるシートの給送動作やラミネート処理装置からの重合シートの排出動作が妨げられてしまう不具合を生じにくくする。
【解決手段】ラミネート処理装置50から延びる電源コード55を、シート処理装置60に給送される2枚のシートP1、P2の給送動作と、ラミネート処理装置50から排出されるラミネート処理後の重合シートPJの排出動作と、を妨げない位置に保持するコード保持部材301~303が、シート処理装置60に設けられている。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
2枚のシートが重ね合されて接合部で接合された重合シートの非接合部を剥離する剥離処理をおこなって、剥離した状態の前記2枚のシートの間に中シートを挿入する挿入処理をおこなうシート剥離部を具備したシート処理装置と、
前記シート剥離部によって剥離された前記2枚のシートの間に中シートが挿入された状態の前記重合シートにラミネート処理を施すラミネート処理装置と、
を備え、
前記ラミネート処理装置から延びる電源コードを、前記シート処理装置に給送される前記2枚のシートの給送動作と、前記ラミネート処理装置から排出されるラミネート処理後の前記重合シートの排出動作と、を妨げない位置に保持するコード保持部材が、前記シート処理装置に設けられたことを特徴とするシート処理システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記シート処理装置は、前記シート剥離部と、前記シート剥離部から前記ラミネート処理装置に向けて前記重合シートを搬送する中継搬送部と、を具備し、
前記ラミネート処理装置は、前記シート剥離部の上面で着脱可能に設置され、
前記中継搬送部は、前記シート剥離部の側方において前記上面より高い位置に突出するように構成されて、その突出した部分が前記ラミネート処理装置に接続されたことを特徴とする請求項1に記載のシート処理システム。
【請求項3】
前記電源コードが接続される商用電源に対向する面を後側面として、前記後側面の反対側の面を前側面として、前記前側面の側からみて右側の側面を右側面として、前記前側面の側からみて左側の側面を左側面としたときに、
前記中継搬送部は、前記シート剥離部及び前記ラミネート処理装置の左側面又は右側面に配置され、
ラミネート処理後の前記重合シートが排出される排出口が、前記ラミネート処理装置の右側面又は左側面に配置され、
前記電源コードは、その根元部が、前記ラミネート処理装置の右側面、左側面、前側面のいずれかであって、前記排出口に対して前側面の側に配置され、
前記コード保持部材は、
前記シート剥離部の前記上面であって、前記ラミネート処理装置に対して前側面の側に配置された第1コード保持部材と、
前記中継搬送部の前側面に配置された第2コード保持部材と、
前記中継搬送部の左側面又は右側面に配置された第3コード保持部材と、
を具備したことを特徴とする請求項2に記載のシート処理システム。
【請求項4】
前記第1コード保持部材は、前記上面から上方に突出するようにL字状に形成された部材であることを特徴とする請求項3に記載のシート処理システム。
【請求項5】
前記第2コード保持部材は、前記中継搬送部の前側面から突出しないように溝状に形成された部分であって、前記中継搬送部の右側面又は左側面に開口する開口部が形成され、
前記第3コード保持部材は、前記中継搬送部の左側面又は右側面から突出しないように溝状に形成された部分であって、前記第2コード保持部材に連通し、
前記電源コードは、前記開口部から前記第2コード保持部材に挿入されて前記第2コード保持部材と前記第3コード保持部材とに保持されることを特徴とする請求項3に記載のシート処理システム。
【請求項6】
前記第2コード保持部材と前記第3コード保持部材とのうち少なくとも一方は、前記上面から上方に突出するようにL字状に形成された部材であることを特徴とした請求項3に記載のシート処理システム。
【請求項7】
前記シート処理装置において前記コード保持部材が設置される位置を可変できるように構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート処理システム。
【請求項8】
前記シート処理装置は、前記電源コードを巻付け可能なコード巻付け部を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート処理システム。
【請求項9】
前記コード巻付け部は、前記シート処理装置に対して着脱可能又は収納可能に設置されたことを特徴とする請求項7に記載のシート処理システム。
【請求項10】
前記ラミネート処理装置は、前記シート処理装置に対して着脱可能に設置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、2枚のシートの間に中シートを挿入した重合シートにラミネート処理を施すシート処理システムに関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、2枚のシートが重ね合されて接合部で接合された重合シートを剥離して、その剥離した2枚のシートの間に中シートを挿入して重合シートを形成するシート剥離部と、シート剥離部から搬送された重合シートにラミネート処理を施すラミネート処理部と、が設けられた装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このような装置は、2枚のシートを剥離する剥離処理と、剥離処理後の2枚のシートの間に中シートを挿入する挿入処理と、挿入処理後の重合シートを一体的に接合するラミネート処理と、を自動で順次おこなうものである。
【0003】
