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公開番号
2025058613
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168652
出願日
2023-09-28
発明の名称
インクカートリッジ及びインクカートリッジの使用方法
出願人
船井電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41J
2/165 20060101AFI20250402BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ノズル面と印刷対象物とのクリアランスを小さく抑えることができるインクカートリッジを提供する。
【解決手段】インクカートリッジ2は、インクを内部に収容する本体部8と、本体部8に配置され、本体部8の内部に収容されたインクを吐出するノズル孔34が形成されたノズル面10と、ノズル面10をキャップするためのキャップ部材12と、キャップ部材12を、ノズル面10をキャップするキャップ位置、及び、ノズル面10から退避する退避位置の一方から他方まで、本体部8の側面及びノズル面10に沿って移動させる移動機構14とを備える。キャップ部材12は、キャップ位置に位置している状態では、ノズル面10を含む仮想的な平面52から突出し、退避位置に位置している状態では、平面52から突出しない。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
プリンタに着脱可能に装着されるインクカートリッジであって、
インクを内部に収容する本体部と、
前記本体部に配置され、前記本体部の内部に収容されたインクを吐出するノズル孔が形成されたノズル面と、
前記ノズル面をキャップするためのキャップ部材と、
前記キャップ部材を、前記ノズル面をキャップするキャップ位置、及び、前記ノズル面から退避する退避位置の一方から他方まで、前記本体部の側面及び前記ノズル面に沿って移動させる移動機構と、を備え、
前記キャップ部材は、前記キャップ位置に位置している状態では、前記ノズル面を含む仮想的な平面から突出し、前記退避位置に位置している状態では、前記平面から突出しない
インクカートリッジ。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記キャップ部材は、中心軸周りに回転可能なローラであり、前記退避位置から前記キャップ位置まで回転しながら移動する
請求項1に記載のインクカートリッジ。
【請求項3】
前記インクカートリッジは、さらに、前記キャップ部材が前記キャップ位置から前記退避位置まで移動する間、前記キャップ部材の回転を規制する規制部材を備える
請求項2に記載のインクカートリッジ。
【請求項4】
前記移動機構は、可撓性を有するフィルム部材であって、前記本体部の前記側面に沿って第1の位置及び第2の位置の一方から他方まで移動可能なフィルム部材を有し、
前記フィルム部材は、前記ノズル面を露出させるための開口部を有し、
前記キャップ部材は、前記フィルム部材の前記開口部に支持されており、
前記フィルム部材が前記第1の位置から前記第2の位置まで移動するのに伴って、前記キャップ部材は、前記キャップ位置から前記退避位置まで移動し、
前記フィルム部材が前記第2の位置から前記第1の位置まで移動するのに伴って、前記キャップ部材は、前記退避位置から前記キャップ位置まで移動する
請求項1~3のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
【請求項5】
前記移動機構は、
前記本体部に傾動可能に支持された第1のアーム部材と、
前記第1のアーム部材に傾動可能に支持された第2のアーム部材と、を有し、
前記キャップ部材は、前記第2のアーム部材に支持されており、
前記第1のアーム部材が前記本体部に対して傾動し、且つ、前記第2のアーム部材が前記第1のアーム部材に対して傾動することに伴って、前記キャップ部材は、前記キャップ位置及び前記退避位置の一方から他方まで移動する
請求項1~3のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
【請求項6】
前記移動機構は、前記本体部の内部に収納される収納位置、及び、前記本体部の外部に突出して前記ノズル面を覆う突出位置の一方から他方まで移動可能なスライド部材を有し、
前記キャップ部材は、前記スライド部材に支持されており、
前記スライド部材が前記収納位置から前記突出位置まで移動することに伴って、前記キャップ部材は、前記退避位置から前記キャップ位置まで移動し、
前記スライド部材が前記突出位置から前記収納位置まで移動することに伴って、前記キャップ部材は、前記キャップ位置から前記退避位置まで移動する
請求項1~3のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
【請求項7】
前記移動機構は、前記インクカートリッジを前記プリンタに装着する動作に連動して、前記キャップ部材を前記キャップ位置から前記退避位置まで移動させる
