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公開番号2025060340
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023174016
出願日2023-10-06
発明の名称脱離装置及び印刷システム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250403BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】プラテンから媒体を脱離する作業を、媒体に余剰部分がない場合でも実現可能な脱離装置、及び、脱離装置を備えた印刷システムを提供する。
【解決手段】脱離装置20は、プラテンの第1方向の端面である第1面に沿って延びる第1部分と、プラテンの第2方向の端面である第2面に沿って延びる第2部分と、プラテンの第3方向の端部で折り返された第3部分とを含む媒体を、プラテンから脱離する。脱離装置20は、媒体の第1部分に対し、第1方向においてプラテンと反対に位置する第1支持部2と、媒体の第2部分のうちプラテンに相対する面と反対の面に接触する回転体6B、7Bであって第3方向に移動可能な回転体6B、7Bを有する第2支持部3と、第1支持部2及び第2支持部3に対し、第3方向においてプラテンと反対に位置し、第1支持部2及び第2支持部3を連結する連結部4とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
プラテンの第1方向の端面である第1面に沿って延びる第1部分と、前記プラテンの前記第1方向と反対の第2方向の端面である第2面に沿って延びる第2部分と、前記第1部分と前記第2部分とをつなぐ部分であって前記プラテンの前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向の端部で折り返された第3部分とを含む媒体を、前記プラテンから脱離する脱離装置であって、
前記媒体の前記第1部分に対し、前記第1方向において前記プラテンと反対に位置する第1支持部と、
前記媒体の前記第2部分のうち前記プラテンに相対する面と反対の面に接触する第2接触部であって前記第3方向に移動可能な前記第2接触部を有する第2支持部と、
前記第1支持部及び前記第2支持部に対し、前記第3方向において前記プラテンと反対に位置し、前記第1支持部及び前記第2支持部を連結する連結部と
を備えたことを特徴とする脱離装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1支持部は、
前記第2支持部の前記第2接触部が前記媒体の前記第2部分に接触した状態で前記第3方向に移動するとき、前記媒体の前記第1部分のうち前記プラテンの前記第1面と相対する面と反対の面に接触することを特徴とする請求項1に記載の脱離装置。
【請求項3】
前記第2接触部は、
前記第1方向、前記第2方向、及び前記第3方向と直交する回転軸を中心として回転可能な回転体を有することを特徴とする請求項1に記載の脱離装置。
【請求項4】
前記第2支持部は、リンク機構を有し、
前記リンク機構は、
前記連結部に一端が接続する第1節と、
前記第1節の他端に一端が接続する第2節と
を備え、
前記回転体は、
前記第2節の他端に設けられ、
前記連結部に対して前記第1節を回転させる回転機構を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載の脱離装置。
【請求項5】
前記回転体を前記プラテンに向けて付勢するばねを備えたことを特徴とする請求項4に記載の脱離装置。
【請求項6】
前記回転体は、ワンウェイクラッチを有し、
前記ワンウェイクラッチは、
前記媒体との接触部分が前記第3方向に移動する回転方向である第1回転方向に前記回転体を回転可能とし、前記第1回転方向と反対の第2回転方向に前記回転体を回転不能とする
ことを特徴とする請求項4に記載の脱離装置。
【請求項7】
前記第2支持部は、第1軸を有し、
前記回転機構は、
前記第1軸を支持する軸支部材と、
前記軸支部材を前記第1方向及び前記第2方向に移動させる移動機構と、
を備え、
前記軸支部材の前記第1方向及び前記第2方向の移動により、前記第1軸から離れた第2軸周りに前記第2支持部が回動可能であることを特徴とする請求項4に記載の脱離装置。
【請求項8】
前記回転機構は、第1モータを備えたことを特徴とする請求項4に記載の脱離装置。
【請求項9】
前記第1節に対して前記第2節を回動させる第2モータを備えたことを特徴とする請求項4に記載の脱離装置。
【請求項10】
前記第1支持部は、
前記媒体の前記第1部分に相対する第3面を有する板体を備えたことを特徴とする請求項3に記載の脱離装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プラテンから媒体を脱離する脱離装置、及び、脱離装置を備えた印刷システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
