TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025062207
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2023171115
出願日
2023-10-02
発明の名称
脱気装置、インクジェット記録装置、脱気方法及びプログラム
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
B41J
2/19 20060101AFI20250407BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】印刷ダウンタイムを低減することが可能な脱気装置、インクジェット記録装置、脱気方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】インク中の溶存気体を脱気可能な気体透過膜(中空糸膜4512)を内部に有する外部還流型の脱気モジュール451と、気体透過膜に浸潤したインクを排出する排出制御を実施する制御部50と、を備える。制御部は、排出制御を複数色同時に実施する。制御部50は、検知部(制御部50)により検知された気体透過膜の詰まり具合に応じて排出制御を同時に実施する色の数を決定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
インク中の溶存気体を脱気可能な気体透過膜を内部に有する外部還流型の脱気モジュールと、
前記気体透過膜に浸潤したインクを排出する排出制御を実施する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記排出制御を複数色同時に実施することを特徴とする脱気装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記気体透過膜の詰まり具合を検知可能な検知部を備え、
前記制御部は、前記検知部により検知された前記詰まり具合に応じて前記排出制御を同時に実施する色の数を決定することを特徴とする請求項1に記載の脱気装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記詰まり具合と、所定の閾値と、に基づいて前記排出制御を同時に実施する色の数を決定することを特徴とする請求項2に記載の脱気装置。
【請求項4】
前記検知部は、前記脱気モジュールの上流側圧力と前記脱気モジュールの下流側圧力との差分を用いて、前記気体透過膜の詰まり具合を検知することを特徴とする請求項2に記載の脱気装置。
【請求項5】
前記検知部は、大気開放された前記気体透過膜の内部を真空引きしたときに、前記気体透過膜の内部の気圧が所定の気圧に達するまでの時間を用いて、前記気体透過膜の詰まり具合を検知することを特徴とする請求項2に記載の脱気装置。
【請求項6】
前記検知部は、減圧された前記気体透過膜の内部を大気開放したときに、前記気体透過膜の内部の空気の流量を用いて、前記気体透過膜の詰まり具合を検知することを特徴とする請求項2に記載の脱気装置。
【請求項7】
前記インクは、UVインクであることを特徴とする請求項1に記載の脱気装置。
【請求項8】
インクを貯留するインク貯留部と、ノズルからインクを吐出するインク吐出ヘッドと、の間に設けられ、インク中の溶存気体を脱気可能な気体透過膜を内部に有する外部還流型の脱気モジュールと、
前記気体透過膜に浸潤したインクを排出する排出制御を実施する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記排出制御を複数色同時に実施することを特徴とするインクジェット記録装置。
【請求項9】
インク中の溶存気体を脱気可能な気体透過膜を内部に有する外部還流型の脱気モジュールを備える脱気装置の脱気方法であって、
前記気体透過膜に浸潤したインクを排出する排出制御を実施する制御ステップを含み、
前記制御ステップは、前記排出制御を複数色同時に実施することを特徴とする脱気方法。
【請求項10】
インク中の溶存気体を脱気可能な気体透過膜を内部に有する外部還流型の脱気モジュールを備える脱気装置のコンピューターを、
前記気体透過膜に浸潤したインクを排出する排出制御を実施する制御部として機能させ、
前記制御部は、前記排出制御を複数色同時に実施することを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、脱気装置、インクジェット記録装置、脱気方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出して記録媒体の記録面に画像を形成するインクジェット記録装置が知られている。インクジェット記録装置では、インク中に溶存する気体が気泡となって残留していると、ノズルからのインクの不吐出等の不具合を発生させる原因となる。そのため、インクタンクからインクジェットヘッドにインクを供給するインク供給経路上に外部還流型の脱気モジュールを備えたものが知られている。脱気モジュールには、中空状の筒状体内に複数本の中空糸膜等の気体透過膜が収容されている。脱気モジュールは、気体透過膜の少なくとも一端に真空ポンプが接続されているため、気体透過膜内を減圧することができる。内部が減圧された気体透過膜の界面にインクが接触すると、インク中の溶存気体が気体透過膜を透過して除去(脱気)される。
【0003】
脱気モジュールは、使用するにつれて、気体透過膜内に浸潤したインク成分による詰まりが生じる。その結果、脱気モジュールの脱気性能が低下する。脱気モジュールは高価であるため、脱気性能が低下する度に脱気モジュールを交換するのは、コスト的に好ましくない。
そこで、中空糸弁を開放することにより、中空糸膜の管内に浸潤したインク成分を排出する構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-168257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1記載の構成は、インク成分の排出制御を複数色実施する場合、色数分の実施時間がかかるという問題がある。排出制御中は印字ができないため、色数分の実施時間がかかると、長時間の印刷ダウンタイムが発生する。
【0006】
本発明は、印刷ダウンタイムを低減することが可能な脱気装置、インクジェット記録装置、脱気方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
脱気装置において、
インク中の溶存気体を脱気可能な気体透過膜を内部に有する外部還流型の脱気モジュールと、
前記気体透過膜に浸潤したインクを排出する排出制御を実施する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記排出制御を複数色同時に実施することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の脱気装置において、
前記気体透過膜の詰まり具合を検知可能な検知部を備え、
前記制御部は、前記検知部により検知された前記詰まり具合に応じて前記排出制御を同時に実施する色の数を決定することを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の脱気装置において、
前記制御部は、前記詰まり具合と、所定の閾値と、に基づいて前記排出制御を同時に実施する色の数を決定することを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の脱気装置において、
前記検知部は、前記脱気モジュールの上流側圧力と前記脱気モジュールの下流側圧力との差分を用いて、前記気体透過膜の詰まり具合を検知することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東レ株式会社
凸版印刷版原版
4か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
5か月前
シヤチハタ株式会社
反転式印判
4か月前
三光株式会社
感熱記録材料
1か月前
独立行政法人 国立印刷局
印刷物
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
今日
株式会社リコー
液体吐出装置
25日前
株式会社リコー
液体吐出装置
3か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
2か月前
独立行政法人 国立印刷局
記録媒体
3か月前
日本製紙株式会社
感熱記録体
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
29日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5か月前
キヤノン株式会社
印刷システム
2か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
4か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
29日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
フジコピアン株式会社
中間転写シート
4か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
4か月前
理想科学工業株式会社
印刷装置
1か月前
フジコピアン株式会社
熱転写記録媒体
6か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
2か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
29日前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
株式会社リコー
画像形成システム
5か月前
三栄電機株式会社
プリンタ
1か月前
ベルク工業有限会社
静電成膜装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
サーマルプリンタ
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る