請求項1~3のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
【請求項8】
プリンタに着脱可能に装着されるインクカートリッジの使用方法であって、
前記インクカートリッジは、
インクを内部に収容する本体部と、
前記本体部に配置され、前記本体部の内部に収容されたインクを吐出するノズル孔が形成されたノズル面と、
前記ノズル面をキャップするためのキャップ部材と、を備え、
前記インクカートリッジの使用方法は、
前記キャップ部材を、前記ノズル面をキャップするキャップ位置、及び、前記ノズル面から退避する退避位置の一方から他方まで、前記本体部の側面及び前記ノズル面に沿って移動させるステップを含み、
前記移動させるステップにおいて、前記キャップ部材は、前記キャップ位置に位置している状態では、前記ノズル面を含む仮想的な平面から突出し、前記退避位置に位置している状態では、前記平面から突出しない
インクカートリッジの使用方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタに着脱可能に装着されるインクカートリッジ及びインクカートリッジの使用方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
プリンタに着脱可能に装着されるインクカートリッジが知られている(例えば、特許文献1参照)。従来のインクカートリッジは、インクを内部に収容する本体部と、本体部の下面に配置され且つノズル孔が形成されたノズル面と、ノズル面をキャップするためのキャップ部材とを備えている。キャップ部材は、本体部の下面に沿って、ノズル面をキャップするキャップ位置と、ノズル面のキャップを解除する解除位置との間を移動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第7824003号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来のインクカートリッジでは、キャップ部材は、キャップ位置と解除位置との間を移動する間、常に本体部の下面と印刷対象物との間に配置される。これにより、従来のインクカートリッジでは、キャップ部材の厚みの分だけ、ノズル面と印刷対象物とのクリアランスを確保する必要があるため、ノズル面と印刷対象物とのクリアランスが大きくなるという課題が生じる。
【0005】
特に、小型のプリンタ用のインクカートリッジでは、ノズル面のノズル孔から吐出されるインクの飛距離が短くなる(例えば、約2mm~3mm程度)。そのため、ノズル面と印刷対象物とのクリアランスが大きくなると、ノズル面のノズル孔からのインクが印刷対象物に精度良く着弾しなくなり、印刷品質が低下してしまう。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決しようとするものであり、その目的は、ノズル面と印刷対象物とのクリアランスを小さく抑えることができるインクカートリッジ及びインクカートリッジの使用方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係るインクカートリッジは、プリンタに着脱可能に装着されるインクカートリッジであって、インクを内部に収容する本体部と、前記本体部に配置され、前記本体部の内部に収容されたインクを吐出するノズル孔が形成されたノズル面と、前記ノズル面をキャップするためのキャップ部材と、前記キャップ部材を、前記ノズル面をキャップするキャップ位置、及び、前記ノズル面から退避する退避位置の一方から他方まで、前記本体部の側面及び前記ノズル面に沿って移動させる移動機構と、を備え、前記キャップ部材は、前記キャップ位置に位置している状態では、前記ノズル面を含む仮想的な平面から突出し、前記退避位置に位置している状態では、前記平面から突出しない。
【0008】
本態様によれば、キャップ部材は、キャップ位置に位置している状態では、ノズル面を含む仮想的な平面から突出し、退避位置に位置している状態では、当該平面から突出しない。これにより、インクカートリッジをプリンタに装着する際に、キャップ部材をキャップ位置から退避位置まで移動させることによって、ノズル面と印刷対象物とのクリアランスを小さく抑えることができる。その結果、例えばノズル面のノズル孔から吐出されるインクの飛距離が比較的短い場合であっても、ノズル面のノズル孔からのインクを印刷対象物に精度良く着弾させることができ、印刷品質を維持することができる。
【0009】
例えば、本発明の第2の態様に係るインクカートリッジでは、第1の態様において、前記キャップ部材は、中心軸周りに回転可能なローラであり、前記退避位置から前記キャップ位置まで回転しながら移動するように構成してもよい。
【0010】
本態様によれば、キャップ部材は、退避位置からキャップ位置まで回転しながら移動するので、キャップ部材が本体部の側面及びノズル面との摩擦により弾性変形するのを抑制することができる。その結果、キャップ部材によりノズル面を精度良くキャップすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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