一方、特許文献2には、ラミネート処理のみを単独でおこなうラミネータ(ラミネート処理装置)であって、電源コードを巻き付けるためのガイドリブを設けたものが開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来は、ラミネート処理装置を単独でも使用できるようにすること等を目的として、シート剥離部が設けられたシート処理装置に対してラミネート処理装置を着脱可能に設置できるように構成した場合に、ラミネート処理装置をシート処理装置に設置するときにラミネート処理装置の電源コードをシート処理装置との間に挟んでしまう不具合や、ラミネート処理装置の電源コードによってシート処理装置におけるシートの給送動作やラミネート処理装置からの重合シートの排出動作が妨げられてしまう不具合が生じてしまうことがあった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ラミネート処理装置をシート処理装置に設置するときにラミネート処理装置の電源コードをシート処理装置との間に挟んでしまう不具合や、ラミネート処理装置の電源コードによってシート処理装置におけるシートの給送動作やラミネート処理装置からの重合シートの排出動作が妨げられてしまう不具合が生じにくい、シート処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明におけるシート処理システムは、2枚のシートが重ね合されて接合部で接合された重合シートの非接合部を剥離する剥離処理をおこなって、剥離した状態の前記2枚のシートの間に中シートを挿入する挿入処理をおこなうシート剥離部を具備したシート処理装置と、前記シート剥離部によって剥離された前記2枚のシートの間に中シートが挿入された状態の前記重合シートにラミネート処理を施すラミネート処理装置と、を備え、前記ラミネート処理装置から延びる電源コードを、前記シート処理装置に給送される前記2枚のシートの給送動作と、前記ラミネート処理装置から排出されるラミネート処理後の前記重合シートの排出動作と、を妨げない位置に保持するコード保持部材が、前記シート処理装置に設けられたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ラミネート処理装置をシート処理装置に設置するときにラミネート処理装置の電源コードをシート処理装置との間に挟んでしまう不具合や、ラミネート処理装置の電源コードによってシート処理装置におけるシートの給送動作やラミネート処理装置からの重合シートの排出動作が妨げられてしまう不具合が生じにくい、シート処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態におけるシート処理システムを示す全体構成図である。
(A)把持部材が把持位置に移動した状態を示す側面図と、(B)把持部材が退避位置に移動した状態を示す側面図と、である。
(A)把持部材が把持位置に移動した状態を示す斜視図と、(B)把持部材が退避位置に移動した状態を示す斜視図と、である。
シート処理装置の動作を制御する制御ブロックのハードウェア構成図である。
シート剥離部の動作を示す図である。
図5に続くシート剥離部の動作を示す図である。
図6に続くシート剥離部の動作を示す図である。
図7に続くシート剥離部の動作を示す図である。
図8に続くシート剥離部の動作を示す図である。
剥離爪が重合シートに挿入された状態を幅方向に示す図である。
剥離爪の動作を幅方向に示す斜視図である。
剥離爪の駆動機構を示す構成図である。
シート処理システムでおこなわれる制御を示すフローチャートである。
シート処理システムを示す概略斜視図である。
シート処理装置にラミネート処理装置が装着される状態を示す概略斜視図である。
シート処理システムを示す概略上面図である。
比較例としての、(A)シート処理装置にラミネート処理装置が装着される状態を示す概略斜視図と、(B)シート処理システムを示す概略斜視図と、である。
変形例1としての、シート処理システムを示す概略斜視図である。
図18のシート処理システムを示す概略上面図である。
変形例2としての、シート処理システムを示す概略斜視図である。
図20のシート処理システムにおける第1コード保持部材の近傍を示す断面図である。
変形例3としての、シート処理システムを示す概略斜視図である。
図22のシート処理システムにおけるコード巻付け部の近傍を示す上面図である。
別形態のコード巻付け部の近傍を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、シート処理システム100における全体の構成・動作について説明する。
シート処理システム100は、主として、シート剥離部1及び中継搬送部90を備えたシート処理装置60と、ラミネート処理装置50と、で構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社リコー
装置
12日前
株式会社リコー
がん治療装置
5日前
株式会社リコー
液体吐出装置
19日前
株式会社リコー
液体を吐出する装置
11日前
株式会社リコー
液体を吐出する装置
11日前
株式会社リコー
生体内液流促進装置
5日前
株式会社リコー
開閉検知センサ及びシステム
26日前
株式会社リコー
画像形成装置、および制御方法
5日前
株式会社リコー
再生システム及び画像形成装置
12日前
株式会社リコー
検査装置、検査方法、プログラム
29日前
株式会社リコー
撮像装置、送信方法、プログラム
25日前
株式会社リコー
後処理装置及び画像形成システム
4日前
株式会社リコー
媒体処理装置及び画像形成システム
29日前
株式会社リコー
後処理装置および画像形成システム
29日前
株式会社リコー
ユニット支持装置及び画像形成装置
19日前
株式会社リコー
中間転写ユニット及び画像形成装置
12日前
株式会社リコー
後処理装置および画像形成システム
29日前
株式会社リコー
がん治療装置、及びがん治療システム
5日前
株式会社リコー
会議システム、参加方法、プログラム
29日前
株式会社リコー
加熱装置、定着装置及び画像形成装置
19日前
株式会社リコー
シート処理装置および画像形成システム
12日前
株式会社リコー
電子写真用ブレード、及び画像形成装置
13日前
株式会社リコー
プラスチック部品及び再資源化選別方法
13日前
株式会社リコー
表示システム、方法、およびプログラム
19日前
株式会社リコー
画像形成装置、診断方法およびプログラム
19日前
株式会社リコー
樹脂成形部品、画像形成装置及び判断方法
25日前
株式会社リコー
吸引ユニット、送り装置および画像形成装置
13日前
株式会社リコー
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
12日前
株式会社リコー
情報処理装置、画像形成方法およびプログラム
12日前
株式会社リコー
梱包箱、トナー容器、及び、梱包箱の組立方法
11日前
株式会社リコー
樹脂成型品、及び、樹脂成型品の劣化判定方法
25日前
株式会社リコー
移動体システム、情報処理装置及び情報処理方法
25日前
株式会社リコー
情報処理装置、方法、プログラムおよび制御装置
29日前
株式会社リコー
画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム
5日前
株式会社リコー
振動検出装置、ウエアラブル装置、配管検査装置
5日前
株式会社リコー
システム、サーバ装置、管理方法及びプログラム
12日前
続きを見る