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公開番号2025059071
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2024167798
出願日2024-09-26
発明の名称植物賦活剤及び植物の育成方法
出願人京都府公立大学法人,学校法人関西学院
代理人個人
主分類A01N 33/12 20060101AFI20250401BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 本発明は、植物の成長促進作用及び植物のストレスに対する抵抗性を向上させる作用などの植物の賦活作用を有する植物賦活剤を提供する。
【解決手段】 本発明の植物賦活剤は、特定の構造式を有する化合物を有効成分として含有し、好ましくは、3,3-ジフェニルプロパ-2-エン-トリメチルアンモニウムヘキサフルオロフォスフェート又はトリメチル-3,3-ジフェニルプロピルアンモニウムヘキサフルオロフォスフェートを含有し、植物自体だけでなく、植物が生育する土壌、培地又は培養液に施用することによって、植物の育成を促進することができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
式(1)又は式(2)で表される化合物を有効成分として含有することを特徴とする植物賦活剤。
TIFF
2025059071000036.tif
100
170
但し、式(1)及び式(2)中、R
1
、R
2
及びR
3
はそれぞれ、置換若しくは非置換のアルキル基であり、R
4
は、置換若しくは非置換のアリール基、置換若しくは非置換のヘテロアリール基、シクロアルキル基、又は、置換若しくは非置換のアミノ基であり、R
5
は、置換若しくは非置換のアリール基、置換若しくは非置換のヘテロアリール基、シクロアルキル基、置換若しくは非置換のアミノ基、又は、水素原子であり、Xは、炭素原子又は窒素原子であり、互いに隣接する2個の実線と点線の二重線のうち、一方の実線と点線の二重線は単結合であり且つ他方の実線と点線の二重線は単結合又は二重結合であり、Q

は、対アニオンであり、nは1~5の自然数であり、mは1~5の自然数である。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
式(1)が、式(1a)で示される構造式を有していることを特徴とする請求項1に記載の植物賦活剤。
TIFF
2025059071000037.tif
42
170
【請求項3】
式(2)が、式(2a)で示される構造式を有していることを特徴とする請求項1に記載の植物賦活剤。
TIFF
2025059071000038.tif
34
170
【請求項4】

1
、R
2
及びR
3
は、非置換のアルキル基であり且つR
4
及びR
5
は、置換若しくは非置換のフェニル基であることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の植物賦活剤。
【請求項5】

1
、R
2
及びR
3
はメチル基であり、且つXは炭素原子であることを特徴とする請求項4に記載の植物賦活剤。
【請求項6】


は、ヘキサフルオロフォスフェートアニオン又はハロゲン化物イオンであることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の植物賦活剤。
【請求項7】
式(1)で表される化合物は、3,3-ジフェニルプロパ-2-エン-トリメチルアンモニウムヘキサフルオロフォスフェート又はトリメチル-3,3-ジフェニルプロピルアンモニウムヘキサフルオロフォスフェートであることを特徴とする請求項1に記載の植物賦活剤。
【請求項8】
式(2)で表される化合物は、N,N-ジメチル-3,3-ジフェニルプロパン-1-アミンであることを特徴とする請求項1に記載の植物賦活剤。
【請求項9】
植物成長促進剤として用いられることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の植物賦活剤。
【請求項10】
植物ストレス耐性付与剤として用いられることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の植物賦活剤。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植物賦活剤及び植物の育成方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
今日、地球人口が増加しており、食物となる植物を十分な供給量となるように生産することが課題となっている。又、地球温暖化などの植物の生育環境も変化しており、様々なストレス(例えば、塩、凍結、寒冷、乾燥、病害など)が植物に加わっており、植物の育成上、問題となることが多い。
【0003】
例えば、植物に耐塩性を付与する方法として、例えば、(1)耐塩性遺伝子を植物に組み込む方法、(2)ベタインなどの浸透圧調整剤を植物に与える方法、(3)数種の低分子の耐塩性向上剤を用いる方法などが挙げられる。
【0004】
そして、特許文献1及び2には、特定の構造を有する化合物を有効成分とした植物の耐塩性向上剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
WO2020/054878号公報
特開2018-52893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記(1)の耐塩性遺伝子を植物に組み込む方法は、法律で厳しく規制されており、耐塩性植物を利用することは、一般的に難しく、特に、日本では組み換え植物の一般利用は殆どなされていないことから、現実的な方法ではない。
【0007】
上記(2)の浸透圧調整剤を用いる方法は、使用法の決定に時間と手間を要し、浸透圧調整剤の大量の投与が必要であるという問題点を有している。上記(3)の耐塩性向上剤の耐塩効果は不十分であり、コスト的にも高いという問題点を有する。
【0008】
本発明は、植物の成長促進作用及び/又は植物のストレスに対する抵抗性を向上させる作用などの植物の賦活作用を有する植物賦活剤を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の植物賦活剤は、式(1)又は式(2)で表される化合物を有効成分として含有することを特徴とする植物賦活剤。
TIFF
2025059071000002.tif
100
170
但し、式(1)及び式(2)中、R
1
、R
2
及びR
3
はそれぞれ、置換若しくは非置換のアルキル基であり、R
4
は、置換若しくは非置換のアリール基、置換若しくは非置換のヘテロアリール基、シクロアルキル基、又は、置換若しくは非置換のアミノ基であり、R
5
は、置換若しくは非置換のアリール基、置換若しくは非置換のヘテロアリール基、シクロアルキル基、置換若しくは非置換のアミノ基、又は、水素原子であり、Xは、炭素原子又は窒素原子であり、互いに隣接する2個の実線と点線の二重線のうち、一方の実線と点線の二重線は単結合であり且つ他方の実線と点線の二重線は単結合又は二重結合であり、Q

は、対アニオンであり、nは1~5の自然数であり、mは1~5の自然数である。
【0010】
本発明の植物の育成方法は、上記植物賦活剤を、植物又は植物を育成する土壌、培地若しくは培養液に使用することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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