プラテンに保持された布等の媒体に印刷を行う印刷システムが知られている。又、印刷済みの媒体をプラテンから脱離する作業を自動化するための装置が提案されている。特許文献1は、Tシャツを折り畳んで積み重ねる作業を、ロボットに設けられたロボットアームにより行うための技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-110874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ロボットアームのロボットハンドは、通常、複数の指で対象物を挟んで把持する。ここで、プラテンに保持された媒体をロボットハンドにより脱離しようとする場合、ロボットハンドは、媒体のうちプラテンに密着していない余剰部分を複数の指で挟んで把持する必要がある。このため、媒体に余剰部分が形成されていない場合、ロボットアームは、プラテンからの媒体の脱離に失敗する可能性がある。
【0005】
本発明の目的は、プラテンから媒体を脱離する作業を、媒体に余剰部分がない場合でも実現可能な脱離装置、及び、脱離装置を備えた印刷システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1態様に係る脱離装置は、プラテンの第1方向の端面である第1面に沿って延びる第1部分と、前記プラテンの前記第1方向と反対の第2方向の端面である第2面に沿って延びる第2部分と、前記第1部分と前記第2部分とをつなぐ部分であって前記プラテンの前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向の端部で折り返された第3部分とを含む媒体を、前記プラテンから脱離する脱離装置であって、前記媒体の前記第1部分に対し、前記第1方向において前記プラテンと反対に位置する第1支持部と、前記媒体の前記第2部分のうち前記プラテンに相対する面と反対の面に接触する第2接触部であって前記第3方向に移動可能な前記第2接触部を有する第2支持部と、前記第1支持部及び前記第2支持部に対し、前記第3方向において前記プラテンと反対に位置し、前記第1支持部及び前記第2支持部を連結する連結部とを備えたことを特徴とする。
【0007】
第1態様によれば、脱離装置は、第2支持部の第2接触部を媒体の第2部分に接触させた状態で、第2接触部を第3方向に移動させることにより、プラテンから媒体を脱離することができる。この場合、脱離装置は、媒体に余剰部分がない場合でも、プラテンから媒体を脱離させることができる。
【0008】
本発明の第2態様に係る印刷システムは、プラテンと、前記プラテンの第1方向の端面である第1面に沿って延びる第1部分と、前記プラテンの前記第1方向と反対の第2方向の端面である第2面に沿って延びる第2部分と、前記第1部分と前記第2部分とをつなぐ部分であって前記プラテンの前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向の端部で折り返された第3部分とを含む媒体を、前記プラテンから脱離する脱離装置とを備えた印刷システムであって、前記脱離装置は、前記媒体の前記第1部分に対し、前記第1方向において前記プラテンと反対に位置する第1支持部と、前記媒体の前記第2部分のうち前記プラテンに相対する面と反対の面に接触する第2接触部であって前記第3方向に移動可能な前記第2接触部を有する第2支持部と、前記第1支持部及び前記第2支持部に対し、前記第3方向において前記プラテンと反対に位置し、前記第1支持部及び前記第2支持部を連結する連結部とを備えたことを特徴とする。第2態様によれば、第1態様と同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
印刷システム1の概要を示す図である。
脱離装置20及びプラテンユニット8の斜視図である。
脱離装置20の斜視図である。
脱離装置20の平面図である。
図4のI-I線を矢印方向から視た断面図である。
プラテン84から布帛Tを脱離する第1工程を示す図である。
プラテン84から布帛Tを脱離する第2工程を示す図である。
プラテン84から布帛Tを脱離する第3工程を示す図である。
プラテン84から布帛Tを脱離する第4工程を示す図である。
プラテン84から布帛Tを脱離する第5工程を示す図である。
プラテン84から布帛Tを脱離する第6工程を示す図である。
プラテン84から布帛Tを脱離する第7工程を示す図である。
脱離装置20に作用する力の関係を説明するための説明図である。
脱離装置20に作用する力の関係を説明するための説明図である。
第1モータ15、第2モータ16A、及び第3モータ17Aを含む脱離装置20の右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る印刷システム1の一実施形態について、図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。記載されている装置の構成等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図2の上方、下方、左下方、右上方、左上方、及び右下方が、それぞれ、脱離装置20及びプラテンユニット8の上方、下方、前方、後方、左方、及び右方である。
(【0011】以降は省略されています)

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