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公開番号2025062149
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171027
出願日2023-10-02
発明の名称ステアリングホイール
出願人日本プラスト株式会社
代理人弁理士法人お茶の水内外特許事務所
主分類B62D 1/06 20060101AFI20250407BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】作業者の違いによる品質のバラつきを生じさせ難くし、且つ、センサ部品等の機能性部品に起因する外観上の不具合を生じさせ難くすることが可能なステアリングホイールを提供する。
【解決手段】本発明のステアリングホイール(1)では、リム部(10)が、リム基材部(20)と、リム基材部(20)を被覆する被覆部(30)と、リム基材部(20)及び被覆部(30)間に配されるシート状の機能性部品(40)とを有し、機能性部品(40)は、幅方向の一方の側縁を含む第1側縁部(46)と、幅方向の他方の側縁を含む第2側縁部(47)とを有し、リム部(10)の横断面を見たときに、リム基材部(20)は、機能性部品(40)の第1側縁部(46)及び第2側縁部(47)が配される側縁装着部(27)を有し、且つ、側縁装着部(27)の外周面は、被覆部(30)が側縁装着部(27)の形成領域に対応して形成する外表面の曲率より小さい曲率で形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
環状のリム部を少なくとも有し、前記リム部の周方向に直交する横断面が円形又は略円形に形成され、前記リム部は、リム基材部と、前記リム基材部を外側から被覆する被覆部と、前記リム基材部及び前記被覆部間に配されるシート状の機能性部品とを有するステアリングホイールにおいて、
前記機能性部品は、前記機能性部品における幅方向の一方の側縁を含む第1側縁部と、前記機能性部品における幅方向の他方の側縁を含む第2側縁部とを有し、
前記リム部の前記横断面を見たときに、前記リム基材部は、前記機能性部品の前記第1側縁部及び前記第2側縁部が配される側縁装着部を有し、且つ、前記側縁装着部の外周面は、前記被覆部が前記側縁装着部の形成領域に対応して形成する外表面の曲率より小さい曲率で形成されている
ことを特徴とするステアリングホイール。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記リム部の前記横断面を見たときに、前記リム基材部は、円弧状又は略円弧状に形成される曲面部と、直線状に形成される平面部とを有し、
前記リム部の前記横断面を見たときに、前記機能性部品の一部が、前記リム基材部の前記曲面部に配され、且つ、前記機能性部品の前記第1側縁部及び前記第2側縁部が、前記リム基材部の前記平面部に配される
請求項1記載のステアリングホイール。
【請求項3】
前記被覆部は、前記リム部の前記曲面部が形成される部分の少なくとも一部に対応して設けられる第1被覆部と、前記リム部の前記平面部が形成される部分に対応して設けられるとともに前記第1被覆部よりも厚く形成される第2被覆部とを有し、
前記リム部の前記横断面を見たときに、前記第2被覆部は、前記リム部の前記横断面を円形又は略円形にする形状を有する
請求項2記載のステアリングホイール。
【請求項4】
前記リム部の前記側縁装着部は、環状の前記リム部の内周部に設けられている
請求項1記載のステアリングホイール。
【請求項5】
前記被覆部は、弾性を有する合成樹脂で形成されている
請求項1記載のステアリングホイール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用のステアリングホイールに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特開2021-154850号公報(特許文献1)には、運転者の把持を検知するセンサ部品を備えるステアリングホイールが記載されている。特許文献1のステアリングホイールは、円環状のリム部(リング部)と、リム部の中央部に配されるボス部と、リム部及びボス部間を連結するスポーク部とを有する。
【0003】
ステアリングホイールのリム部は、芯材部と、芯材部を包み込む基材部と、リム部の表面(外面)側に配される被覆部と、基材部及び被覆部間に配されるセンサ部品とを有する。この場合、基材部は、ウレタン等の合成樹脂の射出成形を芯材部の周囲に行うことにより、芯材部と一体的に形成されている。また、被覆部は、一般的に、天然皮革又は合成皮革等の表皮部材により形成されている。
【0004】
このような特許文献1のリム部は、例えば作業者の手作業により、基材部の表面にセンサ部品を貼り付け、その後、被覆部をセンサ部品の上から巻き付けて、被覆部で基材部及びセンサ部品を外側から被覆することによって形成される。
【0005】
特許文献1のステアリングホイールによれば、運転者の手が、ステアリングホイールのリム部を把持したときに、又はリム部を把持するように接近したときに、センサ部品の静電容量が上昇するため、その静電容量の上昇を検知回路が検知することによって、運転者の把持を検知することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-154850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1のステアリングホイールにおいて、リム部は、上述したように、作業者が、基材部及びセンサ部品の上に被覆部を手作業で巻き付けることによって形成されている。
一方、ステアリングホイールのリム部は、例えば被覆部が配される前のステアリングホイール(すなわち、リム部の基材部表面にセンサ部品が配された状態のステアリングホイール)を金型内にセットして、その金型内で、被覆部を形成するポリウレタン等の軟質合成樹脂の成形(インサート成形)を行うことによって形成されることもある。このような被覆部の成形を行うことにより、例えば被覆部を手作業で巻き付ける場合に比べて、ステアリングホイールの製造を効率的に行うことができる。また、作業者の違いによる品質のバラつきを生じさせ難くすることができる。
【0008】
しかしながら、基材部及びセンサ部品の外側に合成樹脂の成形を行って被覆部を形成する場合、ステアリングホイールを金型内にセットしてから、成形工程で金型内に合成樹脂が充填されるまでに、センサ部品の一部(例えば、センサ部品の絶縁部を形成する部分)が、リム部の基材部から剥離することがあった。
【0009】
このような被覆部の成形を行う場合において、合成樹脂が金型内に充填される前にセンサ部品の剥離が生じると、センサ部品の一部が、成形される被覆部の外面に表出すること、又は、センサ部品の表出が生じなくても、被覆部の外面に不自然な凸部又は突起部が形成されることがある。その結果、ステアリングホイールの品質や歩留まりを低下させることがあった。
【0010】
また、上述のようなセンサ部品の表出、及び不自然な凸部又は突起部の形成等のような外観上の不具合をリム部に生じさせないようにするためには、様々な予防処置又は処理を行うことや、被覆部の成形工程を変更すること等の対応が必要となる。このため、製造コストの増大、及び製造工程の煩雑化を招くことがあった。
(【0011】以降は省略されています)

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